ブリオ!ホンダのアジア新興国向け小型乗用車。その性能や価格は?
2015/11/12
tace
1969年の誕生以来、日本を代表する国産スポーツカーとしてその座に君臨するフェアレディZ。現在ラインナップされているフェアレディZ Z34型の新車価格と、Z34型とZ33型の中古車価格がどれくらいなのかをご紹介していきます。
フェアレディZは、1969年に日産自動車から国産の本格スポーツカーとして誕生しました。
低価格でありながらも外国のスポーツカーに負けない性能と実力、人々を魅了するそのスタイリングから、北米において大人気となります。
1970年式フェアレディZ S30型
この北米での大人気により、日本国内でもフェアレディZはスポーツカーとしての地位を確立し、その後の日本のスポーツカー界に大きな影響を与えていくことになります。
現行モデルとして製造販売されているフェアレディZ Z34型は、2008年12月のフルモデルチェンジにより登場しました。
Z34型は先代のZ33型と比較すると、全長をショート化することでホイールベースもショート化されましたが、前幅はZ33型よりワイドになりました。
これにより、さらに高い高速安定性と高いコーナリング性能を手に入れ、3.7Lという大排気量と336馬力のパワーを与えれ、さらなるスポーツカーとしての進化を遂げます。
フェアレディZ Z34前期型
全長:4250mm 前幅:1845mm
全高:1315mm
エンジン:VQ37VHR(3.7L)
336馬力
ミッションは6速MT(マニュアル)と7速AT(オートマチック)が設定されますが、ATはマニュアルモードが搭載されたことにより、パドルシフトも備えられました。
2012年7月にはマイナーチェンジが行われ、Z34型は後期型となりますが、基本構造における変更はありませんでした。
後期型のエクステリアにおける変更点としては、フロントのバンパー形状とフロントバンパーに縦型のデイライトが設置されたことで、迫力度が大きく増します。
フェアレディZ Z34後期型
全長:4260mm 前幅:1845mm
全高:1315mm
エンジン:VQ37VHR(3.7L)
336馬力
性能上の大きな違いとしては、MT車に自動でエンジン回転数を合わせることを可能としたシンクロレブコントロールが搭載されました。
Z34型では「ニスモ(nisumo)」が手掛けたコンプリートモデルのニスモバージョンが存在します。
2009年6月に、Z34型の最初のニスモバージョンが登場します。専用のエアロパーツを身にまとい、専用のシートやメーターパネル、アルミホイールなどが搭載されました。
フェアレディZ Z34型ニスモバージョン
全長:4405mm 前幅:1870mm
全高:1315mm
エンジン:VQ37VHR(3.7L)
355馬力
このZ34型ニスモは、ニスモによる専用のチューニングによりパワーは355馬力まで引き上げられ、サスペンションの強化などによりスポーティに作り上げられました。
しかし、2014年7月になるとZ34型ニスモはさらにバージョンアップし、独特のスタイリングとなって登場します。
フェアレディZ Z34型ニスモ現行モデル
全長:4330mm 前幅:1870mm
全高:1315mm
エンジン:VQ37VHR(3.7L)
355馬力
このZ34型ニスモ現行モデルは、フロント、サイド、リヤのエアロパーツの形状が全く別物になり、今までとは全く違うコンプリートカーとして、注目を集めることとなります。
またエンジンスペックは前Z34型ニスモと同じでありながら、サスペンションの強化等により、さらにスポーツ性能を向上させました。
2008年12月にZ34型が登場してから約1年後の2009年10月に、フルオープンモデルとしてロードスターが日本国内にも投入されます。
フェアレディZ Z34前期型ロードスター
全長:4250mm 前幅:1845mm
全高:1325mm
エンジン:VQ37VHR(3.7L)
336馬力
フェアレディZ Z34後期型ロードスター
全長:4260mm 前幅:1845mm
全高:1325mm
エンジン:VQ37VHR(3.7L)
336馬力
2012年7月にマイナーチェンジが実施されますが、変更内容についてはZ34型と同じでバンパー形状、デイライト、シンクロレブコントロールとなります。
しかし、このロードスターは、2014年9月に製造販売の終了が決定され、フェアレディZのラインナップから姿を消してしまいます。
現行モデルとして新車販売されているフェアレディZ Z34型。このZ34型の新車販売価格について各グレードごとにご紹介していきます。
フェアレディZ Z34型 バージョンST価格
6速MT 4,99,6080円
7速AT 5,104,080円
フェアレディZ Z34型 バージョンS価格
6速MT 4,652,640円
フェアレディZ Z34型 バージョンT価格
6MT 3,831,840円
7AT 3,909,600円
フェアレディZ Z34型の最低価格はバージョンTの383万1840円となっており、最高グレードとなるバージョンSTの価格は501万4080円となり、なかなかの高級スポーツカーとなっています。
フェアレディZ Z34型ニスモ 価格
6MT 6,185,160円
7AT 6,293,160円
ニスモバージョンはニスモが手がけたコンプリートカーということもあり、さらに高額で600万円以上になりますが、それだけの価値を備えたスーパースポーツカーになっています。
フルオープンとなるロードスターについては、前述の通り2014年9月に製造販売が終了したため、現在は新車での購入はできなくなってしまいました。
国産高級スポーツカーであるフェアレディZ Z34型。新車価格だと高額になってしまいますが、中古車価格はいくらくらいなのでしょう?
