大学生でも買える??国産スポーツカー手頃に乗れるランキング10選!
2016/02/07
bruklyn
KTMが造るクロスボウはフロントの風防が低く、雨用の簡易幌、トランクスペース、エアコン、オーディオ等の走る以外の装備はありません。このまるで4輪オートバイのようなKTMクロスボウは公道も走れる高性能のレーシングスタイルの高級スポーツカーです。
ジュネーブモーターショーで流麗な姿を見せるKTMクロスボウ
2007年のジュネーブモーターショーで発表されたKTMクロスボウは翌年から市販されました。
KTMクロスボウ(X-Bow )は、オーストリアのオートバイ・自転車メーカーであるKTMが初めて製造・販売した高級スポーツカーでです。イタリアのレーシングカーコンストラクターのダラーラによる設計、キスカデザイン、アウディなどと共同で開発されました。クロスボウは2007年ジュネーブショーで発表され、翌2008年からは一般に市販開始されました。当初KTMでは年産500台を計画していましたが、予想以上の受注を抱えたため、グラーツ近郊にKTMの新工場を建設して年産1,000台体制を取るに至りました。
ワインディングロードも軽快に走るKTMクロスボウ
屋根も無く風防も低いので開放感たっぷりの運転フィーリングのKTMクロスボウ
KTMはオートバイの分野でもモータースポーツを重視していて、競技専用車両も生産していれば、公道用のモデルにもそのテイストを盛り込んだものが多いものですが、X-BOWも同じコンセプトで造られています。サーキット走行を十分に堪能できるパフォーマンスを持ち、ワンメイクレースなどにも参加できるマシンですが、街中でもそのスポーティさをたっぷり味わえる上にワインディングロードでも存分にスポーツドライビングを楽しめます。
モノコックボディにエンジンをマウントされるKTMクロスボウ
KTMクロスボウはF1マシンのように1台ずつ慎重に組み立てられます。
KTMクロスボウの構造を簡単にいえば、カーボンモノコックタブにアルミ製のリアフレームをジョイントし、ミッドシップにアウディから供給を受けたエンジンを搭載。モノコックは、そこに取り付けられたプッシュロッド式サスペンションも含めて剥き出しで、スタイリングを決定づける空力パーツ兼用の樹脂製パネルがそこにマウントされる、というかたちです。基本構造はフォーミュラマシンのようなものなのです。
KTM X-Bow Battle Brno 2013, race 2
KTMクロスボウに乗ればF1マシンのような走りを満喫出来ます。
ホットなリアビューを見せるKTMクロスボウ
スタイリングだけでなくエンジンや足回りもKTMクロスボウはレーシングカーそのものです。
KTMクロスボウにはインタークーラー付きターボチャージャー1,984cc直噴TFSIエンジンを搭載。最大出力240PS/5,500rpm、最大トルク310Nm/2,200 - 5,400rpmを発生します]。6速MTで駆動方式はMR。車重は最軽量のモデルで790kg。そしてカーボンモノコックシャシーを持ち、センターロック式のホイール、ブレーキはブレンボ製、時速200kmで200kgという他のスーパースポーツカーの約3倍のダウンフォースを発生して走るのがこのKTMクロスボウです。
KTMクロスボウのフロントマスクは精悍そのもの
KTMクロスボウのボディーパネルにはまるでモーターサイクルのカウルのような“フローティング・エレメンツ”が採用されて超軽量化されています。
KTMクロスボウは徹底的に空力を考慮 したボディデザインでレーサーそのままのスタイリングですが、無改造でナンバーを取得して公道走行が可能な乗用車です。風防が低いため風がほとんど顔に当たり、雨用の簡易幌なども提供されず、トランクスペース、エアコン、オーディオが無いなど、装備は殆ど無く、4輪のオートバイという考えで設計された車両です。ハンドルは左右が選択出来、 2席のシートは固定でステアリングとペダルをスライドしてポジションを合わせるフォーミュラ式の構造を採用しています。
フリーウェイで心地よい風を受けて走るKTMクロスボウ
空力的に優れているのは、トップ・スピードよりもむしろダウンフォースの方だ。カーボン・シャシーのKTMクロスボウは堅くしっかりしていて思うままに曲がれます。
KTMクロスボウGTの運転席
KTMクロスボウにはデジタル式のセンターメーターが搭載されており、速度やエンジンの回転数だけでなく、車両にかかる横Gや周回レースでのラップなどレースで重要な情報などが表示できます。
現在、KTM クロスボウの日本正規輸入代理店である株式会社ズーム(ZOOM)などから購入可能です。下記の3つのグレードのモデルがあります。
• KTM X-Bow R:220Kw(300hp) /6,400rpm
• KTM X-Bow R カーボンパッケージ:220Kw(300hp) /6,400rpm
• KTM X-Bow GT: 210Kw(285hp) /6,400rpm
見た目は凄いKTMクロスボウだけど街でも普通に乗れます。
KTMクロスボウはアウディのエンジンだから街乗りも苦になりません。渋滞だって平気です。
レーシングカーのスタイルとスポーツ性能をもって、クロスボウはKTM史上初の4輪車であるだけでなくライトウェイトスポーツカーに大きな革新をもたらしました。それにはKTM 初の4輪自動車としてアウディやイタリアのレーシングカーコンストラクターのダラーラの技術支援を受けながら先端素材やテクノロジー、そして60年あまりものオートバイ生産の歴史の中で培ったノウハウが投入されています。その結果生まれたのが、公道を走る車でありながら本物のレーシングテクノロジーを併せ持つKTMクロスボウなのです。
公道を走るKTMクロスボウ
KTMクロスボウにドアも屋根もないのはこれがオートバイ・メーカーの作った乗り物だから。エアコンは当然ないけれどオート・ヒーターが標準で装備。全長は3,738mmとコンパクトだが、全幅は1,920mmと狭い道では要注意。
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