記事ID28485のサムネイル画像

トヨタの新型電気自動車(PHV)のプリウスを調べてみました!!

トヨタ自動車が2016年秋に販売予定の新型電気自動車(PHV)のプリウスを調べてみました。トヨタハイブリットと電気自動車のいいとこ取りであるPHV(プラグインハイブリッド)を搭載し、電池自動車としては満充電時60km走行可能です。その性能とは?

PHV(プラグインハイブリッド)とは、どんな電気自動車?

PHV(プラグインハイブリッド)車の動力レイアウト図

外部電源から充電できるタイプのハイブリッド自動車で、走行時にCO2や排気ガスを出さない電気自動車のメリットとガソリンエンジンとモーターの併用で遠距離走行ができるハイブリッド自動車の長所を併せ持つ自動車です。

出典:http://www.meti.go.jp

経済産業省サイトより

トヨタは、電気自動車(モーターのみ走行)は近距離使用がメインであり、PHV(プラグインハイブリッド)は、電気自動車機能+ハイブリッドのいいとこ取りであると考えています。すなわち、近距離では電気自動車の電池によるモーター走行、ハイブリットの機能としては遠距離走行が可能であることです。普通の電気自動車が充電スタンドを気にしながら走行しなければならないのに対し普通のガソリン自動車として使えることです。

トヨタ新型PHVプリウスとは、電気自動車としてはどんなクルマ?

トヨタ新型PHVプリウス PHVシステム説明動画

トヨタ新型PHVプリウスのボディ

2016年6月15日~17日 東京ビックサイトで開かれた「スマートコミュニティJapan 2016」で公開されたトヨタ新型PHVプリウスです。現行の40型プリウスと違う形になり、新型の電気自動車であることがすぐわかるようになっています。

トヨタ新型PHVプリウス(日本仕様)

新型電気自動車を強調する角目のライトを並べた仕様です。

トヨタ新型PHVプリウス(日本仕様)右前部より

前部分のデザインは、MIRAIに通じる形で、後部の部分は40型と違うデザインです。

トヨタ新型PHVプリウス(日本仕様)リア部分

電気自動車の充電インレットは、リア右側にあります。

トヨタ新型PHVプリウスのリアガラス

まん中が波打つ曲面ガラス仕様

トヨタ新型PHVプリウスのリアハッチバック側面

電気自動車のバッテリーが後部に搭載のため軽量化が計られてます。

リアのハッチバックドアにカーボンを使用しています。これにより、後部ガラスの曲面化が可能になり現行プリウスとの差別化になりました。未来志向の電気自動車のデザインです。

トヨタ新型PHVプリウスの電気自動車としての仕様

トヨタ新型PHVプリウス電気自動車の特徴である充電プラグ差し込み写真

トヨタ新型PHVプリウスの充電インレット

電気自動車の必需装備です。

左が普通充電インレット、右が急速充電インレットです。
充電時間は、①普通充電(AC200V・16A):約2時間20分(満充電)、(AC100V・16A):約14時間
②急速充電 CHAde MO規格:約20分(80%充電)

以上の仕様となり、前PHVプリウスより充電時間が短くなり急速充電が可能となりました。これにより、現在稼働中の充電スタンドで急速充電が可能となりました。電気自動車としての充電も、家庭用AC100V充電が可能になりました。

トヨタ新型PHVプリウスの電気自動車としての新充電システム

トヨタ新型PHVプリウス 太陽電池パネル

トヨタ新型PHVプリウス 太陽電池パネル全体図

車両のルーフに搭載した大型ソーラーパネル(ソーラールーフ)により太陽光発電を行い、その電力を駆動用バッテリーおよび12Vバッテリー系統へ供給するソーラー充電システムを新開発。充電スタンドがない駐車場や災害等で停電した場合でも、太陽光さえあれば特別な操作をすることなく駆動用バッテリーの充電が可能となります。

出典:http://toyota.jp

災害・充電スタンドがない状態においても、エンジンを駆動することができ、エンジンが駆動できれば自動車としての機能が活用できる非常用にも対応できる電気自動車です。

トヨタ新型PHVプリウスの電気自動車としての走行性能

トヨタ新型PHVプリウスの電気自動車としての走行距離

従来の約2倍の総エネルギー量を実現した大容量リチウムイオンバッテリーを採用することにより、満充電からの航続距離は目標値60km以上と飛躍的に進化しました。また、EV走行での最高速度も135km/h(テストコース等での計測)となり、日常的な走行シーンの大半をエンジンを始動させることなく、電気自動車として走ることが可能です。

出典:http://toyota.jp

電気自動車として、1日60KMが走行可能になると近距離走行なら(充電不要=エンジンを使わない)ガソリンを使用しない走行が可能となります。最高速度が135KM/hですので、高速道路でも困ることはありません。もちろん、HVシステムが搭載されているのでガソリン自動車として長距離走行が可能です。

トヨタ新型PHVプリウスのインテリア

トヨタ新型PHVプリウスの運転席

トヨタ新型PHVプリウスの11.6インチディスプレイ

トヨタ初となる11.6インチ大型ディスプレイを新開発。ナビやオーディオ、空調などのプリウスPHVに関するさまざまな情報をディスプレイに集約しました。フルHDの高精細な表示によって視認性を追求したほか、スマートフォン感覚の直感的な操作も実現しています。

出典:http://toyota.jp

ナビ・オーディオ・空調とすべての機能が、11.6インチ大型ディスプレイで操作可能です。未来志向の電気自動車としての装備です。

トヨタ新型PHVプリウスの後部座席

後部座席は、ゆったり座れる2人掛けとなります。電気自動車としての駆動用バッテリーは後部座席の後ろに装備されます。

トヨタ新型PHVプリウスの社会への貢献

TOYOTA ENERGENCY ELECTRIC SUPPLY

電気自動車が社会貢献することをマークにしたものです。

家庭用と同じAC100Vのコンセントを車内2カ所に設置し、パソコンなどの家電用品が使用可能。また、電源スイッチ、防水カバー付コンセントからなるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、車外用のAC100V電源として使用でき、停電などの非常時に役立ちます。給電を充電インジケーターの点灯で確認可能です。コネクター接続中は発進を防止し、安全面や車両の盗難防止にも配慮しています。

出典:http://toyota.jp

災害時、停電時にトヨタ新型PHVプリウスのヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、車外用のAC100V電源として使用できます。電気自動車の機能として、灯りの確保が可能です。

またこれにより、最大で1500Wの家電が使用可能になります。例 炊飯器500W+冷蔵庫300W+TV150W+ノートパソコン100W+スマートフォン10W=1060W等が使用可能になり、家庭生活がトヨタ新型PHVプリウス一台で可能になります。

トヨタ新型PHVプリウスのまとめ

トヨタ新型PHVプリウス(新色  スピリテッドアクアメタリック)

トヨタ新型PHVプリウスいかがでしたか?電気自動車として1日60KM以内の走行なら充電しなくても走れ、電池が切れてもハイブリット車として長距離走行が可能す。EVとHVのいいとこ取りの車です。また災害時、アウトドアの時に、AC100Vのコンセントが使用できます。発売は、10月26日(予定) 価格は、300万円以上が予想されます。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