NSXのセダン版！Honda新型レジェンドの驚くべき先進メカニズム

クラウンやセドリックに対抗すべく、Hondaが開発した旗艦４ドアセダンがレジェンドです。初代モデルは1985年にデビューし、2年間製造しない期間がありましたが、2015年に新型レジェンドとして復活しました。

新型レジェンドは３モーターハイブリッドシステムを搭載し４輪を駆動するホンダ独自の駆動システムを採用しています。高度な制御技術は後にデビューするNSXにも採用されており、新型レジェンドは「４ドアのNSX」とも呼ばれているのです。

ボディサイズは全長×全幅×全高＝4995mm×1890mm×1480mm。ホイールベースはロング化し2850mmで安定した走りが可能になりました。前後のオーバーハングが切り詰められており、このあたりも高い走行性能を予感させるものです。価格680万円

新型レジェンドのパワーユニットはリッターあたり16.8km/Lの低燃費を実現しただけでなく、Honda独自のIPU（インテリジェントパワーユニット）による機構で、エコだけではないハイレベルな走行性能を実現しました

注目のハイブリッドシステムは３．５リッターV6エンジンを縦置きして、１モーターでパワーアシスト。後輪は２モーターで４WDとしていますが、単にパワーをアシストするだけでなく、旋回時は左右でトルク配分を変え、ステアリング操作では補えない領域もコントロールしているのです。

NSXにも採用されているツインモーターユニット。滑りだした時も、左右で回転数を変えて、雪道でもスピンしにくいように車体を自動でコントロールします。

もちろん安全性にも抜かりがありません。新型レジェンドには数々のセーフティー機能を備えています。

Hondaのフラッグシップモデルということもあって、エクステリアデザインにも高級感があります。特にヘッドライトは要注目。ジュエリーアイと呼ばれるヘッドライトには、ゴージャスな雰囲気だけでなく、ここにもハイテクシステムが導入されています

特徴的なのは、LEDヘッドランプを採用しているといころ。片側4つ(8つに見える)のロー
４つのLEDのうち、内側がロービームで外側になるにつれハイビームとなっています。またハイビーム走行中は、カメラで対向車の有無を検出。自動でロービームに切り替えるハイビームサポートシステムが採用されています。

インテリアはデザインだけでなく、シートに触れた時の肌触りも心地よさを感じます。ドアトリムからダッシュボードにかけて一体感のある形状も、独特な雰囲気をかもしだしています。

ホンダ独自のSH-AWDシステムは強力なパワーでフロントが引っ張り、リヤが追従していく印象。ただそのレスポンスが早く、力強い４WDといった印象を受けます。なによりドライバーの意志に忠実に反応するリニアで自然なステアリング特性は、完成度の高さを表すものです。