自動運転の実用化をリードする!日産のIDS CONCEPTの詳細まとめ!
2015/12/16
m.kondou
現在日本国内自動車市場で激戦を繰り広げているミドルクラスミニバン市場、その中で日産セレナは2016年7月に目玉機能搭載で世の中に送り出します。その日産セレナの目玉機能「自動車運転機能」はどこまで「自動」であるか、そこも含めて新型を検証しましょう!
日産セレナ 初代前期型(1991/6-1994/4) 2.0 FX
セレナは日産自動車から販売されているミドルクラスミニバンです。もともとの起源はダットサン(日本ではサニー)とチェリーキャブになります。
1978年に発表されたサニーバネット、その後継機の日産バネットが誕生、その独立モデルチェンジタイプとして1991年にバネットセレナが誕生します。これが日産の初代セレナです。
日産セレナの永遠のライバル トヨタエスティマ
この日産セレナとトヨタエスティマがミニバン業界を引っ張っていきます。1990年代はミニバンがちょうどアメリカに影響される形でブームになったため、このころからよくミニバンを見かけるようになった人が増えたと思います。
日産セレナ 二代目 前期型(1999年6月 - 2001年12月) ハイルーフ仕様
2代目日産セレナはミニバンとして初めて両側スライドドアを採用しております。
そのミニバンブームを駆け抜けたのが初代日産セレナC23型(1991年-1999年)、ミニバンブームを席巻していたホンダステップワゴンに対抗して出された2代目日産セレナ C24型(1999年 - 2005年)になります。
ホンダ・ステップワゴン(初代)
このステップワゴンは「低価格」なことと、「床が低く車内が広い」ことを売りにして大ヒットを記録しました。
このころからミニバンでも「低価格」・「ひろびろ空間」が重視されるようになり、床の低さやホイールベースの確保に躍起になります。
その両方を取り入れたバージョンアップが次々となされ、3代目日産セレナ C25型(2005年 - 2010年)、4代目日産セレナ C26型(2010年 - )、そして2016年7月に新型としてC27型が登場いたします。
新型日産セレナサイドビュー
新型日産セレナトップビュー
全長、全幅、 全高、どれも現行日産セレナと同じく5ほぼナンバー枠のボディサイズになっております。ホイールベースは現行日産セレナと同じサイズです。
現行日産セレナのボディサイズは好評のためそこは大きく変更して内容です。
日産 エクストレイル 2015年12月(平成27年12月) 発売モデル
新型日産セレナのエンジンは直列4気筒DOHC2リッターとストロングハイブリッドになるようです。このストロングハイブリッドは2015年5月に販売開始されたエクストレイルに搭載されている1クラッチ2モータータイプものです。
ただし、この日産セレナのハイブリッドモデルは半年遅れとなり販売は2017年1月になりそうです。
燃費はおそらくハイブリッドタイプは24km/リッターぐらいになると思います。
(ノア・ヴォクシーのハイブリッドタイプが約24km/リッターのため)
昨年の情報誌に記載された日産セレナ
筆者にとって一番気になっているのはこの自動運転システムが導入されるということです。このシステムが搭載されるのは日産が世界初となります。
さて、どのレベルで自動運転を行ってくれるシステムになっているのでしょうか。
自動運転の未来予想図
自動運転と皆さんがお聞きになると画像のように、完全に手放しでオートで目的地まで到達!!
というシステムを予想されていると思いますが(筆者はそうでした)、日産セレナに搭載されているシステムはまだそこまでではないようです。
どうやら、「高速道路を自動で運転してくれるシステム」とのことです。
詳細は下記になります。
①高速道路で90km/hになったら、基本的にこの速度をキープする
②接触を避けるために前の車が近づいたら減速し、速度が上がれば90km/hまで自動的にコントロールする
現在、多くの車で導入されている先行車追随クルーズコントロールは、停止まで行うが、再スタートはしません(一部輸入車はスタートします)。
そしてハンドルの自動制御も一部導入している車もありますが、ハンドルからの完全に手を放すのは超低速時(10km/h)や秒数制限がかけられております。
2015年ミニバン売り上げ1位 トヨタ ヴォクシー
現行の販売されている自動運転システムを搭載した車の、間違いなく先駆けとなる日産セレナ。皆さんこの車が世に送り出された時の世界の反応とこのシステムに対する驚きに注目するのはいかがでしょうか?
日産セレナはこのシステムをもとにミニバンの売り上げ1位に返り咲けるのかも、見ものであると思います。
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