【知る人ぞ知るTOYOTAの名車！】中古AE86の重視するポイントまとめ

1983年に発売されたトヨタAE86は、1983年5月から1987年5月まで生産された車で、スプリンタートレノ、カローラレビンの2車種で通称ハチロクと呼ばれ、グレードは3ドアのGTVとGT-APEX、2ドアのGTとGT-APEXです。
発売当時はターボや前輪駆動(FF/フロントエンジン・フロントドライブ方式)など先進性や利便性を追求した新メカニズムの取入れが日本車の主流だったのに対し、AE86はノンターボ(NA)の1.6Lエンジン、後輪駆動(FR/フロントエンジン・リアドライブ方式)にこだわり他車種と比較して、少し見劣りしましたが、4A-GEU型エンジンが搭載されたことが、チューニング志向の強い層の支持を受け、その後の人気が続く理由になりました。

その他の特徴はこちらの動画で紹介されています。

こんな特殊な車のため走り屋などの車好きの間では一世を風靡しました。某有名走り屋漫画の影響もあって根強いファンが多く、現代でも幅広い年齢層の憧れの車種です。

そんな人気中古車AE86をお店で購入する際に注目する価格の相場や、気を付けておくべきポイントなどをご紹介します！
またAE86を知らない人でも中古車選びの対象の1車種になる？！AE86の魅力も併せて掲載いたしますので、どうぞ最後までご覧ください。

AE86の中古車は1オーナー車や2オーナー車などが流通相場で高く評価されていて、同時に走行距離や修復歴の有無が車輌価格に大きく反映されます。また某漫画仕様にカスタムされたものは特別価格が高く設定されています。

価格と年式の関係ですが、本来他車種なら年式の古い物の方が基本的に安く価格設定がされていますが、AE86に関しては、特にスプリンタートレノは某漫画の影響が強く出てプレミア化されているため、価格設定が高くなっています。

1983年05月～1987年05月まで：80～250万円

AE86をどういった目的で乗るかで車体をみていくポイントがかわってきます。
例えば通勤につかうのであれば、きちんとメンテナンスされ、装備品もそろっていて今すぐにでも乗れる状態のものを購入したほうがいいですし、趣味で自分好みにカスタムして乗るのであれば、装備品がないほうがいい場合もあります。

AE86の状態は、乗ってみて初めて分かる部分がとても多い中古車体なので、試乗させてもらえるか中古車店に確認してみましょう。
中にはエンジンをかけるまで等、制限がかけらてしまったりするお店もあります。
しかし、完全に何もかもの操作のお断りをされてしまうようなお店なら購入を考えたほうがよさそうです。

このようなことを踏まえ、何でも相談できる中古車販売店を選ぶことが重要です。

外装は錆のチェックをしましょう。ランプ類、テールランプ、ウィンカーランプ周辺やバンパー部、ガソリンタンクを支えている部分が錆で劣化していないか、またパテで誤魔化されていないかをチェックします。
エアロパーツ仕様車は取付状態を、車高調が組んであるならそちらもチェックしておきましょう。
ドアやハッチバックも開けて周りに錆が出ていないか見ておきましょう。特にテール部分は劣化がでやすい部分ですのでハッチバックに関しては要チェックです！

こちらもボンネットを開けて、錆が出ていないか全体をくまなく確認します。補修された場所などがあればどんな理由で補修されたのかを聞いておきましょう。

《ワンポイントアドバイス》
エンジンルーム内のカラーがボディーカラーと同じかどうかも見ておきましょう。レストア時に元々違うカラーの車体に人気の高い白と黒のカラーを、高値で売却するために施されている場合がありますが、ここで見分けらることが多いのです。

きれいに越したことはないですね。シートは前後確認します。実際に座ってみてシートやスプリングの劣化がないか、シート可動部ラチェットがしっかりきいているかを見ます。ラリー仕様にカスタムされていてロールバーが入っている場合は特に注意してみておきましょう。
パワステやパワーウィンドウ、エアコンなどの動作チェックやクラッチやブレーキも踏んで、サイドブレーキのレバーもひいてきちんと機能するかのチェックは必須です。
マニュアル車の場合ギアレバーも動かしてミッションの様子も把握しておきましょう。
違和感があれば中古車販売店に修理が可能か確認してください。

