自動車のシートカバーはどの様なものが販売されているのでしょうか。
2016/11/30
なみけん
自動車の博物館は数あれど、収蔵品の品揃えとバリエーションの豊富さが日本一と言われているのが石川県にある日本自動車博物館。明治時代から昭和中期の外国車や日本車だけでなく商用車なども展示されています。一日だっていられる日本自動車博物館の見所をご紹介します。
日本自動車博物館は石川県小松市にある自動車をテーマとした博物館です。
日本自動車博物館は1978年にセメント販売業・石黒産業の社長、前田彰三が個人で収集した自動車をもとに自社の旧社屋を利用して開設しました。
開設当初は富山県小矢部市にありましたが、1995年に石川県の小松市に移転しました。
日本自動車博物館には明治34年~昭和50年代までの約500台の自動車が常設展示されており、展示されている車の殆どがエンジンがかかる状態ということもあって、繁雑期には駐車場にてクラシックカーの体験乗車なども行われます。
展示されている車も有名な高級車やスポーツカーだけではなく、日本では自動車博物館でしか見られない極めて希少な外国車や、積極的保存の対象にはなりにくい国産の古い商用車なども多数展示されています。
日本自動車博物館は幅広い収蔵台数、その充実度では日本の自動車博物館の中でも最高レベルであると言われています。
また、日本自動車博物館は車だけでなく「世界のトイレ」として各国の便器が設置されているのも特徴の1つです。1階から3階の各フロアには15カ国、計40個の便器が設置され、1階に設置されているものは実際に使用することが出来ます。
それでは日本自動車博物館の各階のおすすめ展示をご紹介していきたいと思います。
まずはじめに日本自動車博物館1Fのおすすめ展示をご紹介いたします。
車と言えばやっぱりトヨタ!ということで日本自動車博物館の1Fにはトヨタの広場としてトヨタ車の展示があります。
トヨタの広場の「トヨタの歴史の名車」コーナーには、国内で1台だけ残されているトヨタRHスーパーをはじめ、戦後のトヨタが最初に開発したトヨタSA型が展示されています。その他のコーナーには、トヨペットコロナST10や「観音開き」ドアが懐かしい初代後期~8代目までのクラウン、マークⅡ、カローラ、幻のスポーツカー2000GTなどが展示されています。
車の街には、ウーズレーホーネットマークⅢ(1966年)、トライアンフメイフラワー(1950年)、シムカ1000ラリー(1973年)、モスクビッチ408(1966年)など欧州車を代表する車が並びます。ベルリンの壁が崩壊する以前の東ドイツの車・トラバント(1965年)は、ボディーが紙で作られている事も有名で歴史的資料としても貴重な一台です。
車の王様コーナーには日本自動車博物館のシンボルカーの一つであるロールスロイスシルバーレースや世界の名車中の名車と言われるランチャラムダやベルリエV-G22などが展示されています。ベルリエV-22はベルリエ社にもこのタイプは残っていないと言われています。
日本に輸入された最初の自動車と言われる蒸気自動車ロコモービルなど世界の名車、高級車が勢ぞろいのコーナーです。
日本自動車博物館には過去の車だけでなく、未来の車も展示されています。
その1つがソーラーカー。
太陽の光で走るソーラーカーは究極のクリーンカーと呼ばれ、今はまだ実用レベルにはならない夢の車ですが、沢山の企業や大学などの研究機関が開発、レースに挑戦しています。
こういったチャレンジが未来の車へとつながる技術の発展を支えています。
次にご紹介するのは日本自動車博物館2Fのおすすめ展示です。
日本自動車博物館の「日産の広場」コーナーには初代スカイラインやプリンススカイラインスポーツ、ダットサン114型などが展示されています。
現存するダットサントラックの第1号車は日産の歴史コーナーに展示されているものだけと言われています。
日本自動車博物館のホンダの街には国内で1台だけ残っている雪上用キャタピラがついた貴重なホンダT360雪上車など、懐かしいホンダの旧車がが勢ぞろいしています。
メルセデス・ベンツは現存する世界の自動車メーカーで最も古い歴史を誇り、まさにガソリン・エンジンを用いた自動車の歴史そのものと言えるでしょう。
日本自動車博物館のベンツの街には戦後型メルセデス170シリーズのうち170DSを初め、各モデルが展示されています。
日本自動車博物館の「威容を誇る車たちの広場」にはアメリカのライシャワー駐日大使が愛用したキャデラックリムジンや初代韓国大使館の公用車として使用されたオースチンA135リムジンバンデンプラスなどが展示されています。
また、展示されている「くろがね四起」は幻の軍用車として名高く、日本国内において走行可能の状態で現存するのはこの1台のみと言われています。
他にも鄧小平をはじめ中国共産党の首脳たちが乗っていたリムジンと言われている「紅旗」なども展示されています。
それでは最後に日本自動車博物館3Fのおすすめ展示をご紹介いたします。
ニュー・クラシックカー・コーナーにはセリカ、ソアラ、ランサー、パルサーなど、昭和50年代に身近に走っていた旧車が展示されています。ひょっとすると今でも街中で見かけることがあるかもしれません。
スポーツの広場には日本車、外車を問わず名車といわれるスポーツカーが展示されています。
ホンダS550やポルシェ356Bクーペ、日産フェアレディーZなどの懐かしい車やフェラーリ、ベンツ、ジャガーEタイプなども展示されています。
三輪トラックの街には三輪トラックの元祖である日本自動車(株)のニューエラをはじめ、三菱みずしまなどの角ハンドルや丸型ハンドルのオート三輪が17台展示されています。
なお、ニューエラは日本に残っているのは1台のみと言われています。
日本自動車博物館についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
どのフロアも魅力的な展示ばかりであることがお分かりいただけたかと思います。
日本自動車博物館は親子二世代だけでなく、三世代で訪れても楽しい場所です。
きっと祖父母の懐かしい話にお孫さんも耳を傾け、充実した時間をすごせることでしょう。
石川県を訪れる機会がありましたら、是非日本自動車博物館に足を運んでみて下さい!
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