自動車保険の基礎!ノンフリート等級制度についてご説明します!!
2016/01/15
chocorilakkuma
自動車保険に加入すると、車両保険はどうしますか?等級は何等級です。という形で保険料を決めていきます。では、この車両保険や等級とは一体どういうものなのでしょうか。今回は車両保険や等級の制度や仕組みをご紹介したいと思います。
自動車保険に加入する際、問われるのが車両保険をどうしますか?ということです。
では、この車両保険とは一体何なのでしょうか。
車両保険は自分の車にかける保険です。
車両保険は交通事故(相手の有る無しによる制限あり)、自然災害、駐車場でのいたずら、さらには飛び石でフロントガラスにヒビが入った…など、愛車の修理が必要になった時に保険金が支払われます。
車両保険をつけるかつけないかは任意で選択できます。
車両保険をかけるとその分、保険料は高めですが、免責金額を設定することで保険料を抑えることも可能です。
車両保険は他人の損害を担保する対人賠償や対物賠償とは違い、自分の財産である愛車を補償する保険です。
車両保険に加入すべきか迷われる方も多いですが、基本的には「新しい車で価値が高い」という場合は加入し、「10年落ちで価値が下がっている」という場合は加入を見送ります。
つまり車の価値によって車両保険にはいるか入らないかを決めるのです。
その理由は車両保険加入時に設定できる保険金額にあります。
車両保険の保険金額は車の初度登録から計算した時価での判断 となります。
古い車はもちろん、中古車でプレミア価格がついている人気車であっても、時価での判断に変わりはありませんので、車両保険をかけていても納得の金額が保証されることはないと言えます。
では、車両保険の仕組みとは一体どのようなものなのでしょうか。
車両保険で注意すべきなのが、「新車の時に車両保険に入った」という場合です。
保険の更新の際に車両保険の欄をチェックせずに更新していると、いざ事故にあって車両保険で修理しようとしても「150万円まで補償されると思っていたら、実際には20万円しか補償されなかった」 という場合もありえます。
これは新車時150万円でも10年近く経過すれば、30~20万円に市場価値が落ちるためです。
車両は毎年、一定の割合で減価償却 されていきます。
もちろんその分、保険料は安くなっていきますが「毎年保険料を払い続けるよりも、車両保険ナシでいざという時は自腹で対応する」という考え方もあります。
また、車両保険に加入する際、免責金額を選択しなくてはいけません。
免責金額とは「車両保険金額のうち契約者が自腹で負担する金額」 のことです。
この免責金額によって車両保険の保険料が変わってきます。
例えば「車両保険金が100万円で免責1回目10万円」という車が修理で18万円かかった場合、保険会社から支払われるのは8万円、残りの10万円は契約者の負担になります。
つまり、この免責金額の設定次第で、車両保険をつけた際でも保険料を安くすることも可能なのです。
次にご紹介するのが、自動車保険の等級です。
自動車保険の保険料は等級によっても変わってきますよね。
では、この等級とは一体何なのでしょうか。
自動車保険の保険料を決める際、契約者の年齢、車種などのほか、「等級」が大きく影響してきます。
等級は保険加入1年目の人も、20年目の人も必ずついています。
この等級が大きかったり、小さかったりすることで保険料に差が生まれるのです。
自動車保険に加入した誰もがついている等級ですが、どんな仕組みなのでしょうか。
次は等級の仕組みを見ていきたいと思います。
自動車保険に加入する際、一般的な契約なら必ず等級がついてきます。
最初の加入時、等級は6等級からスタートするのが通常です。
保険期間中(1年間)に保険を使わなければ、更新時に等級が1つ上がり、割引率が増えます。
余談ですが、自動車保険の等級は6等級からスタートしますが、「セカンドカー割引(複数所有新規)」を使えば割引率がアップする7等級から加入することができます。
新たに保険に入る車が、ご家庭の2台目以降の車であれば、7等級から加入できる可能性がありますが、会社によって加入条件が異なるので確認してみましょう。
本題に戻りますが、等級とは1年ごとの無事故の積み重ねで等級が大きくなるほど保険料が安くなるという仕組です。
ところが、事故を起こして保険を使えば、事故有係数が適用され、無事故係数よりも割増となります。
通常、1事故につき3等級下がった等級が適用され、割引率も下がってしまうので、翌年以降の保険料がアップするという仕組です。
長年無事故で過ごせればそれが一番ですが、いつ起きるかわからないのが事故です。
そのための保険なのですが、保険を使うと等級は無事故係数から事故有係数となり、しかも事故によっては一気に3つも下がってしまいます。
また等級が下がり、5等級以下になると「無事故」「事故有」の区別はなくなります。
保険料が高くなるだけでなく、重ねて事故を起こして1~2等級になれば保険の加入を拒否されるケースもでてきます。
いかがでしたか。
無事故でいけるのならば、車両保険への加入も必要ないうえに、毎年等級が上がって保険料が割引されます。
しかし、事故はいつ自分の身に起こるかわかりません。
自動車保険はそのためのものですので、車両保険など補償内容はしっかりと検討する必要があります。
保険料見直しの参考になれば幸いです。
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