2016年10月現在、Z34型の中古車価格についてご紹介していきます。
フェアレディZ Z34前期型 ベースグレード中古車価格
年式:2011年
走行距離:2万4千キロ
ミッション:7速AT
車検:車検整備付
車輌価格:約250万円
フェアレディZ Z34前期型 バージョンS
年式:2008年式
走行距離:2万6千キロ
ミッション:6速MT
車検:2017年12月
車輌価格:約260万円
Z34前期型の中古車価格は、約160万円~300万円となっているようですが、160万円くらいだと過走行車が多いようで、走行距離が10万キロ~15万キロになってしまいます。
また、ミッションによる価格差もあるようで、7速ATよりも6速MTの方が若干割高になるようですが、ボディ剛性が高いため、程度の良いものは多いようです。
フェアレディZ Z34後期型 バージョンST
年式:2012年式
走行距離:3万4千キロ
ミッション:6速MT
車検:2017年7月
車輌価格:約320万円
同じZ34型でも後期型になると、まだまだ高年式という事もあり、中古車価格も300万円を超えてしまうようで、2015年モデルだと400万円以上になってしまうものもあるようです。
Z34型ニスモの場合はまだまだ高値で、前期型ニスモで約320万円、現行ニスモとなると450万円以上もするようです。
フェアレディZ Z34型ニスモ
年式:2016年式
走行距離:7千キロ
ミッション:6速MT
車検:2019年4月
車輌価格:約550万円
Z34型のロードスターは中古車相場でもクーペ型より若干割高で、前期型でも約250万円となり、後期型になるとほとんど流通していないのが現状のようです。
フェアレディZ Z34前期型ロードスター
年式:2011年式
走行距離:6万2千キロ
ミッション:7速AT
車検:車検整備付
車輌価格:約250万円
まだまだ高値となっているZ34型ですが、前期型であれば安価でも程度のいいものが多数あるようですので、スポーツカーの購入を検討している方であれば、選択肢に入れてみてはいかがでしょう?
フェアレディZ Z32型の終焉から2年後の2002年。フェアレディZはZ33型として復活を果たします。
Z33型は3.5LのVQ35DEエンジンを搭載し、NA(自然吸気)エンジンでありながら、280馬力を発揮する大排気量のハイパワースポーツカーとして登場しました。
フェアレディZ Z33型
このZ33型は、それまでの高級スポーツカーのイメージを崩さずにしながらも、他車との共通パーツを用いることで、前期型ベースグレードの新車価格を300万円丁度に設定することができました。
その後、2007年7月のマイナーチェンジによりエンジンがVQ35HRに変更されるとパワーが313馬力まで引き上げられ、2008年にはヘッドライトやテールランプが変更された最終型が登場します。
Z33型ではフルオープンとなるロードスターが、2003年10月から日本国内において販売が開始されました。
フェアレディZ Z33型ロードスター
フェアレディZ Z33型のロードスターは、低迷してしまう日本国内のスポーツカー界の中に、大きなインパクトを残すこととなります。
このZ33型ロードスターは、Z34型ロードスターが登場する2009年10月まで製造販売され、Z33クーペよりも1ヵ月遅れて販売終了を迎えました。
Z33型にもニスモバージョンが存在しましたが、Z33ではニスモ380RSというコンプリートカーというよりもレース参戦のためのホモロゲーションモデルが販売されていました。
フェアレデZ Z33型ニスモType380-Competition
フェアレデZ Z33型ニスモ「Type380-Competition」の価格はなんと2625万円と、想像を絶する価格となっていました。
そんなZ33型ニスモ380RSCompetitionでしたが、その公道仕様という事で、Z33型ニスモ380RSも販売されていました。
フェアレディZ Z33型ニスモ380RS
Z33型の場合は、エクステリアはZ33型ニスモ380RSと同じでありながら総排気量を3.5LのままとしたZ33型ニスモも存在しました。
フェアレディZ Z33型はそれなりに新車販売台数もあり、中古車も数多く存在しています。
Z33型の中古車は若干5速ATの方が多いようですが、6速MTも多数あるようです。また、ボディカラーも豊富で、自分好みの一台が見つけられそうなのもポイントとなります。
フェアレディZ Z33型 バージョンS
年式:2002年式
走行距離:5万9千キロ
ミッション:6速MT
車検:2017年9月
車輌価格:約120万円
フェアレディZ Z33型バージョンST
年式:2006年式
走行距離:6万9千キロ
ミッション:6速MT
車検:2018年1月
車輌価格:約160万円
フェアレディZ Z33型の中古車価格は前期型だと45万円くらいから存在しますが、高年式になると250万円以上します。Z33型ニスモ380RSとなると、300万円以上となるものもあるようです。
フェアレディZ Z33型ニスモ
年式:2007年式
走行距離:4万8千キロ
ミッション:6速MT
車検:車検整備付
車輌価格:約250万円
Z33型のロードスターもクーペモデルは約50万円からとなっていますが、最終もでるだと250万円以上と、まだまだ高額なのが現状ですので、100万円~120万円くらいのものがおすすめです。
フェアレディZ Z33前期型ロードスター
年式:2003年式
走行距離:4万3千キロ
ミッション:5速AT
車検:2017年3月
車輌価格:約110万円
Z33型は高いスポーツ性能を持ち、何よりデビューから10年以上経過しても色褪せることのないスタイリングと、魅力満載のスポーツカーになっています。
Z33型の中古車場合は、100万円前後でも程度の良いものが多く存在しますので、これからスポーツカーを始めたいと思う方にもおすすめできるスポーツカーです。
現在、国内最高クラスのスポーツカー「フェアレディZ」。新車価格だとそれなりの価格となりますが、中古車であれば価格もずいぶんと落ち着いています。これからスポーツカーを購入する方、手軽にスポーツカーを楽しみたい方へおすすめの一台となっていますのでフェアレディZに乗る楽しさと優越感を多くの方に味わっていただきたいと思います。
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