ビッグスクーターでのツーリングが、魅力的になっています。
ビッグスクーターでのツーリング。「スクーターでなんて・・・」と思われている方、最近は違います!最近のビッグスクーターの性能アップや装備の充実には、目を見張る進化が成されていて、十分ツーリングに対応しているんです。ビッグスクーターでのツーリングを見てみましょう。
日本では、主に250~650ccクラスのスクーターをビッグスクーターといいます。
ビッグスクーターは、ビッグ(大型)という名前が付いているものの、大型自動二輪のことではなく、125cc超のスクーターを指すのが通例です。
なお、同じく日本では大型自動二輪タイプのスクーターはメガスクーターと呼びビッグスクーターと区別している一方で、欧州では125cc超のスクーターをマキシスクーターと呼んでいます。
元々、ツーリングとはオートバイを移動手段として利用しながら観光地や景勝地などを訪れたり、単なる移動手段としてではなく、オートバイで走ることを楽しむために山岳地や海岸沿いなどをルートに選んで走ることなどの総称といわれますが、ビッグスクーターツーリングは少し違いがあります。
なぜなら、ビッグスクーターといえどもあくまでスクーターの範疇であり、本来のオートバイとは物理的に違いがあるためです。
そのへんのことについては後述するとして、先ずはビッグスクーターとビッグスクーターツーリングの魅力について考えてみたいと思います。
ビッグスクーターでツーリングを行うと、オートマチックトランスミッションを採用していることからの運転操作の良さや、クルーザーのような楽な乗車姿勢により、長時間の運転でも疲れにくいこと、ホールド性の良いシートなどのおかげで、500km程度のツーリングにはとても楽で適していることに気付かされます。
また、ビッグスクーターの特徴一つであるメットインスペースや手元の小物入れなどの収納スペースは、頻繁に使うものではないけど必要なときにはさっと出したいものがさっと取り出せる便利なアイテムとして重宝するもので、ビッグスクーターツーリングには無くてはならないものです。
また、シート上にも荷物は乗せられるので、ネイキッドバイクと比べると2倍荷物が積載でき、2~3泊程度のツーリング荷物には最適です。
次に、特殊な場合かも知れませんが、ビッグスクーターツーリングでは乗る靴を選びません。
ツーリング中の突然の豪雨!
ありますよネ・・・・!!
当然、靴の中はグチョグチョです。
そんなときの裏ワザで、コンビニに飛び込みます。
ビーサンを買います。
そうです、シフトチェンジのあるバイクだとサンダルなんて履いて運転できませんが、ビッグスクーターツーリングなら可能です。
但し、あくまで一時しのぎの裏ワザで、*サンダル履きでバイク運転は危険です!!
こうして見てくると、ビッグスクーターはツーリングに最適なツールであることになりますが、一概にそうとは言い切れないのがこの世の常です・・・・。
例えば、普段ネイキッドばかりに乗っているライダーの中には、「俺はビッグスクーターに乗ってしまっている!!」と、変に気位の高い輩が居たりもします。
ついでに言うと、ネイキッドバイクに乗っている時よりも「盗難されないように気を使う必要がある』と思い込んでいる一部のライダーが居ることも事実なようです。
これらをデメリットと言うかどうかは微妙ですが、高級バイクに採用されているスマートキーシステムが採用されたビッグスクーターも近年ではありますので、大したデメリットではなくなっているようです。
また、あるビッグスクーターには「インテリジェント・シフト・ダウン機能」といい”スポーツバイクのような走りを実現する機能も搭載されています。
オレンジのボタンで「インテリジェント・シフト・ダウン機能」機能をONすると、ネイキッドバイクでギアをなるべく引っ張りつつ走るような走りを、ビッグスクーターツーリングで再現できてしまうのです。
こうなると、ネーキッドバイクでのツーリング同様、ビッグスクーターでは今まで不得意としていた山道を含んだツーリングへも、楽しみに行ける機会が増えたこととなります。
最近のビッグスクーターツーリングについてまとめてみると、最新ビッグスクーターでのツーリングには高い快適性と排気量相応以上と思える走行性能が備わって来ています。
利便性のために走行性能を捨てていると思っている、ビッグスクーターツーリング食わず嫌いは、一度ビッグスクーターツーリングを経験すれば、ビッグスクーターツーリングが大好物になること請け合いです。
ただ問題は、ビッグスクーターツーリングを心底楽しむには、ツーリングに使用する機材がビッグスクーターであることを受け入れないといけないことですネ!
マナーの悪いビックスクーター乗りのせいでうるさいバイクと思われがちですが、ビッグスクーターは純正でキチンと乗るとかなり静かです。
なんでも同じですが、マナーと気遣いからですね・・・・?!
アラフォー プチツーリング 熊本 五家荘方面