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ホンダのイチ売れSUVのヴェゼルリコール情報をまとめてみました。

ホンダの一番売れているSUVであるヴェゼルは、コンパクトクラスのクロスオーバーSUVです。1500ccのエンジン仕様と同エンジンのハイブリット仕様が発売されてます。今回はヴェゼルリコールの内容とリコールの改善項目をまとめてみました。

ホンダ ヴェゼルは、どんなクルマ?

ホンダ ヴェゼル

ヴェゼル(Vezel)は、本田技研工業が生産・販売するコンパクトクラスのクロスオーバーSUVです。エンジンは、1496cc 直列4気筒 DOHC ガソリン仕様・同エンジン+モーターのハイブリット仕様の2タイプがあり、4WDも選べます。現在、コンパクトSUVのカテゴリーでNO1の売り上げです。

ヴェゼル 後方写真

ヴェゼルは、大胆なボディの切れ込みが特徴であり、SUVとしては、使い勝手のよいボディサイズです。前後を絞り込んだエアロキャビンと、フロントからルーフへとつながる流麗なシルエットでクーペ感を表現しコンパクトながら強い存在感を放つスタイルです。また、全長が4295mmであり取り回しのよい操作が可能なSUVです。

ヴェゼルハイブリットエンジン

低回転域から高回転域まで効率よくパワーを発揮する「直噴1.5L i-VTECエンジン」に、
回りはじめた瞬間から最大トルクを生む「モーター」を掛け合わせる。
7速デュアルクラッチのATとすることで、アクセルに対するダイレクトな加速感を実現。
2つのクラッチを交互につなぐので変速もスムーズ。

ヴェゼルリコール① 平成26年2月10日届け  リコールNO 3312

ヴェゼルリコール改善箇所説明図

動力伝達装置(エンジン制御ユニット)

ヴェゼルリコール不具合の部品

動力伝達装置(エンジン制御ユニット)
ヴェゼルハイブリッド車の7速DCT型自動変速機において、変速機内の1速ギヤのハブ上をスリーブが滑らかに動かないものがあります。そのため、1速ギヤがかみ合わないために、発進不良、坂道でのずり下がり、加速不良(エンジンの吹け上がり)が発生したり、意図しない急発進等をする場合があります。

出典:http://www.honda.co.jp

ハイブリットフィットと同じ7速DCT型自動変速機がリコールの対象となります。この自動変速器は、ヴェゼルハイブリット車のみに搭載されてます。

ヴェゼルリコール改善措置の内容

ヴェゼル車載のサービス診断記録装置を確認し、自動変速機のギヤが噛み合わなかったことが記録されている場合は、内部部品が損傷している可能性があることから自動変速機を良品に交換します(2月10日から実施)。但し、お客様から要望があった場合には、自動変速機の部品交換にて対応します。その上で、1速ギヤがかみ合いやすくなるようにエンジン制御ユニットのプログラムを変更します(2月27日(予定)から実施)。

出典:http://www.honda.co.jp

過去にギアの不具合があった場合とお客様の要望がある場合は、ユニット交換となります。

ヴェゼルリコール② 平成26年7月11日 リコールNO3391

ヴェゼルリコール不具合の部品

ヴェゼルリコール 原動機(エンジン制御コンピューター)

原動機(エンジン制御コンピューター)装置又は性能の状況及びその原因

エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、
1) ECUが検知し学習しているクラッチ推定摩擦特性と実クラッチ摩擦特性がずれた状態で、過大な駆動力が発生し、運転者が意図せず車速が一瞬増加するおそれがあります。
2) エンジン走行モードでの停車中にシフトレバーをDまたはRに操作して発進する際のギヤの噛み合い動作の間や、EV走行で急勾配の坂道にゆっくり進入し、一時停止してエンジンが始動した時、車両が急発進するおそれがあります。

出典:http://www.honda.co.jp

ヴェゼルリコール改善措置の内容

1)ヴェゼルのエンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。

出典:http://www.honda.co.jp

2/10のリコールの再度プログラム変更です。

ホンダより通知されるヴェゼルリコール情報の例

ヴェゼルリコール 送付書(例)

ヴェゼルリコールの不具合箇所と改善処置の説明(例)

本田技研本社もしくは、販売店より、ヴェゼルリコール情報とお詫びの文章が送付されます。リコール実施可能日を確認し、早いうちに販売店にてリコール点検を実施しましょう。

ヴェゼルリコール実施後の完了ステッカー(例)

ヴェゼルのリコールの点検が完了した後、運転席の後部にステッカーが張られます。ヴェゼルのリコールの確認はこれで可能です。

ヴェゼルリコールのまとめ

ヴェゼルのリコール情俸をまとめてみました。今回は、駆動系の不具合ですので、安全運転のために、速やかに販売店にリコールの点検に行くことが必要です。今回のヴェゼルリコール対象のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、リコールの多発した部品でした。事故のなきよう、早期リコール点検が慣用です。

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