伝統のコンパクトカー購入者が教えるスズキスイフトの評価とは?
2015/10/29
YMOTOHASHI
「4WD界のロールスロイス」と呼ばれる、レンジローバー。実際に購入、試乗した人はレンジローバーについて、どのような評価をしているのでしょうか?レンジローバーの評価を、乗り心地評価、走行評価、燃費評価などにまとめてみました。
レンジローバーの評価を見ていく前に、まず少し歴史を振り返ってみたいと思います。
初代レンジローバー(1970年~1996年)
レンジローバーの由来は、英語で「Range」が「山脈」「幅広い領域」「広い守備範囲」という意味があるため。ランドローバーという社名も由来。
1970年にインド・タタ自動車の子会社、イギリス・ランドローバーからレンジローバーが発売されました。発売直後、レンジローバーは瞬く間にイギリス国内で大反響を巻き起こし、ローバー社のトップセラーとなりました。当初は高級車という位置づけではなかったものの、貴族階級をはじめとする英国の裕福な人々から歓迎され、そのような購買層のニーズに応えるため、改良を施し、インテリアなどが高級感あふれるものに変わっていき、高級車としての地位を確立しました。
初代レンジローバー
シンプルで美しいラインで構成されていることから、工業製品として唯一ルーブル美術館に展示されている。
レンジローバーはなぜ富裕層からの評価を得ていたのでしょうか。レンジローバーの大きな特徴は、路上でも路外でも快適に走行できる点にあります。昼間は狐狩りや農場の視察で野外を走り、夜は正装して劇場へと同じ車で乗り付ける、彼らのライフスタイルに合致していました。
新型レンジローバー イヴォーク
また、日本での販売は1991年から行われています。評価を見ていく前に、現在発売されているレンジローバーヴォーグの価格を紹介します。
レンジローバー(2013年モデル)
グレード名<価格>
3.0 V6 SUPERCHARGED VOGUE <1338万円>
3.0 V6 SUPERCHARGED VOGUE LWB <1422万円>
5.0 V8 SUPERCHARGED VOGUE <1612万円>
5.0 V8 SUPERCHARGED Autobiography BLACK LWB <2609万円>
Autobiography <1801万円>
Autobiography LWB <1895万円>
それでは、レンジローバーヴォーグの評価を見ていきたいと思います。まずは走行評価について、調べてみました!
至福な空間に腰を下ろしていると、気分まで優雅になったようで、オープンロードに出てもアクセルを踏み付けようという気分にはならないのです。アクセルに軽く足を乗せているだけで機械式のスーパーチャージャーが生み出す大トルクの恩恵をうけ、スルスルと速度だけが上昇。6速ATもデッドスムースで、変速がいつ行われたかまるで気が付かない。
スーパーチャージャー仕様エンジンの搭載車に乗ってラフにアクセルを開くと、背中を押されるようなというか、蹴飛ばされるくらいに感じる猛烈な加速感だ。搭載エンジンは従来と変わらないが、ボディのアルミ化によって大幅な軽量化が図られたことが、加速の鋭さにつながっているのだろう。
ボディはジャガーの経験を生かしたオールアルミ製になって、自然吸気では約200㎏も軽くなったうえに、ATは6速から8速になっているから、375ps/52㎏mでも不満なし。510ps/63.8㎏mのスーパーチャージドは、アクセルを踏み込めば文字どおり突進する。
その加速感はとにかく滑らか。アクセルをゆっくり踏み込むと、さざ波のようなエンジンサウンドと共に、ふわぁーと穏やかに加速。あるいはガツンと踏み込めば、シュワン!と瞬時に数段まとめてシフトダウンし、加速感こそ大してないが、スピードメーターの針は尋常じゃない勢いで伸びてゆく。パワーウエイトレシオはスーパーチャージドで4.94kg/psだから、さもありなん。怒涛のように、ではなく、さりげなく速い。 ちなみに新型の0-100km加速は、5.0リッターV8自然吸気で6.8秒。また、このスーパーチャージドでは5.4秒を誇る。車重2520kgのクルマとしては空恐ろしいほど速い。
レンジローバーの走行評価は、とにかく加速性能が素晴らしいという評価でした。また、レンジローバーはオフロードの走行性能もあるので、雪道でも草地でも岩場でも、どこでも走ることが出来ます。
続いて、レンジローバーの燃費評価を見ていきたいと思います。
