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最後のマークII!トヨタ マークIIブリットに試乗して分かったこと

マークIIブリットは、『マークⅡ』という名前では最後だったステーションワゴン。Lクラス・ワゴンで、ニッサン・ステージアやアコードワゴンなどに対抗するべく投入されたマークIIブリット。試乗しなければ分からないマークIIブリットの評価を集めてみました。

スポーティーワゴン!マークIIブリットについて

試乗の評価に入るまえに、マークII最後のステーションワゴンであるマークIIブリットとは、どんな車なのかをご紹介します。

マークIIブリット

2002年~2007年まで製造・生産された。
ワゴンならではの収納性とスポーティーな走行性を併せ持った高級ステーションワゴン。

全車4輪ダブルウイッシュボーンサスに、リアはセルフレベリングショックアブソーバーを備える。車高姿勢の変化を抑制することにより、優れた操縦性・走行安定性を確保するとともに、車高低下によるストローク減少を抑制し、快適な乗り心地を実現する。ラゲッジスペースは、座面を引き上げて背もたれを倒すダブルフォールディング式リアシート、その後方に折りたたみや車外に持ち出しも可能なラゲッジユーティリティボックスやスライド式トノカバー内蔵トノボード、それらの収納も可能な床下アンダートレイ、電源ソケット等を標準装備する。

出典:http://www.goo-net.com

◆ 当時のグレード別価格 ◆

● 2.0iR 1988cc 5ドア 4AT FR 2,541,000円
● 2.0iR Four 1988cc 5ドア 4AT フルタイム4WD 2,856,000円
● 2.5iR-S 2491cc 5ドア 5AT FR 3,129,000円
● 2.5iR-S Four 2491cc 5ドア 4AT フルタイム4WD 3,412,500円

マークIIブリットの燃費

カタログ情報では、10・15モード燃費9.2~11.4km/Lということです。

実燃費は、平均8.24 km/Lとなっています。

マークIIブリットの現在の中古車価格

価格帯は1000円~149.8万円で平均価格34.9万円となっています。

マークIIブリットに試乗した人の走行評価

マークIIブリットのご紹介をしたところで、本題のマークIIブリットに実際に試乗した人の評価を見ていきたいと思います。
まずは、走行性に対する試乗評価を集めました。

マークIIブリット

 高級ワゴンとしての乗り心地と動力性能がうまくバランスしているのは、2.5リッターのFRモデル。最速の2.5リッターターボを搭載する“iR-V”は、豪快で暴力的な加速感がとにかく印象的だ。また、降雪地にお住まいのユーザーにとって、おそらく気になるであろう4WDモデルについては、2.0リッターも2.5も、FR車との車重差以上に重ったるさを感じさせるあたり、もう少し洗練度を増して欲しい気がする。

出典:https://www.carview.co.jp

この試乗評価を見ると、マークIIブリットはグレードによって違った走行性になっているようですね。

マークIIブリット

ミッションは4速AT。ゲート式のシフトパターンになる。D レンジでの加速性能は0→100km/hを6秒台で走りきった。6700rpmまで回ってシフトアップするスポーティチューンだ。ここまで回わすと1速で 70km/h、2速で140km/hに達してしまう。ターボトルクは低回転から強力だが、とくに3000rpmを超えると軽快になる。ワゴンであることを忘れてしまいそうなぐらいに、走りを楽しめる。

出典:http://autoc-one.jp

マークIIブリット2.5Lターボの試乗では、ワゴンとは思えないスポーティーな走りであることが実証されています。

ステアリングフィールに富んでいることが、このモデルの魅力的なところだ。とても素直な感触であり、思わず山道に向かう気にさせる。軽い2リッターエンジンのおかげに違いない。乗り心地もたいへんよい。無粋な振動や、突起を乗り越えたときの下からの突き上げはほとんどなく、しかもフラットだ。開発エンジニアによれば、2リッターの2WDモデルがブリットのなかでは一番ハンドリングがいいということだが、この4WD仕様もなかなかの実力派である。

出典:http://www.webcg.net

マークIIブリット2リッター4WDの試乗では、ハンドリングと乗り心地の良さが評価それているようです。

派手なクロームメッキホイールに組んだフロント215/45ZR、リア225/45ZRというサイズのタイアを履きこなせていないようで、乗り心地は硬く突き上げが気になる。これだけのタイアを履けば当てずっぽうに(?)走ってもそれなりに速いが、ステアリングフィールは不自然で繊細なコントロールとは無縁。「ちょっとアンチャン向け過ぎないか?」というのが、正直な感想である。

出典:http://www.webcg.net

マークIIブリット2.5リッターターボの試乗では、先ほどの評価とは違って、荒々しいイメージの評価になっているようです。
グレードによって、違った走りだというのはホントのようですね。

その他の走行性に対する試乗評価は、

「2リッターはパワー不足。V6の2リッターのほうが、スペックがほぼ同様であってもパワー感がある。 アクセルを底まで踏んでも、加速は遅い。 4速オートマであり、フル加速時のショックが大きい。 」
「長時間ドライブしていると、少しアンダーステアを感じた。」

という意見がありました。

マークIIブリットに試乗した人の内装評価

次に、マークIIブリットのインテリアについて、試乗した人の評価を見ていきたいと思います。
スポーティな走りのマークIIブリットですが、内装の方はどうなっているのでしょうか。
気になるマークIIブリットの内装について、実際に試乗した人の声を集めてみました。

