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スズキのジムニーは中古で狙え! 日本が生んだ世界の「軽」四駆。

1970年に360ccの4WD車として産声をあげたスズキジムニー。その後長きに渡って日本の軽四駆のキャプテンを務めてきたジムニー。当然中古車としての数も多く、お買い得車も盛りだくさん。今回は中古ジムニーの選び方と中古市場での価格調査をしてみました。

中古のジムニーはいつでも買い時!

「ジムニーといえばこのタイプ」の声はまだ大きい。

ジムニーらしい武骨なフォルム。

このタイプのジムニーが欲しければ今は中古しかありません。

軽自動車規格が変更になり、660ccエンジン搭載車は1990年のJA71型から。

(写真はJB31・シエラ)

法律の改正により軽自動車の排気量規格が拡大され、それまでの550ccエンジンが660ccへとボアアップされ、非力なイメージの強かった軽の市場価値も一転しました。
そんな中でジムニーも当然660ccエンジンに切り替わり、現在のジムニー中古市場のメイン車種も660ccエンジンとなっています。

ライバルの多いジムニー中古市場。

まずは中古ジムニーのライバル達のご紹介。

スズキのライバルはスズキ!

最近モテモテの可愛いヤツ。

スズキハスラー660

中古価格:約70万円~約258万円(2016年8月現在)

通勤用のゲタにもお出かけにも、もちろんアウトドアにもオールマイティーに使えるスズキハスラー。

まだまだ中古車市場では値落ちの少ない人気車。

パジェロの遺伝子を持つ三菱の軽四駆。

三菱からの刺客、パジェロミニ。

1994年~2012年まで製造されていた三菱の軽四駆。

パジェロのノウハウを詰め込んだ人気車種。

中古価格:約0.1万円~約148万円(2016年8月現在)

細かな不具合は仕方がないとして、トータル的な人気はまだまだ衰えていないパジェロミニ。
パタゴニア地方に生息するヤマネコのパジェロキャットから命名されたパジェロのミニ版。

真打はやっぱりこいつ!

ジムニーのライバルはやっぱりジムニー!

今でも新型が登場する人気者。

丸くなったボデイーでもワイルドなボディーでもどちらもジムニー。

写真はJB23W

2017~2018年頃新型(フルモデルチェンジ)発表の噂のあるジムニー。
いつまでもワンパク心をときめかせてくれます。

中古ジムニーを購入する際のチェックポイント!

まずは実際の口コミをチェックしてみましょう。

【総評】外観を眺めている時と運転している時とで大きなギャップがあるクルマです。つまり、小さな見た目にも関わらず、実用的な性能があって驚かされます。ジムニーを購入される方々は、このようなギャップに魅了されるのでしょうね!

出典:http://review.kakaku.com

【総評】
現行で20年にもなるのにまだまだ社外パーツとか出続けてる面白い車。

出典:http://review.kakaku.com

「欠点」は「個性」の一つくらいに捉えればいいのです
するといつも運転中はジムニーの個性を感じていますから自然と顔がニヤけます
私にとってジムニーは、「乗って楽しく、いじって面白い、そして他人に迷惑が及ばない程度にチャレンジしてドキドキ」とツボにはまった「最高のおもちゃ」です
したがって満足度は☆5以上です

出典:http://review.kakaku.com

どの口コミを読んでも「ワルクチ」は殆ど聞かれませんでした。
とにかく乗って楽しい、面白いと絶賛されています。

しかし、いざ自分が購入するとなるとやはり気がかりなのは「乱暴に乗っていい車」のレッテル。
次は「良い」ジムニーの中古車の探し方です。

絶対現車確認!

最近はネットで簡単に取引のできる時代になりました。
しかし、ジムニーに限らず特にラフロード志向の強い中古車を購入する場合、必ず自分の目で現車の確認ができる環境が必要です。

例えばこんなところ。

穴の開いたタイミングカバー(ドライバーの先)

しっかりと覗けばこんな穴だって見つけられるはずです。

ここからゴミが侵入するとタイミングベルトの損傷につながります。

(右側は新品)

上の画像はジムニーJA11のタイミングカバーなんですが、購入時に気が付かなくても必ず後から故障の原因になる穴です。
ラフロード系の中古車には飛び石などでプラスチック部分が破損している車がけっこうあります。
できれば詳しい方と購入前にじっくり点検しておきたいものです。

エンジン回りは特に念入りに。

低いギアで高回転を保って走ることが多いラフロード走行。
オイルでエンジンルームが汚れていたら要注意です。
エンジン回りのオイル滲みやオイル漏れを徹底チェックして下さい。

シリンダーヘッドカバーからのオイル滲み。




写真はJB23W

試乗、整備記録、修復履歴、確認できることはすべてする!

前任者のメンテナンスは一見しただけでは判りません。
エンジンや駆動系のオイル交換などきっちりとメンテナンスしていない中古車は手を出すと後々高くつきます。
試乗可能でしたらベアリングなどの異音や排気の色などを確認しましょう。異音や白煙が確認されたらオイル管理が良くなかった可能性が有ります。

ジムニーの整備手帳

眼で見て、乗ってみて、書類で確認がとれたらさあ、いよいよ購入です!

オススメの二車種のご紹介。

これぞジムニー。四角可愛いシルエット。

オールアルミ製ツインカムターボJA12

ジムニーらしい武骨なフォルムに余裕のある走破性能。

全てのジムニー乗り、満足の一台。

中古価格が約25万円~約150万円(2016年8月現在)と割と手の出しやすい価格帯。

洗練された丸可愛いシルエット。

カスタム心をくすぐるJB23

とにかく対応部品の多いJB23。

運転席が広くなったのもこの型から。

中古価格が約25万円~約210万円(2016年8月現在)と幅広い中からお財布に合わせてチョイス!

いかがでしたでしょうか?

中古ジムニー購入のヒントになりましたでしょうか?

本格的にカスタムを楽しみたい方も、ノーマルで街乗りを楽しみたい方も、すべての遊び心に応える力のあるスズキジムニー。
その潜在能力は無限です。

楽しくウキウキするカーライフのお手伝いができれば、と思います。

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