えっ！エルグランドにもvipがあったの？　その気になる中身大解剖！

現行型3代目エルグランドvipのエンブレム

いったい、エルグランドに”vip”というグレードは、いつから発売されていたのでしょうか？また、vipというグレードは、ほかのエルグランドとどこが違うのか？気になるエルグランドvipの歴史を探ってみました。

エルグランドとは？

エルグランドは、日産が1997年5月から販売した、ワンボックス型のミニバンの最高峰で、大人8人がゆったり乗れる、ビッグサイズミニバンとして、発売以来大人気を博しました。

2代目エルグランドハイウェイスター（E51型）

発売当初は、ガソリンエンジン3.3リッター、ディーゼル3.0リッターのラインアップでしたが、その後ガソリンタイプが3.5リッターになり、2000年からは、現行の流れをくむ、3.5リッターガソリンエンジンの「VQ35DE」へ発展しました。

3代目（現行型）エルグランドライダー

エルグランドは、いわばトヨタ”アルファード”、”ヴェルファイア”の対抗馬で、ビッグサイズミニバンでは日本を代表する車種なんです。

vipの起源は初代エルグランドロイヤルライン

実は、エルグランドvipの起源は、1998年にオーテックジャパンから発売された、”エルグランドロイヤルライン”に見ることができます。もともと8人乗りのエルグランドを4人掛け、飛行機のファーストクラスを思わせるようなシートに交換し、贅の限りをつくしました。

2002年にエルグランドvip仕様が発売された

エルグランドに”vip”という特別仕様車がデビューしたのは、実は2代目（E51）のときなんです。製作はオーテックジャパンで、当時の最上級グレードのXLをベースに、4人乗りに改造し、アームレスト付本革シート、読書灯、スライドステップなどを装備していました。

3代目エルグランドｖｉｐ（4人乗り）

2012年から発売された、現行型3代目エルグランド”vip”には、4人乗りと7人乗りが設定されています。7人乗りでも装備は豪華で、2列目シートはもちろん「オットマン」が装着、読書灯や本革シートがおごられます。

現行型エルグランドvipの本革パワーシート

まずは、vip仕様車に欠かせない、「本革シート」は「白本革」となっており、リクライニングやスライドは電動で作動します。世界のvipにも共通な、本革とパワーシートがエルグランドvipにも標準装備されます。

4人乗りvipに装備される専用キャビネット

4人乗り仕様車に標準装備される大型キャビネットです。マガジンラック、時計、アッパーボックス収納と大型収納ボックスが装備され、足元はLEDライトが明るく照らします。

vip専用装備の、助手席・スライドドア連動ステップ

エルグランドvipは、ゲストの乗り降りにも配慮しています！助手席、および左側スライドドアが開くと、連動してステップが床下から出現します。ゲストへのおもてなしを考えた、素晴らしい装備ですね。

現行型3代目エルグランドvipに装着される専用エンブレム

このエンブレムこそが他とは違う「vip」の証！vipのフロントピラー下側には専用のエンブレムが装着されます。

ライバルと目される、トヨタアルファードロイヤルラウンジの内装

エルグランドがvipを世に送り出したのは、ずばり、トヨタアルファードの存在があります！実はトヨタアルファードにも、vip仕様の「ロイヤルラウンジ」というモデルがあるんです。エルグランドvipがこのロイヤルラウンジを意識したのは当然ですよね～！