マークIIブリット

インテリアの質感は値段相応といったところでしょうか
コストダウン先行でチープな作りが多い現代の車に比べると、古くてもまじめに作ってある感じがします

出典:http://carchange.blog136.fc2.com

この試乗をした人は、地味な内装だけどトヨタらしい堅実な作りに好感を持たれているようです。

マークIIブリット

電動調整機構付きのドライバーズシートはサイズ大きめ。横方向のスペースも充分にあり、小物入れなども完備。さすがにこのあたりは抜かりない。色調のせいで開放感がないことが残念だ。

出典:http://www.webcg.net

マークIIブリット2.5リッターターボの試乗では、トヨタならではの作りの良さを評価されていてるようですが、こちらもトヨタならではの、スポーティグレードではシートもダッシュボードも黒一色といった仕様には少し不満があるようです。

リアシートの畳み方は、クッションを起こさずにシートバックだけを前に倒すタイプなので、床が完全にフラットにならないことが第一の不満。またタイヤハウスの張り出しが思いのほか大きく、床面積を狭めている点も残念だ。さらに床から天井までの高さがそれほどないこともマイナス要素である。最近のステーションワゴンはボディスタイル優先により荷室がそれほど広くないのが流行りのようだが、道具としてとことん使いたい人にはブリットはあまり薦められない。

出典:http://www.webcg.net

マークIIブリット2リッター4WDに試乗された人は、荷室の狭さをマイナス点としています。
荷物を積むことを目的とした人向けではないようですね。

日本でワゴンを使う場合、絶対容量よりもむしろ使い勝手の良し悪しの方が気になるもの。となると、ブリットのラゲッジスペースはかなりの高得点。スライド式のトノボードや折り畳み式のユーティリティBOXなど、“使えるアイディア”が満載されている。

出典:http://www.webcg.net

こちらの試乗では、先ほどの評価とは違って、荷室の広さより使い勝手の良さを評価しています。

その他の内装についての試乗評価では

「インテリアの質感がよく、乗る楽しみを味わえる車だと思います。」
「荷室スペースが広く、いろいろな用途で使用できる便利なクルマです。」
「内装の落ち着きが気に入りました。インパネ周りの使い勝手もよく考えられていると思います。」

といった試乗評価がありました。

マークIIブリットに試乗した人の総合評価

マークIIブリットの走行性や内装について、実際に試乗した人の意見をみてきましたが、最後にマークIIブリットは総合的に見ると、どう評価されているのでしょうか。
マークIIブリットに試乗した人の総合評価を集めてみました。

マークIIブリット

ライバルであるステージアとの関係をまとめると、走りの洗練度とラゲッジルームの広さでいけばステージア、派手なデザインとターボパワーによる刺激的な走りを味わいたければマークIIブリットとなろう。そう考えると、ニッサンとトヨタが本来持っている味や特徴が、まったく逆転してしまっているから面白い。

出典:https://www.carview.co.jp

こちらの試乗では、日産ステージアとマークIIブリットを比較していますが、マークIIブリットは空間よりも走りに力を入れた車だと言えるでしょうか。

完全独立型の4灯ヘッドライトや洋風の縦型テールランプなど、独特の要素が一つに集約されています。外装はどことなく和風な雰囲気。リアエアコンダグトやバックドアイージークローザーなど快適装備も満載。高級車にしては少し硬めの足回りもスポーツドライブを楽しむ上では最高でした。1~5速まで任意で変更できるのも◎  レブリミッター当たっても勝手に変速されたりはしません。また排気音もドスが効いてて超かっこいい!ラグジュアリーにもスポーティにもどっちにも付かずなのもこの車の魅力だと思います。  燃費は年式とサイズとカタログ値から考えれば結構良いと思います。小回りもサイズの割には悪くはないし、エアコンも超効きますよ♪

出典:http://www.carsensor.net

この試乗をした人は、デザイン・走り共に高評価で、中古車としてはトータルでオススメの車のようです。

私的にはエクステリアがグッドですね。 新車販売してた当時はマーク2の名がついた車にしてはかなり冒険した(個性的でアクが強い)フロントマスクのせいか売れなかったらしいです。 しかしそのおかげか、10年落ちの車にまるっきり見えない! そして他とかぶらない! おしゃれな人は一番狙い目な中古車の一つだと私は思います。 それだけでも満足なのに、エンジンがまさかの1JZ-GTE! 普段とばすことは少ないが、直6サウンドと潜在的なパワーがあることはとても所有欲を満たしてくれます!

出典:http://www.carsensor.net

この試乗評価では、個性的な外観は年代を感じさせず、他の人とは違う個性のある車を探している人にオススメのようです。

マークIIブリットの試乗評価まとめ

その他の試乗評価としては、

「デザインも個性的で、比較的若者向けの外観だと思います。」
「若者を狙ったデザインぽいが・・・それでもオヤジ臭いインテリアに、センスが感じられない」
「全体的に安定した性能を備えており、落ち着いた大人の車といった印象です。」

デザインについては賛否両論で、個性的で若い人向けという意見や、落ち着いた大人向けのワゴンといった意見に分かれています。

これまで、マークIIブリットに試乗した人ならではの、実際に乗った人にしか分からない評価をみてきましたが、いかがでしたか?
実際に試乗した人ならではの貴重な評価は、中古車を購入する上で大変参考になると思います。
個性的なデザインのマークIIブリットは、現在の中古車相場ではかなりのお手頃価格となっているので、マークIIブリットの購入を検討している人は、この試乗評価をご参考にしていただければと思います。

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