2016/04/13
kenpti
2016/04/26 更新
時折街中で見かけるバニングカー。よく見るとハイエース?そんな経験をした事がありませんか?実はハイエースはバニングカーのベース車によく利用されています。そもそもバニングカーって何?違法改造車じゃないの?そんな疑問に答えます。
街中を走っているとゴテゴテのいかつくデカい車を見かけた事はありませんか?
えっ?これってハイエース?
いくつか画像を紹介しますので、ご覧ください。
全長が驚く程長いですね・・・走れるのかな?
ハイエースバニング
ハイエースバニングのデカさがよく分かる1枚
白のハイエースバニング。お城みたいですね。
白のハイエースバニング②
後ろ見えてる?
6台並んだバニング。絶対近寄りたくないですね・・・
ハイエースバニング⑤
ハイエースバニング⑥
エアロパーツを装着して外観を大きく変える。派手な形状のリアスポイラーやエアダムを装着する例が多く見られる。
フロントと前ドア以外の窓を全て埋め、外観をフラットにする。または縦長や円形、星形、ハート形などに窓を開け直す。
デコトラのパーツを流用することもある。
パールやメタリック系の他、ソリッドなパステル調の塗料が用いられることが多い。また、車体にはエアブラシやカッティングシートを使ってオーナーの好きな絵(アーティスティックな創作イラストをはじめ、有名芸能人や声優、アニメキャラなど様々なジャンルがある)が描かれている車も多い。
ハイエースバニングの内装①
ハイエースバニングの内装②
内装素材を全て張り替えたり、豪華な皮シートにしたりすることなどが行われている。ときにはスロットマシンが取り付けられていたり、リアラゲッジを全てオーディオやモニターで埋め尽くすことが行われる。一般的なバニングでの内装カスタムはラウンジをモチーフにしてソファーやテーブル、シャンデリアなどを取り付けたり、あるいはシートをフルフラットにしてレストスペースを構成できるようにしている改造が多い。
当初は移動時、及び休憩時の快適性向上のためにキャンピングカーに見られるような架装を彼らなりの趣向のもとに行っていたのが、次第に外装を含めたカスタムを行うようになっていったとされている。
日本への導入は諸説あるが、主に1970年代とされている。 その際モチーフ全てを導入したわけではなく、彼らなりの観点で消化・吸収された。
そのため当初から日本の愛好家たちの間では、アメリカに売られているバンだけにこだわらず、当時国内に流通していたバン(主にトヨタ・ハイエースや日産・キャラバンなど)を使ってカスタムしていた。
バブル期にバニングがカスタムの世界においてブームとなると、他ジャンルからのカスタマーが流れてきたため次第にアメリカを意識しない日本独自の派手な志向に転向してゆき、爆音・大径オーディオや威圧的なエアロパーツ、車高と同等の高さを持つリアスポイラーを装着するなど、発祥当初のスタイルから乖離し、日本独自の文化として発展していった。
バニングカーは大きなウイングに張り出したエアロ、尖った先端が特徴だと思いますが、そもそも違法改造ではないのか?車検は通るのか?
様々な
疑問があると思います。
バニングカーを検査に通すには車体の大きさや形状には厳しい規制があります。クリア条件を満たせないと違反になります。バニングカーで公道を走るためのには、特殊車両に当たる8ナンバーの車として登録し、公道を走る許可を得る方法があります。
が、バニングカーへの規制が強くなり、従来のようには簡単には規制がクリアできないのが近年の傾向です。
メリットとしては、8ナンバーを取得できれば堂々と国道を走る事ができることです。
あとは税金や保険料が安くなる事。地域や自治体により左右されるかと思いますが、購入時に2倍程度の差があると思います。
デメリットとして任意保険に新規加入する事が困難な事が挙げられます。
キャンピングカーや福祉車両も8ナンバーですが、正当な理由がない限り、節税目的とみなされ、冷遇をうけることになります。
答えはハイエースは元々のボディが大きい事、ハイエースの内装の自由度の高さ。
ハイエースは人気車種なので今後の整備も安心!
ハイエースはバカ売れな商用車で、頑丈さも売りです。
ハイエースは内装も広大なスペースを持ち、改造の自由度が高いです。
自分好みの空間を演出できます。
また、ハイエースはパーツも豊富に出回っています。
ハイエースバニングの動画①
ハイエースバニングの動画②
一見近寄り難いバニングカーですが、乗り手のこだわりと愛情が詰まった1台です。
確かに、車として道を走る分には不便で、興味のない方からしたら意味のないものかもしれませんね。しかし乗り手にとっては改造費も手間もかかった逸品です。
もしこの記事を見てバニングカーに乗りたいと思った方にアドバイスです。
まずは良いショップを見つける事。ショップはノウハウをもっていますから、確実に8ナンバーも取得してくれますし、アフターケアも気軽にお願いできます。
あとはベース車はハイエースがおすすめという事。
改造し、外観では車種は分からなくなってしまう可能性はありますが、やはりベース車の基本性能には気を使った方がいいです。
では、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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