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これ高級外車じゃないの!?光岡「ラセード」の燃費をご紹介!

光岡のラセードは見た目は高級外車に見えますが、ベースはシルビアで中身にシルビアそのものという感じです。ラセードは結婚式場などで見かけることが多いのですが燃費や実燃費はどうなのでしょうか。ラセードの燃費やオーナーが出している実燃費を見てみましょう。

ラセードってどんな車?

ラセードとは日産のシルビアをベースとして光岡が発売していたクラシック風クーペのことです。
名前の由来は「第二の人生・飽くなき夢を追い求め、自由を味わいながら長い人生を楽しむ」という意味合いのライフ セカンド ドリームという造語から来ています。

ではラセードとは一体どんな車なのでしょうか。

ラセードはクラシカルなデザインですが、シルビアをベースとしているためメンテナンスが容易という点が最大のポイントでメッキパーツを除いて部品はかなり流通しています。

ちなみに左右についているタイヤカバーと6本のエキゾーストパイプはどちらもダミーで、中にはバッテリーなどが入っています。

フロントについている4本のラッパ状のクラクションは本物でちゃんと作動します。

初代ラセード

初代ラセードはS13型のシルビアをベースにして作られています。初代ラセードの生産期間は1990年の5月~6月で、乗車定員は4人です。

ラセードの最大の特徴は5mを超える長い車体です。全長5100mm、 全幅1870mm、 全高1280mm、ホイールベース3375mmと、4人乗りの乗用車としては非常に長いです。
CA18DE型エンジンをFRレイアウトで搭載し、ミッションも4速ATですが、スペックはシルビアと同じです。

2代目ラセード

2代目ラセードはS15型シルビアをベースに作られ、光岡自動車では先代と区別するためにニューラセードと表現されています。2代目ラセードの生産期間は2000年の11月~12月で、乗車定員は4人です。

初代ラセードよりもさらに車体は長くなりました。
全長5230mm、全幅1880mm、全高1270mm、ホイールベース3424mmと一回り大きくなっています。 SR20DE型エンジンをFRレイアウトで搭載し、ミッションは4速ATです。

2代目ラセードの新車価格は
2.0 Aタイプ 5,250,000円
2.0 Bタイプ 5,350,000円

ラセードの中古車価格は
1999年~2000年が140万円~200万円まで
2000年~2004年が300万円~380万円まで
となっています。

ラセードは中古車両としても非常に高価ですが、独特のデザインに惹かれて購入する方が多いのも事実です。

ラセードの燃費

次はいよいよ本題のラセードの燃費を見ていきたいと思います。
が、ラセードの燃費が書かれてある資料を見つけることができなかったため、ベースとなったシルビアの燃費を探してきました。

2代目ラセードのベースとなったS15シルビアの燃費は
10・15モードで8.8~12km/Lとなっています。

ラセードはシルビアよりも車体が重たいことも加味すると、燃費はよく伸びても10km/Lくらいとなるのではないでしょうか。

ラセードの実燃費

そして、もっと気になるのがカタログ値の燃費よりも実際ン乗ってみて測る実燃費ですよね。
ガソリンが高騰している今、車を購入する際に実燃費は結構優先度が上位に来るくらいですし、気になりますよね。

ラセードの実燃費はレギュラー 5~9.92 km/Lと幅があります。
おおむね予想しているカタログ値の燃費から少し落ちるくらいだということですね。

ラセードの燃費評価

ここで、実燃費を出してくれたオーナーのラセードの燃費に対する評価を見ていきましょう。

ラセードの燃費評価は「燃費もそれほどは良くないようです。」や「車両がかなり重いので燃費は悪いです」という評価が目立っていました。
しかし、いくら燃費が悪くてもラセードに乗り続けたい理由がみなさんあるようでした。

おそらくその独特のデザインとメンテナンスの容易さにあるのではないかと思います。
外装パーツは確かに特殊でお値段も高いと思うのですが、エンジンや内装に関しては結構簡単に手に入る点がオーナーを納得させている理由のようです。

とはいえ、燃費の良し悪しは乗り方にもかなり左右されます。
ということは運転の方法である程度、ラセードの燃費を伸ばすことができそうですね。

ラセードの低燃費な運転法

次はラセードの燃費をどうにかよくできないかと考えました。
一番手軽に実践できる方法としては、やはり運転の仕方、乗り方にあると思います。
ラセードを低燃費にする運転方法を見ていきましょう。

ラセードで低燃費を実現できる運転方法としては

1.登り坂は出来る限り時間をかけずに登り切る。

ただし坂道の途中では無理に加速しないことが大切です。坂道途中での加速はガソリンを多く使います。なので、坂道の途中から速度が落ちてきてもそのままで登り切ってください。


2.急発進、急加速などアクセルをむやみやたらに踏まない。

アクセルをガバッと踏み込む運手はエンジンに負担をかけるだけでなく、ガソリンもいつも以上に使います。
できるだけ緩やかな発進、加速、停車を心がけてみてください。  

この2つが効果的な運転方法のようです。

ラセードのライバル車の燃費

最後にラセードのライバルとなる車種の燃費を見ていきましょう。
ライバルとされている車の燃費と実燃費はどうなっているのでしょうか。

スカイラインクーペ

スカイラインクーペの燃費は10・15モードで7~12km/L

平均実燃費は7.9km/Lとなっています。

トヨタ クラウンセダン

クラウンセダンの燃費は10・15モードで7.8~15.6km/L

平均実燃費は8.79km/Lとなっています。

いかがでしたか。

乗り方ひとつで燃費は大きく変わってきます。
交通状況や天候、寒暖など、その場その場で大きく変わってくると思います。

古い車だからって必ずしも燃費が伸びないわけではありません。きちんとこまめにメンテナンスしたり、燃費走行を心がければそれなりに燃費も伸びてきます。

ラセードを購入される際の燃費の参考になれば幸いです。

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