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【ロータス・エリーゼS】走りとデザインを追い求めた究極の1台

一見かわいらしい見た目のロータス・エリーゼはイギリスの自動車メーカーであるロータスが製造するロードスター型の軽量スポーツカーです。レーシングカーのような走りが特徴で、剛性を備えていながらも軽量化に成功しているなど、まさに走りを楽しむために作られた車です。今回はこのロータス・エリーゼSの魅力をわかりやすくお伝えします。

ロータス・エリーゼSってどんな車?

エリーゼは1995年に発表され、翌年の1996年に販売が開始されました。エリーゼの車体はアルミ合金製のパーツを航空機などに利用されている接着剤で組み立てられたバスタブフレームで出来ており、とても軽くなっています。フェイズ1やシリーズ1などと呼ばれている初めのころのモデルではエアコンやパワーステアリング、ブレーキブースターなどが省略されており、その結果、車重は690kgまで軽量化することに成功しています。また、2人乗りのタルガトップクーペスタイルで、エンジンはキャビン後方に横置きミッドシップマウントされ、後輪を駆動するようになっています。しかしその独特のボディーから大量生産向きではありません。量産による低価格化が難しいのですが、販売価格は500 - 700万円程度と比較的安い値段で買うことができます。
外観では特別色を含めた5色のボディーカラーが選べるほか、14本スポークのフラットブラック塗装のアルミホイールが足下を引き締めます。インテリアでは、ボディー同色のProBax製軽量コンポジットシート(スエードパッド付)、スエードのステアリングホイール/シフトブーツ/ハンドブレーキブーツ/ドアインナーなどをあしらいながら、ボディー同色のセンタートンネルとCR刺繍入りのブラックフロアマットがむき出しのアルミシャシーに彩りを加えます。粗削りだがグッとくるインテリアデザインです。

エリーゼSのここがすごい!

エリーゼSはハンドリングに優れており、軽量な車体が生み出すその走りはまさにレーシングカーのようです。トヨタ製直列4気筒DOHC 1.8リッター「2ZR-FE」型エンジンを搭載しており、220psの最高出力と25.4kgmの最大トルクを発揮、0-100kg/h加速は4.6秒と現行の911カレラより速い記録を出しています。また、足回りはしっかりしており、爽快なエンジン音が耳に心地いいです。この快適さを実現しているのが新たに組み込まれたインタークーラーです。新らしく開発されたエリーゼS用のインタークーラーは、封入されたクーラントとフレッシュ・エアの両方で圧縮空気を冷却する仕組みになっています。これによって熱交換効率が引き上げられ、前述のスペックを備えることが出来ています。さらにこの車はパワステが装着されておらず、ステアリング径は小さめです。運転中の方向転換などは少々手間取る可能性がありますが、パワステがないことによって、路面の状況が手に取るように分かります。

まとめ

フラットな乗り心地でありながら走りも非常に清々しい車です。足回りが力強く扱いやすいのも大きな魅力です。市街地でも気持ちよく走れるのはうれしいですね。

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