ファンの方必見!日産ラルゴの価格はライバル車と比べてどうなのか?
2015/09/29
takeitokiyoto
トヨタ自動車の世界戦略車「レクサス」が、世界限定で世に送り出した究極のスーパースポーツがlfaです。限られた人しか乗ることができず、生産された台数はたったの500台!その価格にも驚かされました。今回は、lfaと、その中古車価格についても調査しました!
トヨタ自動車が世界で展開する、ワールドプレミアム戦略ブランドが「LEXUS(レクサス)」です。ライバルは当然、世界的プレミアムカーである、メルセデスベンツ、BMW、アウディなどになります。
当初はセダンからスタート!!
アメリカなど、海外では1989年から、日本は2005年からブランド展開が開始されています。
ブランド展開当初は、世界のプレミアムカーの王道である、「セダン」からシリーズをスタートさせています。この当時、スポーツカーと呼べる車種は、日本名ソアラをベースにした、「SC(スポーツクーペ)」のみとなっていました。
プレミアムブランド強化のために発表されたのが「lfa」!
そこで、レクサスは、2010年に世界限定500台の「lfa」というスーパースポーツを発表しました。
lfaの発表は、世界的名車、「トヨタ2000GT」の再来を思わせる衝撃でした。
つまり、このときトヨタは、2000GTに勝るとも劣らない、世界的な究極のスーパースポーツの開発を決心したといえます。
レクサスラインアップのスポーツバージョンには「F」の称号がおごられます!!
「F」は、「フォーミュラ(規格・公式)」、トヨタのレース本拠地である「富士スピードウェイ」の「F」、「Fast(高速)」の「F」など、さまざまな理由が考えられますが、lfaのコンセプトカーであった、「LF-A」は、「Lexus Future Advance(レクサスの将来的アドバンテージ)」の頭文字から取られています。
LF-Aロードスター(2007年)
そして、量産タイプは、コンセプトカーである「LF-A」のハイフンを抜き、「lfa」と命名されました。
新車価格は国産では驚異の3,750万円!!
レクサスが全身全霊を込めて開発した、究極のスーパースポーツ、lfaは、新車価格で、国産最高の3,750万円となりました。
海外のスーパースポーツより高価な、国産最高峰レクサスlfaですが、そのパワートレインはどのようになっているのでしょうか?
lfaの心臓部であるエンジンは、ヤマハ発動機が専用開発した4.8L V形10気筒の「1LR-GUE」という型のエンジンが採用されました。
エンジン配置は、フロントミッドシップ型!
そして、そのエンジンを積む場所は、「フロントミッドシップ」型となりました。
ちなみに、”ミッドシップ”とは、クルマの前輪と後輪の間(ミッド)にエンジンを載せる(シップ)ことで、lfaのような「フロントミッドシップ」とは、前輪寄りへエンジンを載せることを意味しています。
この、”フロントミッドシップ”のエンジン配置により、高い運動性能と高い操縦安定性を手に入れています。
重量配分を研究し尽くしたパーツ配置!
lfaのラジエターは、リアタイヤ後方に配置されています。
また、オイルクーラーも右後輪の前側に配置されています。これにFRドライブ(フロント側にエンジンを積み、後輪で駆動すること)と組み合わせ、リアミッドシップ車(アウディR8など)に匹敵する重心の低さを実現しています。高速域での安定性が確保されるわけです。
lfaの屋台骨である、シャーシは、カーボン製モノコックボディとなります。
カーボン(炭素)により軽量化を、モノコックにより、捻じれや歪みに強くなっています。モノとは「ひとつの」という意味で、クルマのフレームとボディ全体が「ひとつに」なり、強度を保つものなんです。対して、「フレームシャーシ」とは、クルマに受ける力を、文字通り「フレーム」構造をした骨格で受け、ボディでは力を受けません。
ちなみに、現在販売されている国産車のほぼすべてが「モノコック」シャーシになっています。
この強靭なモノコックシャーシは、愛知県豊田市にある、トヨタ自動車元町工場の「lfa工房」という部署で製作されています。
lfaの装備も最先端で満たされている!?
