2015/11/05
yuto1212
トヨタのフラッグシップSUVといえばランクルですが、その高級路線の始まりがランクル80系です。北米や豪州向けに開発されましたが、バブル景気の波に乗り、日本でもヒットし、中古となった現在でもファンが多いモデルです。今回はランクル80の中古について調べてみました。
ランクル80 ワゴン VXリミテッド(前期)
ランクル80は、ランクル60の後継モデルとして1989年にデビューしました。ボディサイズは拡大され、高級SUVへと性格が変化したモデルでした。日本では、8人乗りのワゴンと5人乗りのバンをラインナップ、ワゴンには直6 4.0L ガソリン、バンには直6 4.2Lディーゼルエンジンを搭載していました。
ランクル80 ワゴン GX(中期)
1992年に初マイナーチェンジで中期型に。ランクル200の中期型は、内外装の変化少なく、これまでの直6 4.0Lエンジンを4.5L 24バルブDOHCに変更、動力性能が大幅にアップしました。また、電子制御化されたATによって経済性も向上しました。サスペンションチューンにより、車高がわずかにダウンしました。
ランクル80 ワゴン VXリミテッド(後期)
ランクル80の最終型は、1995年に登場、フロントグリルのデザインを変更し、エンブレムをCIマークにしました。内装では、インパネデザインを直線基調に変更し、シートの生地やデザインにも手が加えられました。また、直6 4.2Lディーゼルエンジンを改良し、パワーとトルクを向上させました。
では次に、実際のランクル80の中古販売価格を新車価格と比べながら、見ていきましょう!
ランクル80 ワゴン北米仕様車(前期)
新車販売時車両価格
207万円~432万円
中古車販売価格相場
59万円~500万円
ランクル80の中古価格は、その使用状況によって異なりますが、比較的ガソリンのワゴンタイプが安値のようです。ディーゼルのバンタイプは年式、走行距離に関係なく、高値をつけています。特に走行距離が少なく、程度のいいノーマル車や専門店などでカスタムされている車両は、高額になっているようです。
平均価格 151.4万円
ランクル80の注意点を見る前に、まずは中古車全般で実際に購入する際の注意点について見ていきましょう!
中古車購入時の注意点
①修復歴の有無
②記録簿の有無(走行距離が正確か?)
③ボディの状態(外装の状態、傷の有無をチェック)
④内装の状態(匂い、シートのやれ、ヘタリ、ペダルの減りをチェック)
⑤メカニカルチェック(バッテリー、エンジン音、パワステ、エアコンなどの作動確認)
①〜③については、ディーラーなどの認定中古車の場合、第三者機関などで査定を実施している場合が多いため、査定証明書で確認できますが、証明書などがない場合は、販売担当者に確認しておきましょう!
「どの程度まで治してくれるのか?」「修理は有償なのか、購入価格に含まれているのか?」などしっかりと確認し、できれば契約書に記載してもらうほうが安心です。
ランクル80 メンテナンスノート一式
さて、ランクル80についてですが、今年で25年以上経過しているため、ゴム/パッキン類など劣化する部分は全て注意が必要ですが、エンジン本体よりもセルモーターなど補記類の不良、デフなど足回りのオイル漏れ、内装ではパワーウインドウの故障が多いようです。
クロカン4WDということで、オフロードを頻繁に走った車や積雪地帯を走った車両は、特にチェックが必要です。メンテナンスノートなどが揃っている車両なら、交換履歴を調べてみることも必要です。
それでは、実際のランクル80の中古車情報を幾つか見ていきましょう!
ランクル80 VXリミテッド アクティブバケーション
ランクル80には、メーカー純正のキャンピングカー仕様車「アクティブヴァケーション」も設定されていました。
さていかがでしたか?
今回はランクル80の中古車について調べてみました。ランクル80は、現在のランクル200系の高級SUV路線のパイオニア的モデルで、北米、オーストラリアを中心に輸出されていました。次のランクル100系でサスペンションの変更が行われた為、よりオフロード走行が得意な80系を支持するユーザーも多く、中古市場でも非常に人気の高い1台です。これをきっかけにクロカン4WDをご購入予定の方は、ランクル80をご検討されてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局