ホンダの上質な低重心ミニバン！オデッセイ アブソルートの中古情報

中古車をいろいろ見ていく前に、まずはオデッセイについてご説明させていただきます。
1994年に登場したオデッセイは、当時業績を悪化していたホンダの救世主とも言えるほど、瞬く間に人気車種となり、当時におけるミニバンブームの火付け役となりました。

低重心フォルムを強調したデザインによって、日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞、そしてRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、ホンダの人気看板車種ともいえる存在にまで成長したオデッセイ。2代目のマイナーチェンジをした2001年に、ローダウンサスペンションや17インチアルミホイールなどを採用し、より上質で走行性能を高めたスポーティーモデルとして誕生したのが、アブソルート（Absolute）なのです。

2003年に登場した3代目オデッセイでは、低重心化・低全高・低床化の3拍子が揃い、立体駐車場への入庫を可能のパッケージながらも、乗用車同様の走行安定性や7人がゆとりをもって乗車できる十分なスペースと積載能力を持ち合わせていました。同様にアブソルートにも、足回りの強化やオデッセイ初となる18インチアルミホイールの採用を始め、VTECエンジンのパワーアップ仕様を搭載するなど、スポーティーなパッケージとなりました。

では続いて、中古車の中で最も新しい型のオデッセイ アブソルートを詳しく見ていきましょう。
上質な室内と高い走行性能を両立した上級ミニバンを目指し、5代目となるオデッセイではプラットフォームとパワートレインを刷新し、クルマの性能のすべてを進化させました。
1695mmという全高でありながらも、燃料タンクぎりぎりにまで床を低くした構造を採用するだけでなく、3列目シートの床までも平坦なデザインにする事で、先代以上の広々とした室内が出来ました。低床化に伴って、オデッセイ歴代初のスライドドアを採用したのも特徴です。

特に注目すべきは内装の造りが格段に良くなった点です。
包み込むようなサポート性もあってサイズに余裕があるフロントシートは、車内の移動性に優れたセパレートタイプを採用しています。
前述した低床設計により、2列目シートだけでなく、3列目までも窮屈さを感じさせることのない快適性を実現しています。荷室の使い勝手も、3列シートを床下収納した2列シート時にはスッキリと広い荷室になり、収納の良さをも兼ね備えています。

新型オデッセイのエンジンは全車が直列4気筒の2.4リッターになっており、上級のアブソルートは直噴式を採用することで、190ps / 24.2kg-mというスペックでJC08モード燃費14km/Lを実現しています。
無段変速のCVTも重くなった車両重量に対しても負けておらず、実用回転域の駆動力が十分に確保されて扱いやすくなっており、直噴式のアブソルートでは高回転域における速度上昇の仕方が通常グレードとは異なっている為、スポーティーな吹き上がりも味わえます。

低重心を生かし、走行安定性と乗り心地に定評のあるオデッセイ。先代オデッセイに比べ全高が高くなったにもかかわらず、背の高いミニバン独特の鈍さはなく、足回りが硬めとも言えるアブソルートでも俊敏でやわらかい走りを実現しています。同乗者が唐突に振られることがないため、クルマ酔いを防ぐ効果も非常に高いです。また、あんしんパッケージと呼ばれる安全装備も備わっており、赤外線レーザーを使った低速域の衝突回避支援機能やブラインドスポットインフォメーション、さらには高い速度域までカバーできる衝突回避の支援機能など充実しています。

ではオデッセイ アブソルートの中古相場や中古車情報はどうなっているのか見てみましょう。
オデッセイの新車時価格は226万円～435万円、2016年8月現在の中古相場は4万円～460万円となっております。アブソルートを含め全グレードの中古相場ですが、中古車市場では圧倒的にアブソルートの方が人気があります。同時に中古のアブソルートの方がカスタムされているものも多いので、中古のオデッセイ アブソルートを重点的に探されている方は要注意です。