車のシートをきれいにしたい!シートの掃除方法を調べてみました!
2016/01/16
kaori7
イイ音は車のオーディオ機器が良ければ自然と出てくると思っていませんか?機器だけ良くても純正以下の音になる事も当たり前!デッドニングでバランスを修正しなくては車でイイ音は出せません! デッドニングと言われる新しい世界、勇気を出して足を踏み込んでみませんか?
車のデッドニングはカーオーディオの繊細な音を聞く為に、車の余計な騒音や振動を防音材や防振材、吸音材を使って減らす作業です。
要するに、車の軽量化目的で薄く作られたボディーからエンジンの音や走行音、外部の騒音を室内に入れないようにし、とにかくスピーカー正面で発生する音以外を抑える事なのです。
デッドニングしていない車のフロントドア
弱々しいスピーカー周りの鉄板や、大きなサービスホールが開いているのが見てとれると思います。
これでは外部からの騒音や、スピーカー背面の音が室内に入ってきてしまい、スピーカーの発生する音は濁ってしまいます。
ご覧の通り車の内装やシートは一度撤去し、デッドニング材を貼付ける作業の繰り返しです。
意外と大変な労力ですが、カーオーディオに音はすばらしいものへと変化します。
車のフロントドアのデッドニング例
フロントドアのデッドニングは、スピーカー正面と背面の音を分離する目的で、とにかく穴を埋める事です。
そして背面の音をスポンジ等を使って吸音や拡散する事で、スピーカーへ反射して戻る音を減らす事。
要するに、スピーカー正面意外の音を出来るだけ排除するのです。
車のフロアのデッドニング例
車メーカーでも防音対策は施してありますが、イイ音を聞くにはまだまだ不十分なのでデッドニングしなければなりません。
面積が広いのでフロア全体で振動しやすく低音の発生源、ここをデッドニングする事でかなりの騒音や振動が減ります。
しかも真下にはマフラーがあるので、影響を受けないように念入りの作業が必要です。
車のルーフのデッドニング例
雨の日の車の運転で、雨粒の当たる音が甲高く聞こえたりしていませんか?
それはデッドニングが必要なサインです。
特に耳に近い部分という事もあって細かなノイズも気になる部分で、しかもスピーカーからの音が反射されないようにとスポンジを入れて吸音したり、拡散マットを入れてみたりと様々なデッドニング方法が取られる場所です。
車のトランクルームのデッドニング例
車のトランクルームをサブウーハーのエンクロージャーとして使ったりする場合、特に念入りにデッドニングしなくてはならない部分になります。
中でもタイヤハウスやスペアタイヤ周辺、トランクドアはデッドニングしましょう。
究極な車のデッドニングとして見た事がありますが、窓ガラスを取り外して板金で埋めてしまった例もありますので、そう考えると紹介した例はかなりカワイイものです。
防音メーカーや車用品メーカーの各社は、いろいろな防音製品を出しています。
というのも、それぞれ消せない音や振動が存在するので、その短所を補いながら複数を組み合わせて使われる事が多いからです。
中でも車のデッドニングでよく使われるものをあげてみました。
純鉛シート
鉛は制振作用が高いので非常に薄いつくりで、曲線への貼付けやすさは容易で、重量もあるので効果に期待が持てます。
また有毒の鉛を使っているという事もあり、表面をコーティングしたものも出ています。
460mmX1000mmX1mmで約6000円前後。
アルミ・ブチルゴム系シート
アルミシートとブチルゴムで出来た粘着材を使ったシートで、見た目も美しいので車のオーディオショップで使われるタイプ。
ただし、高価なのでその辺は覚悟しなくてはなりません。
300mmX400mmX1.9mmで約1300円前後。
アスファルトシート
車メーカーも防音材として使いますが、貼付け前や貼付け時にヒートガン等で暖めながら作業しないと、シートのひび割れや接着不良を引き起こすので扱いづらいところがあります。
冬場の作業は、出来るだけ避けたほうが賢明かもしれません。
300mmX400mmX1.5mmで約500円前後。
フェルトマット
吸音材として使われ、制振材や防音材の補助として併用される事が多く、スピーカーの音を吸音したり反射させない目的で使われます。
ほとんどのホームセンター等で切り売りされているはずです。
980mmX1000mmX10mmで約500円前後。
拡散マット
吸音・拡散材として、ドア外板部の裏で使われるものです。
雨水を吸い込まない素材なので、カビの発生を抑えるようになっています。
140mmX420mmX12mmで約1500円前後。
お財布と時間の許す限り、とにかくやればやっただけの効果はでます。
今まで贅沢に一面に貼る例ばかりを取り上げましたが、お手軽な要所要所に貼る方法もあります。
まずは部分貼りから初めて徐々に増やして、納得出来るところまできたら終わればイイのです。
車のフロントドアの部分的なデッドニング
ノックしてみて「カンカン」と鳴る部分は絶対に貼る必要がある部分です。
部分貼りでも貼ってはノック、貼ってはノックと繰り返せば見違えるほどに改善されてくるはずです。
最低限、サービスホールは埋めて下さい。
車のフロアの部分的なデッドニング
車メーカーでアスファルトシートを貼ってある部分もありますから、そこを避けて貼るだけでもかなり効果的です。
やはりノックしながらの作業です。
ですが車のデッドニングで音質が改善され、耳が慣れてくると更にデッドニングを繰り返したくなります。
要するに最初は部分貼りでも、最後には全面貼りへ進化を遂げるのがこの世界です。
更には、もっとイイ音を追求する為に車を買い替えたり、挙げ句の果て数百万の機材に買い替えたりと、まだまだ終わることのない世界が待っています。
ここまで紹介しましたが、車のデッドニングは完全に騒音や振動を無くす事は出来ません!
車のデッドニングは、騒音や振動を減らすのが目的だと思って下さい。
あくまでも、減らすだけです。
はっきり言ってしまえば、デッドニング材も実際は振動します。
その振動域はノックした時に帰ってくる音あたりがその振動領域です。
だから、デッドニング材を組み合わせて使われる理由はコレがあるからです。
とにかく、デッドニングはキリが無いという事を常に忘れないで作業して下さい。
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