《ワンポイントアドバイス》
ラリー仕様にカスタムされているとリアシートが外されている場合があります。リアシートが必要な方は取り付けできるのか、また元々装備されている車体がある(用意できる)か聞きましょう。

エンジンはかかり具合、一定に滑らかに回転しているかを耳で確認します。
空ぶかしをし、異音がしたり回転が滑らかでない場合、ランニングコストに関わってくるためきちんと修理をしてから納車するようお話してください。

"結局のところはどこを重視すればいいの？！"
下記の動画でその疑問解決させちゃいましょう！
土屋圭一さんが実際の車体をもとにわかりやすく解説しておられます。
また走行させているときの感想もポイントです。

大々的にタイトルにいたしましたが、実は値引は非常に難しい中古車種です。
プラスに考えると、「大変はっきりした価格設定である」ということです。
ではなぜ値引が難しいのかを、ご説明いたします。

先ほど中古販売相場で少し説明いたしました"プレミア"ですが、AE86の中でもスプリンタートレノの方が圧倒的に人気が高く、またそれに伴って根強いAE86ファンが購入していくので元々希少車種であるのに、さらに数が減り希少価値が上がってしまい、年々高騰し続けている中古車なので、値引くことは非常に難しいのです。

錆等の問題点がたくさんあげられていたり、ラリーなどで傷んでしまって補修歴のある車であったりすると、その分価値が下がり車体価格はがくんと落ちているので、「はっきり」しているのです。

中古販売店によっては
●ついている保証を外してもらう
●追加パーツを取り付ける
●次回メンテナンスの確約
●掲示されている内容以外に不備があった などで
いくらか値引きしてもらえたり、車体価格は難しくても取付工賃を値引きしてもらえる場合があるようです。
AE86はとても壊れやすい中古車なので1つ目はお勧めはしませんが、かなり高い確率で値引していただける方法です。
3つ目に関しては、中古販売店も本当によく見ているのでとても稀なパターンです。

「交渉次第」という部分が大いにあるので、あくまでも参考程度にしてください。

"あえて保証のない「現状販売」車体を狙う"

例えば、150万円で即乗車できる1年保証のある車体の横に、エンジンこそ大丈夫なものの、50万円で所々傷んでいて保証のない「現状販売」車体が売られているとします。
50万円の車体の修復作業費(板金代)を見積もってもらい、80万円であがってきた場合、50万円の車体+80万円板金代=130万円ですので20万円の得が出るのです。
浮いた20万円を、今後の維持費にまわすことや、好みのパーツを取り付けてもらうことも可能になりますね！

現状販売の車体は必ずどこかに"現状販売である表記"がされていますので見つけやすいです。
こういう方法もありますので、よく考えて購入しましょう。

《ワンポイントアドバイス》
残念なことに、粗悪なものを売りつける中古車販売店があるのも事実です。
"実はこの車は、前オーナーさまから預かっており、委託販売の車ですので現状販売になります。"
"この車を安く購入されたいのでしたら、現状販売で良ければ○○万円値引きいたします！"
などと、販売店側から値引のお話を持ち掛けられた場合は要注意です！
"お値引は結構ですから保証をつけていただきたい"と言ってみて、それでも値引や現状販売にこだわって勧めてくるようならその場での購入は控えましょう。

AE86のような特殊な中古車は特にこういうことに注意が必要になってきます！
よくわからない場合は車に詳しい知り合いの方等に付き添っていただくことをお勧めします。

実際にAE86を購入したオーナーたちの生の声を集めました！
AE86ならではの、味やクセ・・・乗っているからこそ分かる情報満載！
これらも参考にして購入時に役立てましょう！

中古だからこその魅力があふれたAE86。いかがでしたか？
初めてAE86を知った方は、希望車種の1台に含まれましたでしょうか？
ポイントをしっかり見極めて自分好みのより良い中古車体を手に入れてくださいね！

最後にAE86の中古車情報満載のサイトやAE86専門中古販売店を下記にまとめましたのでぜひご覧ください。

ご覧いただきありがとうございました。