スズキハスラーが大人気！その人気の理由は？

2014年の1月に販売が開始してからなんと発売後10日で販売台数2万5000台を突破しています。その後も受注は止まることなく、仕様によっては納車待ちが何と1年近くに達する状況だったそうです。加えて、2014-2015年次日本自動車殿堂カーオブザイヤー、2015年次RJCカーオブザイヤーという二つの栄冠を手にしており、名実ともにその人気ぶりは留まるところを知りません。

ハスラーはワゴンRをベースに、大きなタイヤを取り付け、雪道や悪路も走れるSUVの機能を持たせようと開発されたとのことです。そのおかげで室内はミニバン並みに広く、最低地上高は175mmもあるので、悪路の走破性も全く問題ありません。これによって雪道や山道などでも問題なく運転することができます。街も自然も自由に走れる軽、というのはハスラーの大きな魅力です。

さらに遊び心満載のインテリアも魅力の1つでしょう。ボディーカラーに合わせてインパネやドアの内側の色を選ぶことができ、シートもボディーカラーに合わせてパイピングの色も違います。

ハスラーは性別や年代でターゲットとなる消費者を決めずに、「利用シーン」を伝え続けました。ライフスタイルに合わせた車を、という考えのもと、パンフレットにはサーフィンなどの写真を挿し込み消費者の生活と結びつけようとしました。この手法が功を奏し、なんと「着ている服に合うからこの車を選ぶ」、「ライフスタイルにぴったりだから買う」といったお客さんが大勢現れたといいます。少し前まで軽といえば実用的で使い勝手のいいもの、として認識されていましたが、今軽に求められているのはそれらはもちろん、生活にあった車であるか、ということなのかもしれません。