2016/02/07
bruklyn
ドリフトで人気のS15ですが、もてはやされているのはスペックRです。でもNAのスペックSで街乗りメインで楽しみたい人もいるはず。「ドリフトできない人はS15に乗っちゃダメ!」なんて堅いことは言わず、気の向くままにスペックSを乗りこなしてみませんか?
S15 スペックS
S15とはシルビアの車検証に記載された型式名です。 スペックSはそのS15型シルビアのベースグレードになります。
日産・シルビア(SILVIA )は、日産自動車で生産されていた2ドアノッチバックタイプのクーペ型自動車(3代目、4代目にはハッチバックが存在する。また2代目及び3代目のクーペは日産では公式には「ハードトップ」と呼んだ)。名前の由来はギリシャ神話に登場する清楚な乙女の名前[要曖昧さ回避]から。その語源はラテン語で「森」を意味する。もともとスペシャリティカーとして登場し、3代目や5代目は当時のデートカーとして商業的に成功した。
美しくスタイリッシュなシルビアですが、
その名前はラテン語の「森」を意味しているなんて、意外です。
スペックRであれば清楚な乙女よりも硬派な男のイメージがありますが、
その意味ではシルビアのネーミングにふさわしいのはスペックSかもしれませんね。
S15 スペックS
シルビア(S15型)は5ナンバーサイズに収められる。写真はスペックSです。
・全長4,445mm
・全幅1,695mm
・全高1,285mm
・ホイールベース2,525mm
・車両重量1,200kg
前作S14シリーズではワイドボディが与えられ3ナンバーとなったシルビアだが、このモデルはダウンサイジングを敢行し再び5ナンバーボディとなっている。駆動方式はもちろんFRのみ。エンジンは2L DOHCのターボとノンターボNAの2タイプ。ミッションはターボが6MTと4AT、NAが5MTと4ATを用意する。エンジン出力はターボが250馬力(AT仕様:225馬力)、NAが165馬力(AT仕様:160馬力)。グレード展開はターボがスペックR、NAがスペックSの大きく2つのネーミングに分かれる。
S15シルビアは、前作のS14シルビアと比べ、
ボディサイズをコンパクト化し、よりスポーティーな走りに磨きをかけたクルマです。
S15ではスペックRがターボエンジン、スペックSがNAエンジンを搭載しています。
マニュアルミッションもスペックRの6速に対して、
スペックSでは5速となっています。
S15ではストイックに走行性能を求めているガチな走り屋でしたら、
パワーがあるスペックRが良いですが、
普段街乗りしかしない人には、NAのスペックSでも十分です。
S15 スペックS
S15スペックSのエンジンルーム
S15スペックSに搭載されるエンジンは、
SR20DE 型 直列4気筒 2000cc自然吸気エンジン(ターボが付いていないエンジン)です。
S15スペックSは、組み合わせるミッションによってパワーが異なります。
・5MT 165PS/6400rpm
・4AT 160PS/6400rpm
S15スペックS 足回り
S15 スペックSのブレーキ
前後ともディスクブレーキを採用しています。サスペンションはフロントはストラット形式ですが、リヤにマルチリンク形式を採用し、走行性能を高めています。
S15 スペックS メーター周りのデザイン
S15スペックSのインパネはシンプルです。
S15スペックSはNAエンジンのため、ブーストメーター等がなく、シンプルですっきりとしたインパネ。着座位置が低いため、シートに座っただけで高揚感があります。
S15 スペックS後部座席
S15スペックSはクーペながら、しっかりとリヤシートがあります。
座面を深くしていますので、ヘッドクリアランスも可能な限り確保しているのが特徴です。ちょっと窮屈ですが、万が一人を乗せなければならないときの緊急用としては十分かと思われます。
S15スペックSトランクルーム
S15スペックSのトランクルーム。セダンほどではないにしても、それでもS15スペックSは日常使用に十分使えるスペースがあります。
トランクはセダンのように深くないので、容量は少なくなりますが、
逆に言うと積み下ろしが楽になり、荷物をたくさん持ち込まない人であれば、
むしろS15スペックSのトランクは、日常使用に使いやすいと思われます。
シルビアS15 スペックSオーテックバージョン
比較的ベーシックなスペックのS15なのですが、ボディやエンジンをチューンした特別なモデルも発売されました。最後に、S15シルビアの特別仕様をご紹介します。
S15 スペックS オーテックバージョンのエンジン
フジツボ製のエキゾーストマニホールドを装備して、排気効率を向上させたエンジンです。
オーテックバージョンはスペックSをベースに、エンジンの圧縮比アップをはじめ各部をチューニングし、フジツボのS15スペックS専用エキゾーストマニホールドを装着したモデルです。
最高出力も200馬力にパワーアップしていまして、S15スペックSをグレードアップしているのが特徴です。
ボディ剛性を高めて、ブレーキも強化。6速マニュアルミッションやリミテッドスリップデフも装備し、最強のS15スペックSに仕上げています。
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