2016/05/07
axela0414
ここ最近、都内でも大雪が降ったり、鹿児島でも雪が積もったりと、日本中で雪対策が必要になって来ましたね。そこで今回は、雪道での走り方についてまとめてみました。雪道での走り方の注意点などを調べて、危ない目に合わないように備えておきましょう!
こんなカーブは走り方に注意ですね。
突然の大雪。最近は都内でも珍しいことでは無くなってきましたね。また、冬から春にかけてはスキーシーズン。普段は雪の降らない地域にいても、雪道を運転する機会もあります。大丈夫と思っても、思わぬハプニングが起こるのが慣れない雪道。今回は、そんな雪道の走り方で注意する点を調べて行きましょう!
走り方を間違えると、こんなことに…
普段雪の少ない地域で「こんなに降ると思わなかった」という経験ありませんか?あまり雪が降らない地域にいるとスタッドレスに履き替えるのが面倒だったり、チェーンを用意してなかったりすることも。
しかし、雪道をノーマルタイヤで走るのはとても危険です。最悪の場合、他の車や人を巻き込んでの事故を起こす可能性もあります。
前が渋滞していることも。
走り方に注意が必要です。
雪道では、普段と同じようにブレーキを踏むのは危険です。特に、カーブに入る時はスリップの原因になります。急なブレーキ操作は避け、最低限のブレーキでも止まれる速度を保つことが重要です。また、エンジンブレーキを使うことも有効です。
雪道では何が起こるか分かりません。滑ってしまうことも考えて、車間距離は充分に取りましょう。目安はいつもの2倍です。万が一、後ろから追突された時の玉突き事故防止にもなります。
除雪車が入っていない場合は、轍に沿って走ります。狭い道で対向車が来た時などは焦って端に寄ると、路肩が見えなくなっていることもあるので危険です。ゆっくり確認しながらすれ違うようにしましょう。
アンダーステア
FF車の場合、雪道の上り坂では、駆動輪がスリップして登れないことがあります。そのため、平坦な場所から助走をつけるように走り、アクセルを一定に保って登っていくと良いそうですよ。
また、下りカーブの場合ついスピードが出てしまい曲がりきれない、ということも。アンダーステアが出やすいというFF車。直進で充分にスピードを落とし、少しずつハンドルを切るようにします。
オーバーステア
FR車は、FF車とは逆にオーバーステアになりやすい、と言うことがあります。そのため、雪道のカーブでハンドルを切りながらアクセルを踏むと、スピンしてしまうことも。アクセルは一定に保ち、急に離したり踏み込んだりしないようにする必要があります。
また、トランクにおもりとしてコンクリートブロックなどを積んでおくと、後輪が空転しにくくなるそうですよ。
4WDでも過信は禁物!
雪道に強いイメージの4WD車。直進の安定性は、群を抜いています。また、スタックした時に脱出しやすいのも4WD。しかしコーナーに弱いというのも事実のようです。車体が重いので、少し雪が深くても走れますが、滑りだすと制御するのが難しくなります。
坂のある雪道。下りは慎重にゆっくりが原則です。逆に上りはある程度勢いが必要。しかし、急にアクセルを踏み込んだりするのは危険です。先ほどもご紹介したように、平坦なところから助走をつけるように走り、アクセルを一定にして上って行きましょう。
下り坂の走り方は
エンジンブレーキを使って慎重に。
カーブの途中でアクセルやブレーキ操作することは危険です。カーブに入る前に充分減速し、少しずつハンドルを切ります。車が完全に進行方向を向くまでは、アクセルを踏まないように注意!踏み固められているように見えても、その下はアイスバーンかもしれないので、慎重に行きましょう。
危険予知トレーニング 雪道 カーブ編 その1
JAFの危険予知トレーニング映像です。
自分はもちろん、対向車の走り方にも注意が必要です。
交差点で停止する時は、他の車がオーバーランしてくることも考えて、停止線よりも数メートル手前で止まるようにします。自分が交差点に入って行く時は、カーブ走り方同様に慎重に。曲がる前に確実に減速し、ゆっくり曲がりましょう。
雪道ではチェーンを履かないなら、スタッドレスタイヤは必需品です。まれに、駆動輪だけスタッドレス、という人もいるようですが、4輪全てをスタッドレスにしないと、あまり効果が無いようです。
また、車がスリップし始めたら、制御するのは困難です。とっさの判断で、カウンターステアを当てる、アクセルを緩めるなどの対処は可能かもしれません。しかし、それも確実ではありません。
雪道では、『急』のつく操作は危険です。
最後に気を付けたいのが、屋根の上に積もった雪。意外と見落としがちですが、ブレーキを踏んだ時などに、フロントガラスに滑り落ちてきて視界ゼロなんて言うことにもなりかねません。
雪道の走り方に慣れている人でも、ヒヤっとすることがあるそうです。普段雪道の走り方に慣れていない場合は尚更ですね。雪道の走り方では「滑ってしまったらどうするか」ではなく「滑らない為の走り方」が重要です。
今後の雪に備えて、雪道での走り方をもう一度確認しておきたいですね。
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