2015/11/16
showta14
知る人ぞ知る名車ギャラン。その最終モデルであるギャランフォルティス。今回は、その最上級グレードであるギャランフォルティスラリーアートの魅力をご紹介します。ギャランフォルティスラリーアートのベース車であるランサーエボリューションXとの比較もしてみました。
ギャランフォルティス
ギャランフォルティスとは、三菱自動車の中型セダンで、2008年8月から2015年3月まで販売されていました。三菱自動車のセダンとしては7年ぶりの新型で、日本市場で「ギャラン」の名前で販売された9代目となりました。また、海外市場でも販売されており、海外名は「ランサー」でした。
後に販売される、「ランサーエボリューションX」がベースとなりました。
ギャランフォルティスには、ラリーアート以外にもいくつかのグレードがあります。
まずは、簡単に他のグレードについて見ていきたいと思います。
ギャランフォルティス EXCCED・SUPEREXCCED
ギャランフォルティスのベーシックグレードがEXCCED。
このギャランフォルティスEXCCEDをベースにハイコントラストメーターや木目調パネル、クローム加飾を追加した上級グレードがSUPEREXCCEDです。
ギャランフォルティス SPORT
ベーシックグレードのEXCCEDをベースに、フロント・サイドエアダム、18インチアルミホイール、スポーツサスペンション、ストラットタワーバーを標準装備して、スポーティー感をより高めたグレードがSPORTです。
ギャランフォルティス ラリーアート
グレード名にあるラリーアートとは、かつて三菱自動車の子会社で、モータースポーツへの参画を行っていた会社の名前からきています。その意味合いから、スポーツ色の濃いグレードになっています。
かつて存在したギャラン・VR-4の事実上の後継グレードで、VR-4やランサーエボリューションXのような過激さは無いが、バランスの良い走りが魅力のグレードが、ラリーアートです。
ギャランフォルティス ラリーアート エクステリア
・専用前後バンパー
・アルミ製ボンネット
ギャランフォルティス ラリーアート インテリア
本皮革ステアリングとシフトノブを装備。
アクセルペダルとブレーキペダルにはラバーグリップ付きのアルミ製を装備しています。
ギャランフォルティス ラリーアート エンジン
エンジンはランサーエボリューションXと同じ4B11型、2L・MIVECインタークーラーターボエンジンを搭載しています。
ランサーエボリューションXと違って、シングルスクロールターボチャージャーを採用したため、低中速トルクを重視したセッティングになっています。
ギャランフォルティス ラリーアート トランスミッション
トランスミッションは、ランサーエボリューションXと同様にツインクラッチSSTを採用していますが、5速と6速のギア比を変更し高速巡航時の燃費を向上させています。
これまでは、ギャランフォルティスのグレードとラリーアートの性能について見てきました。
次に、ギャランフォルティス ラリーアートとベースとなっているランサーエボリューションXのエンジン性能と燃費を比較してみたいと思います。
【ギャランフォルティスラリーアート ボディサイズ】
全長×全幅×全高 4570×1760×1490mm
ホイールベース 2635mm
車両重量 1530㎏
【ギャランフォルティスラリーアート 価格】
309.4万円
【ギャランフォルティスラリーアート エンジン性能】
種類 直列4気筒DOHC
エンジン形式 4B11
過給器 ターボ
総排気量 1998cc
最高出力 240ps(177kw)/6000rpm
最大トルク 35.0㎏・m(343N・m)/3000rpm
パワーウェイトレシオ 6㎏/ps
【ギャランフォルティスラリーアート 燃費】
燃費消費率(JC08モード走行) 10.6km/L
【ランサーエボリューションX ボディサイズ】
全長×全幅×全高 4495×1810×1480mm
ホイールベース 2650mm
車両重量 1530㎏
【ランサーエボリューションX 価格】
390.0万円
【ランサーエボリューションX エンジン性能】
種類 直列4気筒DOHC
エンジン形式 4B11
過給器 ターボ
総排気量 1998cc
最高出力 300ps(221kw)/6500rpm
最大トルク 43.0㎏・m(422N・m)/3500rpm
パワーウェイトレシオ 5㎏/ps
【ランサーエボリューションX 燃費】
燃費消費率(JC08モード走行) 10.4km/L
両車ともエンジンは形式・総排気量が同じですが、過給器(ターボ)の数の違いで最高出力・最大トルクがギャランフォルティスラリーアートの方がマイルドなセッティングになっています。
燃費を比べると、200mの違いですがギャランフォルティスラリーアートの方が良いようです。
価格を見るとギャランフォルティスラリーアートがランサーエボリューションXより約90万弱安い設定となっています。。
適度なスポーツ性能を求める方には、ギャランフォルティスラリーアート!!
絶対的な速さと高性能を求める方には、ランサーエボリューションX!!
がおすすめのようです。
ギャランフォルティスラリーアートを見ていきましたが、他にも三菱車にはラリーアートグレードが存在しました。
ギャランフォルティススポーツバックラリーアート
コルトラリーアートバージョンR
コルトプラスラリーアート
ランサーラリーアート
ランサーワゴンラリーアート
こんなにラリーアート仕様があるんですね!!
新車販売は終了した車達ですので、興味のある方は中古車で探して、乗ってみるのも楽しいかもしれませんね!
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