2010年当時に世界最高のスーパースポーツを目指して開発されたlfaは、その先進装備も特筆ものです。
路面をつかむタイヤは、ブリヂストン POTENZA S001が採用されており、これを支えるアルミホイールには、BBS製20インチ鍛造アルミホイールが装着されました。
ちなみに、タイヤサイズは、フロント: 265/35ZR20(95Y)、リア: 305/30ZR20(99Y)となっています。
lfaは、空力特性も研究し尽くされています。リアウィングは、車速に応じて自動制御される「アクティブリアウィング」が装着されています。
lfaアクティブリアウィングの稼働!
動画のように、アクティブリアウィングは、車速に応じて自動で稼働および格納されます。
lfaのコックピット中央には、液晶メータが配置され、スピードメータ、タコメータ、ギア表示などが統合表示されます。
オーディオには、マークレビンソン製12スピーカープレミアムサウンドシステムが採用されています。
全世界でたったの500台という、限定販売のlfaですが、実は、その種類は3タイプあるんですね。
これが、いわゆる500台のうちの大部分を占めた「標準車」です。
エンジンパワーは、最高出力:412kW (560PS) /8,700rpm、最大トルク:470N·m (48.9kgf·m) /6,800rpmです。
スペシャルエディションとは、2012年から追加でラインアップに加わった、純粋なサーキットマシンです。
装備も、フロントスポイラーの大型化、パワーは標準車の10psアップの419kW (570PS) /8,700rpm、最大トルクは変わらず。また、リアウィングは格納式ではなく、固定式となります。そして新車価格は、標準車の700万円高の4450万円(消費税込)となりました。
世界限定500台のなんと10分の1、たったの50台のみ販売されたlfaが、ニュルブルクリンクパッケージです。
これは、lfaをベースに、本格的なサーキット走行が可能なように、各パーツを見直したバージョンとなります。「ニュルブルクリンク」とは、ドイツのサーキット名です。
新車価格は、上のスペシャルエディションと同じ、4450万円(消費税込)となります。また、驚くなかれ、この「ニュルブルクリンクパッケージ」は、lfaの標準車を購入した人のみが購入できるという、恐ろしい条件があるんですね。2台併せてなんと8000万円強!!
ちなみに、この「ニュルブルクリンクパッケージ」は、実は「スペシャルエディション」と同じもので、欧州での呼び名なんですね。
【レクサスlfa 主要諸元】
・全高×全幅×全高:4,505×1,895×1,220(mm)
・最大出力:412kW (560PS) /8,700rpm
・最大トルク:470N·m (48.9kgf·m) /6,800rpm
・最高速度:325km/h 0→100km/h加速:3.7秒
この世界にたったの500台しかない、レクサスlfaの中古車は存在するのでしょうか?また、あった場合の価格はどれくらいでしょうか?
ほとんどが「応談」と表示
カーセンサーでは6台のlfaが見つかりましたが、そのうち4台は「応談」となっていました。
ちなみに、画像のlfaは、KSPエンジニアリングさんで販売されている標準車で、ホワイトインテリア仕様、価格は6,300万円となっています。走行距離は7,000kmです。
こちらは5,080万円!!
こちらは、走行距離8,000kmの標準車で、価格は5,080万円となっています(三宅商会さんで販売)。
ちなみに、GOOでは1台が見つかりましたが、価格は「応談」となっていました。さすがに世界のプレミアムカーのため、文字通り、中古車価格にもプレミアが付いてしまっているようですね。
では、海外での中古車価格はどれくらいでしょうか?日本より価格は高いのでしょうか?
アメリカのカリフォルニア州では$389,995
カリフォルニア州の販売店では、走行距離2,306マイル(3,277km)の中古車が$389,995(39,481,924円)の価格で販売されています。
米国内の中古車価格は、おおよそ39万~41万$程度で、日本円では39,510,120円~41,534,230円程度と言えそうです。
UK(英国)で見つけた「ニュルブルクリンクパッケージ」!!
UK(英国)の販売店で「ニュルブルクリンクパッケージ」が販売されています。
走行距離は6,300マイル(10,008 km)で、価格は$700,000(71,002,400円)です!!
レクサスが世界に誇るスーパースポーツ、lfaを大特集しました。いかがでしたでしょうか?今回はボリュームが大きくなってしまいましたことをお詫び申し上げます。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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