2015/11/05
yuto1212
ランクル70系をルーツに持つプラド。代々改良を重ね、現行モデルの4代目では、走破性はそのままに上質な快適性を併せ持ち、高級SUVへと進化しました。その人気は、中古になっても衰えず、世界中のファンに愛され続けています。今回はプラドの中古車について調べてみました。
プラドの中古車について調べる前に、そもそもプラドがどんなクルマか調べてみましょう!
プラド(初代)
初代プラドは、1990年にランクル70系ワゴンの後継としてデビュー。日本では、電子制御化された2.4Lディーゼルターボエンジンが新設定されました。ボディは当初、2ドアショートのメタルトップ5人乗りと4ドアセミロングの8人乗りが設定され、駆動系では、リアデフに電動デフロックが設定されました。
その後、1991年ワイドフェンダー仕様の3ナンバー車が追加、1993年、ディーゼルエンジンが3.0Lターボに変更され、外観では、フロントバンパーとサイドターンシグナルランプの形状が変更されました。
プラド(2代目)
1996年に2代目にフルモデルチェンジ。この世代からエンジン、ドライブトレインのみならず、フレームとサスペンションもハイラックスサーフ系と共有になりました。ガソリンエンジンは直4 2.7L とV6 3.4L、ディーゼルエンジンは、直4 3.0Lターボが搭載されていました。
サスペンションには、フロントがダブルウイッシュボーン+コイルスプリング、リヤが5リンクのリジッドアクスル+コイルスプリングを採用していました。
プラド(3代目)
3代目は、2002年にトヨタヨーロッパのデザイン拠点である、ED2のデザイン案で登場。3ドアショートと5ドアのロングボディの2つのボディーに直4 2.7L 、V6 3.4L ガソリンエンジンと直4 3.0L ディーゼルターボエンジン(規制地域内の登録は不可)が搭載されていました。
2004年に2.7Lガソリンエンジンが新開発され、2005年にはV6ガソリンエンジンを、4.0Lへ変更し、5速ATを同時に設定しましたが、ディーゼルエンジンは、厳しい排出ガス規制により、2007年7月に国内販売を終了、またAT車限定の設定となりました。(日本国外は除く)
プラド(4代目)
現行モデルの4代目は2009年に登場しました。日本国内では、3ドアは廃止、5ドアボディのみになりました。エンジン、プラットフォームなどは3代目より改良しつつキャリーオーバーしています。ガソリンのみになったエンジンは直4 2.7L、V6 4.0L 共に燃費向上が図られ、4.0Lはレギュラーガソリン仕様となりました。
プラド(4代目後期)
2013年のマイナーチェンジでフロントマスクが一新、サスペンションもチューニング変更が施され、よりオンロードでの走行安定性や乗り心地を向上させました。その後、2015年に、V6 4.0 Lが日本国内向けで廃止され、6年11ヶ月ぶりに国内向けディーゼル車が復活しました。
新開発のクリーンディーゼルエンジンは、直4 2.8Lで、次世代高断熱ディーゼル燃焼や、コンパクトかつ高効率なターボチャージャーの併用により、低回転から高トルクを発揮するとともに、低燃費・低排出ガス性能も両立し、欧州のEURO 6および日本の平成22年排出ガス規制にも対応しています。
では次に、実際のプラドの中古販売価格を新車価格と比べながら、見ていきましょう!
新車販売時車両価格
200万円~323万円
中古車販売価格相場
49万円~240万円
新車販売時車両価格
250万円~361万円
中古車販売価格相場
45万円~219万円
新車販売時車両価格
294万円~437万円
中古車販売価格相場
85万円~598万円
新車販売時車両価格
315万円~513万円
中古車販売価格相場
240万円~758万円
プラドの価格は、初代〜2代目までは、かなり値ごろ感が出てきていますが、それ以外は年式、走行距離に関係なく、高値を維持しているようです。特に程度が良くカスタムされている車両は高額になっているようです。現行モデルに関しては、メーカーオプションなどが多数装着されているもので、1000km以下の走行距離の少ないものは高額で販売されています。
プラドの注意点を見る前に、まずは中古車全般で実際に購入する際の注意点について見ていきましょう!
中古車購入時の注意点
①修復歴の有無
②記録簿の有無(走行距離が正確か?)
③ボディの状態(外装の状態、傷の有無をチェック)
④内装の状態(匂い、シートのやれ、ヘタリ、ペダルの減りをチェック)
⑤メカニカルチェック(バッテリー、エンジン音、パワステ、エアコンなどの作動確認)
①〜③については、ディーラーなどの認定中古車の場合、第三者機関で査定を実施している場合が多いため、査定証明書を見ればあらかた確認できますが、証明書などがない場合は、販売担当者に確認をしておいたほうがいいでしょう。
「どの程度まで治してくれるのか?」「修理は有償なのか、購入価格に含まれているのか?」などしっかりと確認してできれば契約書に記載してもらうほうが安心です。。また、新車保証が残っている場合は、継続手続きをしっかりしてもらいましょう!
プラド メンテナンスノート一式
さて、プラドについてですが、初代については、今年で25年以上経過しているため、劣化する部分は全て注意が必要ですが、インジェクター不良によるエンジン不調や、スターターモータの不良、マニュアル車ならクラッチ周りのトラブルが多いようです。全体的には、警告灯不良とラジエターなどの水まわりの不良が多いようですので、購入時にはチェックが必要です。
それでは、実際のプラドの中古車情報を幾つか見ていきましょう!
トヨタ認定中古車 T-Value
プラドTX“Argento Cross”
プラドTX“Argento Cross”は、2014年に「ランクル70系」のデビュー30周年を記念して設定されました。現在は販売されていませんが、通常TXに設定のないクルーズコントロールが標準で採用されており、内外装を中心に特別装備も装着されています。
さていかがでしたか?
今回はプラドの中古車を、初代モデルから現行モデルまでの歴史を見ながら、改めて調べてみました。プラドは、トヨタの中で代表的なクロカン4WDの1台で、日本だけでなく海外にも輸出されています。70系がルーツのプラドは、代々受け継がれた走破性と耐久性で世界的にも中古車としても人気の高い1台です。これをきっかけにクロカン4WDをご購入予定の方は、プラドをご検討されてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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