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内装・インテリアもカワイイ日産Be-1は初代マーチのパイクカー

大量生産を前提にしないから実現出来た個性的な外装、内装・インテリアはBe-1の大きな魅力の一つです。そんなBe-1の内装・インテリアや評価、価格を調べて見ました!限定生産だからこそ可能になったBe-1の内装・インテリアを見てみましょう!

マーチのパイクカー第一弾!Be-1の内装・インテリアは?

外観と同様に内装・インテリアも個性的なデザインだったBe-1!そんなBe-1の内装・インテリアを調べて見たいと思います。

日産 Be-1

ファッション性を強く意識したクルマを作ろうとして1980年後半から1990年頃まで限定生産されたマーチベースのパイクカー第一弾が日産Be-1です。レトロでファンシーなボディデザインと内装・インテリアを持ち、85年の東京モーターショーで発表されたときは圧倒的な人気を集めました。
Be-1の内装・インテリアデザインと同じコンセプトで作られたウェアや文房具などもタイアップ展開されて販売し、ファッションを中心としたクルマのイメージをアピールして成功しました。

日産Be-1の内装・インテリアデザインコンセプト

Be-1の内装・インテリアはラジオやオーディオが省略される等、徹底的にシンプルなものでした。

シンプルなインストルメント・パネル

不必要な飾りや機能を排除したシンプルな内装・インテリアのBe-1
大きくて丸いスピードメーターをドン!とドライバーの目の前に配置した、従来には無かった簡便なインストルメント・パネルはBe-1のデザインコンセプトを具体的に表したものでした。

大きくて丸いスピードメーターと小さなタコメーターに丸形のベンチレーショングリル等、丸型を基調としたデザインをエクステリア同様、内装・インテリアでも採用しています。

日産Be-1の機能・収納デザイン

シンプルで機能的なBe-1の収納を見てみましょう!

日産Be-1の内装・インテリア

こまごまとした収納ポケットを作るのではなく、大きな棚を二つ用意して自由に荷物を入れるスタイル。シンプルで合理的なBe-1は割り切った内装・インテリアデザインになっています。

グローブボックスではなく「棚」を用意して小物を自由に置けるようになっています。
シートはニットのフルクロスで、ヘッドレストは後部座席に圧迫感をあたえない丸パイプで作られて柔らかくカワイイ感じを演出しています。

「丸い」「かわいい」「シンプル」で統一されたBe-1の内装・インテリアは機能的でもありました。

Be-1のドアトリム

ドアハンドルなど出っ張りのある部分にはくぼみが作られて圧迫しないように配慮されています。
そして極力シンプルな内装・インテリアなのがBe-1の特徴です。

Be-1の内装・インテリア部品はベース車両のマーチと共通部品がほとんど無く、専用の物が用意されました。
ドアの内側は下半分がむき出しの鉄板でボディと同じ色に塗装されています。
ドア前方下部にちょっとした収納ポケットも!

Be-1のトランク

Be-1のトランクルームはデザイン優先のためか、少々開口部が狭かったようです。
大きな開口部を持つハッチバックだったマーチとは違い、デザインが優先された部分と言えるかもしれません

Be-1の【新型】【旧型】!?ベースとなった日産マーチと3台のパイクカーを調べて見ました。

初代マーチをベースカーとして、少量生産で遊び心がある車として企画されたパイクカーが3台生まれました。Be-1、パオ、フィガロの3台とマーチについて見てみましょう!

ベースカー日産マーチ

日産マーチ

1981年の東京モーターショーで参考出品され、サニー以来の一般公募で車名が決定された。

初代日産マーチは1982年10月に発売されました。
リッターカーとして開発されたマーチはコンパクトで扱いやすいボディサイズでありながら十分な居住性を併せ持つ車でした。

パイクカー第一弾 日産Be-1

日産Be-1

限定10000台生産され、あまりの人気ぶりに中古価格が新車価格を上回る事態となりました。

レトロで丸いエクステリア、内装・インテリアデザインのBe-1は当時の主流から大きく異なる車でした。

パイクカー第二弾 日産パオ

日産パオ

パイクカー第二弾として1989年に発売されました。

Be-1の大成功を受けて企画されたパオは、生産台数を決めずに、3か月の間に受け付けた台数を生産。その結果、Be-1を上回る51657台が生産されました。

パイクカー第三弾 日産フィガロ

日産フィガロ

1991年に限定20000台発売されました。

3回に分けて抽選販売され、2万台生産されました。
オープントップや本革シートなど、レトロ調でオシャレな外観が特徴の車です。

Be-1、パオ、フィガロ、3台のパイクカーを比較してみると、それぞれ個性的な車であることが分かります。
外観だけではなく内装・インテリアなども趣向を凝らしボディカラーも専用色が用意されました。

三者三様の個性を持ったクルマ達はベースとなったマーチが優れた基本性能のクルマだったから成功したのではないでしょうか

Be-1の内装・インテリアの評価は?

Be-1の内装・インテリア

シンプルで機能的、よけいな装飾が無くて好感が持てると高く評価されている日産Be-1の内装・インテリア
当時の豪華さを追い求める風潮のアンチテーゼとしてBe-1の内装・インテリアは評価されていたようです。

Be-1の内装・インテリアの評価としては

「Be-1は余計な物は必要ない必要最低限と割り切った内装・インテリアで今のクルマにない魅力がある。」

「なんといっても愛くるしい内装・インテリアが最高!」
「ドアの鉄板むき出し部分はボディと同じ色でオシャレだと思う」

「キャンバストップの屋根が大きく開いて解放感最高です。フルオープンにすると凄く気持ちがいい!」

と言った意見があるようです。
やはりBe-1のかわいい内装・インテリアデザインが好評のようですね!

限定生産で個性的な内装・インテリアのBe-1!気になる価格は?

中古価格が新車価格を上回った日産Be-1の価格について調べてみました。

日産Be-1

ノーマルルーフ 5速マニュアル 1.293.000円
           AT        1.348.000円

キャンバストップ 5速マニュアル 1.393.000円
           AT         1.448.000円

ベース車両のマーチが63万~123万だったので限定生産のBe-1は良心的な価格だったと言えるのではないでしょうか?

パイクカー 日産Be-1

限定1万台で生産されたBe-1は個性的な外観だけではなく、かわいくてシンプルで合理的な内装・インテリアを持つクルマであることが分かりました。

かわいい外観に目を奪われがちですが、内装・インテリアも魅力的な日産Be-1の中古車購入の参考にして頂ければ幸いです。

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