トヨタの隠れたコンパクトセダン・プラッツの中古車相場を知る！

まずは、トヨタ・プラッツについて知っておきましょう。
1999(H11)年に登場したプラッツは、大ヒットコンパクトカーのヴィッツの基本コンポーネンツを用いて、ベーシックな4ドアノッチバックセダンとしました。
搭載されるエンジンは110馬力の1.5Lと、70馬力の1L、そして88馬力の1.3Lが搭載され、パッケージで装備を充実させたモデルを用意しました。

ミッションは全タイプに5MTと4ATを用意し、安全装置としてデュアルエアバッグやABSなど充実したものでした。
インテリアも実にシンプルながらも、後席はトランクスルー機能を持ちラゲッジルームの使い勝手を向上させたり、細かなところですと、グローブボックスや小物入れの開閉機構にゆっくりと静かな開閉を可能としたダンパーを採用するなど、実用性はかなり高いものを持っています。

その後プラッツはマイナーチェンジで顔つきを変え中身はほぼ変わらずも、全て「平成17年基準排出ガス50％低減レベル車」の認定を国土交通省より取得しました。
インテリアは特徴的なセンターメーターを採用し、後席は6:4分割可倒式リヤシートによりラゲッジルームの使い勝手を向上させています。
コンパクトセダンならではのシンプルな装備と使い勝手。そして日常生活に全く困らない走りが出来る。それがプラッツの特徴といえます。

ではプラッツの中古相場はどうなっているのでしょうか？
トヨタ・プラッツの新車時価格は99万円～159万円で、中古車相場は6万円～43万円となっております。
注目すべきところは、年式の古さと知名度の低さが相まって、走行距離が短くても50万円以下に必ず収まるほどの破格の安さです。
あとは、コンパクトとは思えないほどの「トランクの広さ」にも驚かれるくらいの広さをプラッツは持っています。

プラッツの走りも、ヴィッツ譲りのシンプルで日常生活に全く困らない程度の仕様であり、車を初めて扱う方にも非常にお勧めな車種です。
では次に、中古のプラッツを探す際に、どのような点に注意すればよいか、中古車の状態の良し悪しの判断基準となるものを、内装編と外装編に分けてご説明させていただきます。

まずは内装です。
プラッツ自体内装がシンプルなものなので中古車のチェックポイントが少ないように思えますが、内装の破れや傷、シートのスライドやポジション移動に不具合等が無いか等の機能面もぬかるみなく確認しましょう。
プラッツの売りである「トランクの広さ」ですが、その広さ含めて中古の傷やいざという時の応急品等の不備が無いかも、忘れず見ておきましょう。

続いて外装です。
中古のプラッツですが、全体的に綺麗な中古車が大半ですが、細かな傷やある事だけは否めません。運転に支障はないとは思いますが、問題は、バンパー下等の見えない部分に傷やへこみ等が無いかどうかです。忘れず見ておきましょう。
後はエンジンですが、オイル漏れや電気系統の不具合等、セルがしっかり回せるかも確認しましょう。中古車の走行距離や修復歴の有無をも忘れずにチェックです。

いかがでしたでしょうか？
今回は、トヨタのコンパクトでシンプルなセダン・プラッツの中古相場をチェックした上で、状態の良い中古のプラッツを探す際に判断基準となる部位やポイントをご紹介させていただきました。
この他にも、タイヤのする減り具合等いろいろご紹介しましたが、「中古のプラッツを試乗する」やり方が一番で、見極め方としては確実だと思います。
これらの事項を参考にじっくり時間をかけて、状態の良い中古のプラッツを探してみてください。