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シトロエンが作るプレステージサルーン!シトロエンC6の魅力とは?

シトロエンが2005年に発売したシトロエンC6。存在感を醸し出す奇抜なデザインや、シトロエンならではの技術満載の高級プレステージサルーンでした。今回は、2012年に生産を終了したシトロエンC6について、様々な面から改めてその魅力を調べてみました。

シトロエンC6ってどんなクルマ?

シトロエンC6

シトロエンC6は、シトロエンにとって約16年ぶりとなる大型車で、1989年から2000年まで発売されたXMの後継モデルです。一見5ドアハッチバックに見えますが、実際はトランクリッドを持ったセミノッチバックスタイルの4ドアサルーンです。

シトロエンC6のフロントマスクには、シトロエンのエンブレムでもある「ダブルシェブロン」をあしらい、フロントが長くリアが短いボディライン、縦長のヘッドランプ、フレームを使用していないサイドウィンドウ、凹面のリアウィンドウなど、かつてのシトロエンCXを思い出させる独特なスタイリングが特徴的です。

シトロエンC6

・全長 4,910mm
・全幅 1,860mm
・全高 1,465mm
・ホイールベース 2,900mm

それでは早速、シトロエンC6を性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!

シトロエンC6の性能は?

シトロエンC6の性能は、どのようなものだったのでしょうか?それでは見ていきましょう!

シトロエンC6

【C6 ガソリンエンジン】

V型6気筒DOHCエンジン
総排気量(cc) 2,946cc
最高出力(ps/rpm・DIN) 215/6,000
最大トルク(kgm/rpm・DIN)30,5/3,750

シトロエンC6には当初、3.0Lガソリンエンジン(V6)と2.7Lディーゼル(V6)をラインナップしていました。さらに2006年には2.2LのHDiディーゼルとマニュアルトランスミッション仕様を追加、2009年には2.7LのHDiが240馬力の出力を誇る3.0LのHDiに置き換えられましたが、日本では3.0Lガソリンエンジン(V6)のみの販売でした。

シトロエンC6

シトロエンC6のサスペンションは、前輪にダブルウィッシュボーン、後輪にマルチリンク、そしてシトロエン独自の電子制御スプリング&ダンピングシステムである「ハイドラクティブIIIプラス」を採用していました。

シトロエンC6は、安全面においても、運転席ニーエアバッグやリアサイドエアバッグなど合計9個のエアバッグ、むち打ち症防止のためのアクティブヘッドレストを採用しいていました。

また、万が一歩行者を跳ね上げた際自動的にボンネットを浮かせて衝突ショック軽減をはかるアクティブボンネットなどを装備し、その評価はユーロNCAPでは5星の36点、歩行者保護では4星の28点という評価を受けていました。

シトロエンC6

それでは、実際に所有しているシトロエンC6のユーザーレビューを見ていきましょう!

『走行性能、動力性能はそれなりだが、スムースなエンジンとATミッションの組み合わせで快適無比。また高速でも静粛なエンジンと風切り音の中での圧倒的な高速直進性は感動的ですらある。ただ、ボディ剛性は高くないし、フロントサスの脆弱性が気になる。』

『確かに発進時の低速トルクは少ないようですが、ゆったりとした気分で運転を楽しまれる方にはうってつけです。とかく高速域での乗り心地ばかりが高評価ですが、中・低速域も楽しい車です。』

シトロエンC6のユーザーは、ボディサイズに対して若干のパワー不足に不満が残るものの、トータルの走行性能と静粛性には概ね満足している方が多いようです。

シトロエンC6の乗り心地とデザインは?

では続いて、シトロエンC6の乗り心地とデザインについて見ていきましょう!

シトロエンC6

シトロエンC6のエレガントで気品のあるエクステリアデザインは、まさにシトロエンのDNAを受け継いでいるクルマですね。この角度から見ると、シトロエンCXを彷彿させます。

シトロエンC6

シトロエンC6にはその滑らかな乗り心地とロードホールディングを両立する「ハイドラクティブIIIプラス」を採用しています。

シトロエンC6

シトロエンC6のインテリアは、プレステージサルーンにふさわしい本物の質感と本当の快適性を提供しています。特にリアシートは、長いホイールベースと相まって、まさに「走るリラウンジ」を体感できます。

では続いて、シトロエンC6の乗り心地とデザインについて、ユーザーのレビューを見ていきましょう!

『何と言ってもシトロエン独特のハイドロの乗り心地。これだけ気持ち良く心地いい乗り心地はシトロエン以外出来ないと思う。ブレーキも柔らかくて良くきく。荒れた路面を高速で走ってもびくともしないボディー剛性の高さ。』

『独創的なスタイリング。ハイドラクティブⅢによる、フラットな乗り心地。6段ATとトルクの豊かなエンジン。他車を威圧しない数少ない高級車。』

『ネガティブな要素としてよく挙がっているボディの大きさも、動力性能も許容レベル。満足度は高いです。ここ数年、後席に人を乗せることが多くなり、初めてのハイドロの優しさを感じる乗り心地に結構感激しています。』

シトロエンC6の価格は?

それでは気になるシトロエンC6の価格について見ていきましょう!

シトロエンC6

シトロエンC6は、2005年から約7年間生産されましたが、総生産台数は2万台強にとどまりました。

価格は2008年当時で以下の通りです。
・エクスクルーシヴ 725万円
・エクスクルーシヴ ラウンジパッケージ  755万円

シトロエンC6の総括

シトロエンC6

シトロエンC6は、ガソリン仕様の生産中止を受けて2010年度前半にて輸入停止、日本国内にある在庫車の完売をもって販売終了となりましたが、本国ではラインアップがディーゼルのみに縮小され、C6の生産は2012年まで継続されました。

さていかがでしたか?今回はシトロエンC6を性能面を含め、様々な角度から見てきました。現在販売は終了していますが、シトロエンC6のデザインは、今でも4ドアセダンらしからぬ美しいクルマですよね。

これをきっかけに、改めて4ドアセダンについて見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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