2016/02/02
みーこ11
インバーターをご存知でしょうか?車のバッテリ-電気を家庭用の電気に変えてくれる装置です。ということは、車内で家電を使えちゃうんです。車内のインバーターにコンセントをつないで、スマホの充電、いやいや電子レンジでも使えちゃうんです。お勉強しましょう・・・
インバーターは車のバッテリーなどの電気(直流:DC12V)を一般家庭用コンセントに流れている電気(交流:AC100V)に変換してくれる機器です。
ここでいうインバーターとは車の電力変換器のこととして、記します。
要するにインバーターとは、車の電気で家庭用電気製品を使えるようにする為の、便利な機械だということになります。
ここでちょっと理科で習ったことの復讐です。電気には、2つのタイプがあります。
覚えてますか?
一つは、一般家庭用コンセントの電気のような、交流(AC)というものです。
そしてもう一つが、車のバッテリーのような直流(DC)というものです。
家電製品には、通常2本が1束にまとまったコードが付いています。
この2本のうちの1本のコードにプラスの電気、もう一方のコードにマイナスの電気を通して家電製品を働かせるのが直流(DC)電気です。例えば懐中電灯やプラモデルのモーターなんかは直流(DC)電気です。
一方、コードの中をプラス、マイナス、プラス・・・・と交互に流れるのが交流(AC)電気で、家電のほとんどがこの方式で働いています。
直流(DC)より交流(AC)の方が、大きな力を出すだけの電気を流しやすいからなんですネ!
だから、家で使っているパソコン(AC用)も車の電気(DC)を使ってでは使えないんです。
因みに、パソコンの電池があるうちは車内で使えますよネ・・・・?!
車のDC12V(直流12V)のバッテリーで家電製品を使う為には、電気の種類をAC100V(交流100V)に変換する必要があり、その変換を行う機器がインバーターと呼ばれている物なのです。
インバーターから出てくる電気の波形には【正弦波】【擬似正弦波】【矩形波】の3タイプがあります。
家庭用の電気と同じ波形が【正弦波】という波形です。
【擬似正弦波】や【矩形波】を出力するインバーターでは、動かない電化製品もありますので、【正弦波】インバーターを選ぶことが、大切になります。
次に定格出力についてですが、インバーターには600Wや1000W、2000Wなどと、出力できる大きさによって様々な種類があります。
簡単に説明すると数字が大きければ、高い消費電力の電気製品が使えたり、多くの電気製品が同時に使うことが可能になります。
例えば消費電力の少ない【照明】【携帯電話の充電】【ノートパソコンを使う】など、消費電力の合計が600W以内を想定している場合には600Wタイプのインバーターでいいかと思います。
但し、電気製品によっては起動時に数倍、数十倍の電力を消費する(起電力といいます)ものがあり、たとえ消費電力の合計が600W以内だからと言っても100%動くということではないので、お気を付け下さい。
http://www.mmjp.or.jp/sabio/inverter/#20
車にインバ-ターを備えると、何が良いのでしょう・・・・?
前述したとおり、インバーターは車のバッテリー等の電力を利用して、家の電気で使っているような家電品を動かすことができますので、車で色々なことができるようになります。
例えば、車内で電池切れを気にせずパソコンが使えたり、スマホや携帯に充電ができます。
さらに車でキャンプに行ったとすると、電気ポットで簡単にコーヒーを飲めたり、ことによっては電子レンジが使えたりできます。
またオーディオ好きな方なら、車内でボーズのスピーカーを高出力なアンプを使って鳴らせます。
そんな車載インバーターを選ぶには、何に気を付けたらいいのでしょうか・・・・?
車載インバーターとして市販されている物の中には、携帯電話を充電することしかできない格安なインバーターと疑似正弦波出力、正弦波出力の本格的インバーターがあります。
簡単にいうと、携帯電話とipodならば格安インバーターで充電できますが、ステレオなどの音響機器やパソコン、モーターなどは疑似正弦波か正弦波インバーターでないとうまく動きません。
価格差は1,000円程度ですので、安物買いに留意が必要です。
そしてもう一つ重要なのが、どの程度の家電製品を車内で使う予定なのかを想定・計算して、それに合った性能の車載インバーターを選ぶことです。
車載インバーターには、先の要望に応えるだけの多くの種類があります。
ここで注意したいのは、先に書いた車への持ち込み家電の中に、起電力の大きいものが含まれていないかということです。
含まれる場合には、それなりに一回り大きな規格の車載インバーターが必要になることとなります。
車に搭載されているメインバッテリーにインバーターをつなぎ電機を使ってしまうと、メインバッテリーの電機が空になり、エンジンが掛けれれなくなるなどのトラブルが想定されます。
それでは困ってしまいますので、キャンピングカーや車中泊をする多くの方はサブバッテリーという電気製品を使うた為のバッテリーを別に用意してインバーターでAC100Vに変換し電気製品を使います。
サブバッテリーは電気製品を使う為の電気を蓄える電池と言えます。
サブバッテリーには大きく分けて2種類があります。
これまでサブバッテリーとして使われてきたものですが、重量が重く充放電回数もリチウムイオンバッテリーに比べ少なく時代の流れでいずれ消えゆく古典的なバッテリーです。
軽量コンパクトで繰り返し充放電は鉛バッテリーの10倍程の次世代バッテリーです。
携帯電話やノートパソコンなど多くの携帯端末で使われており、近年技術的革新が進みハイブリッド自動車や電気自動車で使われています。
リチウムイオンバッテリーには、2つの大きな特徴があります。
まず1つ目はその軽さといえるでしょう。
重量が鉛のバッテリーの約半分、軽く なればクルマの燃費にも貢献しますし CO2削減にもつながります。
また、持ち運びの面でも軽いですから とても楽に持ち運べます。
2つ目は充放電回数といえるでしょう。
従来の鉛バッテリーと比べると約5.7倍ほど繰り返し充放電をすることが可能と言われています。
鉛ディープサイクルバッテリーの充放電回数が約350回に対し、リチウムイオンバッテリーの充放電回数は約2000回と言われています。
性能面、機能面から見て明らかにリチウムイオンバッテリーの方が優れており、昨今価格面、供給面でも安定的に調達することが可能になって来たようです。
バッテリーを長持ちさせる秘訣は、なるべく空に近い状態まで使わず少しでも使ったら充電することを心がけることだと言われていますが、昨今のインバーターは家庭電源からバッテリーに充電するものも出ているようです。
最後にその紹介動画を掲載しておきます。
マルチインバーターの基本的な使い方
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