今回は約200kmを試乗。参考までに試乗燃費は、一般道から高速道路、ワインディングまで、いつものパターンで走った区間(約90km)が6.0km/L。また、一般道を大人しく走った区間(約30km)が6.5km/L。また、参考までに高速道路を80~110km/hで走った区間(約40km)は、10.0km/Lだった。 なお、JC08モード燃費は、自然吸気モデルで5.8km/L、スーパーチャージドで5.3km/Lだから、今回の試乗燃費は初めてモード燃費を上回る、という結果になった。もちろん、街中のストップ&ゴーだけでは5km/Lを割ってしまうが。
レンジローバーの燃費性能はあまり良くありませんが、そこまで気にしないという評価が多くみられました。
続いて、レンジローバーの乗り心地についての評価をまとめてみました。インテリアの評価も合わせて紹介します。
運転席に乗り込むと、自然素材など厳選された素材を採用することでラグジュアリーなインテリア空間が作られている。高めの着座位置と低いベルトラインによって開けた視界が確保されることや、見やすく分かりやすい配置で操作性に優れたスイッチ類なども従来のモデルから継承されているものだ。本格派のオフロード4WDなので床面が高くて乗降性はあまり良くないのだが、車高調整機能が付いているので、乗降時にこれを利用すれば小柄な女性でも容易に乗り降りができる。
レンジローバーのインテリア
インパネはすっきりした印象。モニターに映される、4台のカメラとタッチスクリーンを装備したサラウンドカメラシステムが駐車時などに便利。
車内に一歩足を踏み入れると、英国車の「お家芸」である革とウッドの世界が広がります。心地よい本革の香りが、精神的にもリラックスを促してくれるようです。
センターコンソールは、まるで近代建築のような凝った造型。段階状に設けられた各種スイッチは、当然のことながら全て電子ロジックですが、ナビのモニターや空調スイッチなど、不思議とクラシカルなイメージを崩しておらずまさにクラシカルモダン。アナログ時計をあえて採用したことも憎い演出です。至福の空間…。私は、しばらくこの空間に浸っていました。3代目最終モデルでは、物理的な計器がない、グラスコクピットなどを採用しました。
レンジローバーの前席
フロントシートは20ウェイ電動式。オプションでマッサージ機能も備える。
どちらもレンジローバーらしく“極上のしなやかさ”なのだが、スーパーチャージドはフラット感、自然吸気はフンワリ感が強い。電動アシストになったステアリングは以前ほど繊細ではなくなって、良く言えば万人向けの感触。乗り心地で想像できるとおり、しっとりロールしながらコーナーに入る自然吸気に対して、スーパーチャージドは背の高さを感じさせないハンドリングが印象的だ。つまりインポーターが望むセダンからの乗り換えならスーパーチャージド、初代以来のあの乗り味が好きな僕などは自然吸気という棲み分けができていた。
レンジローバーの後部座席
広くてゆったりした後部座席。3分割でたたむこともできる。
後席は身長170cmの僕ならヒザが組めるほど広いだけでなく、座面の高さや背もたれの傾きなどすべてが絶妙で、くつろげます。乗り降りに支障がない方なら、運転手付きのショファードリブンも良さそうに思えました。伝統どおり上下2分割のテールゲートが電動になったことも特徴です。
レンジローバー オートバイオグラフィーブラック
レンジローバー最上級モデルの、オートバイオグラフィーブラックの後席。マッサージ機能や電動リクライニング機能、クーラーボックス付。至れり尽くせり。
このように乗り心地評価は、とても高評価でした。王室やセレブが乗っている車というだけあって、車内は高級感のあるインテリアに、シートも上質で乗り心地が良いようです。大きい車ですが、取り回しも良く、後方視界もカメラやセンサーがあるため、安心して運転できます。
最後に全体を通してレンジローバーの評価をまとめてみたいと思います。
レンジローバーは、全体的にとても高評価な車でした。高級車なので、価格は簡単には手が付けられない値段ですが、その分性能や内装の豪華さが素晴らしい車だと思います。唯一の悪い評価といえば、燃費の悪さかもしれませんが、それも購入する方にとっては小さなことでほとんど気にならないようでした。
レンジローバーの評価を、燃費評価、走行評価、乗り心地評価でまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
レンジローバーは、エリザベス女王やウィリアム王子、さらにアンジェリーナジョリーやパリス・ヒルトンなど、王室や名だたるセレブ御用達の車です。このような車に一度は乗ってみたいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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