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新しい自動車の形!EV(電気自動車)と充電の基本をまとめました!

ようやく市場に出回り始めたEV(電気自動車)ですが、充電方法や充電が切れてしまったらどうしようなど良くわからない点もあり、気になるけど手は出せない人もいるのではないでしょうか?今回はそんなEV(電気自動車)と充電についての基本を紹介していきます!

EV(電気自動車)の基本

EV(電気自動車)とは?

EVとはElectric Vehicleの略で電気自動車のことをいいます。
搭載されている電池に蓄えた電気でモーターを回転させ走行させるので、充電が不可欠で電気がなくなれば走行させることができなくなります。

EV(電気自動車)の充電

EVの充電

家庭で充電する様子

EVは単相交流の100Vコンセントまたは200Vコンセントを使用し普通充電を行います。充電時間は100Vだと1時間でおよそ10km程度走行できる充電が可能で、200Vだと30分でおよそ10km程度走行できます。約11時間~21時間程度で満タンまで充電できるようです。
走行距離は約120km~280kmとなっているようです。
(各メーカー、車種、充電環境、走行環境などにより数値は変動するので目安と考えましょう。)

プラグインハイブリッド(PHEV)とは?

プラグインハイブリッド車とはPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)と呼ばれています。
プラグで充電可能な電池のほかにエンジンも搭載して双方を併用して走行します。電池不足時には、ガソリンエンジンを使用したハイブリッド走行が可能な車です。
メーカーによってはPHVと呼ばれていることがあります。

通常のハイブリッド車の違い

通常のハイブリッド車

トヨタ プリウス

通常のハイブリッド車は走行中に発電・充電を行い、エンジンとモーターで走行するシステムになっています。
PHEV(PHV)はEV同様にコンセントから充電でき、完全に電気で走る点が異なります。

PHEVの活用法

PHEVの最大の特徴は、電気によるモーター駆動もでき、ガソリンによるエンジン駆動もできることにあります。
ただし、EVと比べてしまうと電気による走行距離が短い点です。
メーカーや車種により異なりますが、約26km~50km程度とかなり短い状態になっています。
その変わり充電時間が約3時間程度と短くなっています。

燃費効率が悪い、街中走行などでは電気によるモーター駆動で走行し、
長距離走る場合は、ガソリンによるエンジン駆動で走行するなどの活用法がおすすめです。

各メーカーのEVやPHEVのラインナップ

ここでは各メーカーのEV車やPHEV車を紹介していきます!
(2016年5月時点)

三菱自動車工業株式会社

i-MiEV(アイ・ミーブ)は2009年6月に量産製造を開始した電気自動車です。
乗車定員は4人でボディタイプは5ドアハッチバックになります。
座席の床下部分にリチウムイオン電池を搭載しているため、室内空間の犠牲を減らしつつ、低重心化による安定走行が可能となっています。

※燃費偽装問題により新車の製造・販売が中止されています。(2016年9月現在)

アウトランダー PHEV

PHEV

アウトランダーはミドルサイズのクロスオーバーSUVです。PHEVはガソリン車から派生し、2013年1月より販売を開始しています。
乗車定員は5人でボディタイプは5ドアになります。内外装でガソリン車との差別化が図られています。

※燃費偽装問題により新車の製造・販売が中止されています。(2016年9月現在)

日産自動車 株式会社

2010年から販売されている5人乗りの電気自動車です。
マイナーチェンジなども行われており、LEAF(リーフ)では、車に充電された電力を家庭用の分電盤に接続して活用できるシステムが導入されています。
災害時などの非常用バッテリーとして活用することができます。

トヨタ自動車 株式会社

プリウスPHV

PHEV

2009年12月からZVW30型プリウスをベースにしたプリウスPHVのリースを開始し、2012年1月からは市販を開始しました。新型のプリウスPHVは2016年の冬に発売する予定となっています。

本田技研工業 株式会社

フィットEV

EV
※法人向けリース販売のみ

人気車種であるフィットの基本パッケージをベースとした電気自動車です。
市販はされておらず、2012年8月から約200台を法人向けに2年間のリースのみとなっています。

メルセデス・ ベンツ日本 株式会社

スマート フォーツー エレクトリック ドライブ

EV

シティコンパクトとして販売されているSmartの電気自動車です。
乗車定員は2人でコンパクトですが、横幅があるため普通自動車として扱われます。
2012年から販売を開始しています。装備としてはガソリンモデルの上級モデルに相当するようです。

BMW株式会社

BMW i3

EV

i3(アイスリー)は2014年から販売を開始した電気自動車になります。乗車定員は4人です。カーボンファイバー製のボディが特徴です。

ポルシェ ジャパン 株式会社

パナメーラS E-Hybrid

PHEV

パナメーラ ハイブリッドをベースとしたPHEV車です。プリウスPHVの車重が約1500kgに対して、パナメーラS E-Hybridは約2100kgとなかなかの重量級となっています。加速はガソリン車と比べるとやや見劣りしてしまうようですが、日本の道路事情であれば満足できる範囲のようです。

フォルクス ワーゲン グループ ジャパン 株式会社

コンパクトハッチバックのPHEV車になります。EV走行、エンジン走行、モーターとエンジンの両方を使うハイブリッド走行が可能となっています。モーターとエンジンの両方を積んでいるため、車重はガソリン車よりやや多めです。

これから広がる充電スポット

ここでは充電スポットについて紹介していきます。充電器の種類や外で充電する際に気を付けたいこと、充電スポットはどんなところ?などなど外での充電についてまとめてみました!

充電器の種類

普通充電器

ケーブルが付いているタイプの普通充電器

普通充電器は、一般に使用される単相交流200Vまたは100Vを使用しています。時間貸し駐車場・宿泊施設・商業施設などパブリックエリアなどに設置されていることが多いです。
ただし、充電時間が結構かかるので、急速充電が必要な時には不向きです。

急速充電器

普通充電器よりも短時間で充電ができます。

電源に三相200Vを使用し出力50kWものが一般的で、高圧供給による契約が必要な場合が多く設置にコストがかかるのが特徴です。
EVなら約30分で80%まで充電が可能です。(メーカー、車種などにより異なります)

現在は高速道路のSAやガソリンスタンドなどの短時間で充電する必要がある施設を中心に設置されています。

外で充電する時に気を付けたい事

普通充電器

コンセントタイプ

普通充電器にはコンセントタイプと充電ケーブル付タイプの2種類があります。
充電ケーブル付タイプはケーブルの種類によって使用できない車種があるので注意が必要です。

急速充電器

急速充電器の場合「EV QUICK」と表記されます。

EVやPHEVでは急速充電器に対応していない車種があります。
急速充電器に対応している車種かどうかの確認は行いましょう。

充電器が置かれているスポット

普通充電器は設置場所は多くあります。
有料駐車場やショッピングモールをはじめ、コンビニやディーラーなどの地方にも店舗を持っているところでも設置してあります。宿泊施設も設置しているところが多くあるので、EVで遠出しても大丈夫そうです。

急速充電器はSAや道の駅、役所関係などに設置されていることが多いようです。

アプリの活用

出先ではスマホの活用がおすすめです。

初めて行く場所の場合は、充電施設がどこにあり、充電器がどういったものかわからず不安になることもありますね。インターネットのサイトには口コミや充電スポットを検索するためのアプリなどがあるので活用すると、お出かけも安心してできます。

おわりに

いかがでしたか?以前は充電スポットが少なく、もし出先で充電できなかったら…というイメージがあったEV。最近は充電スポットも充実し、各メーカーも電気自動車の開発に力を入れてきました。今後はEVの進化も目が離せませんね!

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