2016/02/19
ゴンタ
パドルシフトはご存知ですよネ・・・・?F1発祥のシフトチェンジに便利なアイテムです。最近では、その 使い方を知らないと恥をかくくらいの普及率です。そこで今回は、パドルシフトについてその使い方からメリットやデメリットまで調べてみます。
パドルシフトとは、ハンドル中央の手を添えるところに付いているボタン(のようなもの)を利用して、車のギアを任意のタイミングで変更するための装置です。
シフトノブでギアを変更する場合と比べて、パドルシフトの使い方次第では手を離さずに素早く直観的な操作ができるという利点があります。
また、パドルシフトはステアリングの付け根部分、通常は左右両方に装備されたレバー(パドル)を、ステアリングを握りながら人差し指または中指でパドルを瞬時に操作しシフトダウン、シフトアップを行うという使い方をする装置ですので、AT車でもマニュアル操作感覚を楽しむことができます。
パドルシフトの始まりは、1989年にF1チームのスクーデリア・フェラーリが操舵の安全性向上やシフト操作に要する時間を短縮する使い方をするために「フェラーリ640(F189)」に実戦投入したことでした。
以降、パドルシフトは高性能車、車をスポーツ走行という使い方で楽しむことに多く採用されています。
パドルシフトの最大のメリットは指先の直観的な操作によりステアリングから手を離すことなく、瞬時にシフトダウンが可能になる使い方ができることです。
パドルシフトを利用するとシフトダウンがしやすいので、使い方によってエンジンブレーキを有効に使えます。
そして、パドルシフトの使い方によってフットブレーキを使う頻度が減ると、以下のようなメリットが生まれます。
●パドルシフトの使い方で、長い坂道(下り)などでのトラブル、「フェード現象」(ブレーキが過熱して摩擦力が急激に低下、効きが悪くなる)や「ベーパーロック現象」(ブレーキ液が過熱して気泡が発生し、ブレーキが効かなくなる)とは無縁になります。
●パドルシフトの使い方により、特に欧州車、国産上級車のブレーキダストが減りホイールをキレイに保てます。
●FR車の場合、パドルシフトの使い方で前後のタイヤがバランスよく摩耗するので、タイヤローテーションの回数が減り、また、前後でタイヤサイズが違う(ローテーションできない)高性能車ではなおさらメリット大です。
パドルシフトの基本的な使い方&レビュー(レクサス IS350の場合)
パドルシフトでは、エンジンブレーキのみで減速する場合には、ギアは1段ずつ下げる使い方が重要です。
エンジン回転数が低くなってきたらまたギアを1段という風に。一気に下げてエンジン回転数が急激に高まる使い方は車にとっても良いことではありませんから・・・・。
また、回転数と速度が規定の範囲に収まっていない場合では、ギアが切り替わらない使い方の設定になっています。
つまり、2速20km/h程度で走っているときに、いきなり4速にシフトアップしても切り替わらず2速のままという使い方になるわけです、クルマによっては警告が出る場合もあります。低速域のギアほど、アクセルを開放しないとギアが切り替わらないような設定になっています。
クルマによってはステアリングとパドルシフト間に距離があり、手の小さい人、指の短い人には使い方が悪いものもあります。
また、パドルシフトを頻繁に操作するとなるとステアリングを握る手の位置がほぼ9時15分に限定されます。自分の運転しやすい、好みの位置じゃない場合はちょっと使い方にストレスを感じるかもしれません。
ちなみにCVT車の中には、パドルシフトが装備されているにもかかわらず、頻繁な使い方を薦めていない車もあります。取説で確認してみてください。
パドルシフトは、使いこなすことができれば、MTほどではないですが運転が楽しくなるとても便利なものです。
パドルシフトの使い方(操作方法)って、詳しいマニュアル等がなくてわかり難いですよね。よほどの車好きでない限り、パドルシフトの使い方で戸惑うこと間違いなしです。
いかがだったでしょうか?
運転のスタイルは人それぞれなので全員には勧められませんが、車にとっても運転手にとってもメリットが多いパドルシフトですので、興味のある方は使い方に慣れて試してみては?
そこで、パドルシフトの上手な使い方についての動画を見つけましたので前述同様、掲載しておきます。
お勉強しておきましょう・・・・!
パドルシフトの上手な使い方-応用編:シフトダウンと加速-(使用車:レクサス IS350)
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局