格安のコンパクトセダン！トヨタ・ベルタの気になる中古車価格相場

まずはトヨタ・ベルタについて知っておきましょう。
2005年にデビューした「ベルタ」は、イタリア語で「美しい、美しい人」という意味の新型コンパクトセダンで、ハッチバックの「ヴィッツ」のプラットフォームを元に、独立したトランクをもつ落ちついたスタイルのコンパクト4ドアセダン。クラストップレベルの最小回転半径や低燃費を実現するとともに、居住性が高く広いキャビンと大容量のラゲージルームを確保するトヨタ自慢のセダンです。

搭載エンジンは、直列3気筒1Lと直列4気筒1.3Lの2種類のエンジンで、無段変速と4速オートマチックを用意してました。
ブレーキアシスト、電動格納式リモコンカラードドアミラーなど安全装備＆快適装備などを標準とし、6:4分割可倒式リヤシート、盗難防止システムなど上級クラスなみの装備も可能となりました。

また燃費も、10・15モード燃費を1Lエンジン搭載車で22.5km/L、1.3Lエンジン搭載車で20.0km/Lという高い燃費走行により、環境対応車普及促進税制（自動車取得税／自動車重量税の減免措置）に適合しました。
コンパクトで低燃費のコンパクトセダンとして、グッドデザイン賞を受賞するなど、「ベルタ」は非常に優れた車です。

ではベルタの中古相場を見てみましょう。
トヨタ・ベルタの新車時価格は120万円～179万円で、中古車相場は15万円～95万円となっております。

大ヒットコンパクトカー「ヴィッツ」の基本設計を用いてるとあって、使い勝手や小回りの利き具合、そして運転しやすさは保証付きとも言えるようです。
にも拘らず、ヴィッツと違い知名度はやや劣り気味もあってか、中古車の価格が100万円以下でも状態の良い中古のベルタは数多くあります。初めて車を持つ方にもお勧めできる車種でしょう。

では次に、中古のベルタを探す際に具体的にどのような点に注意すればよいか、内装編と外装編に分けてご説明させていただきます。
まずは内装ですが、中古のベルタに限った話ではありませんが、シート地や内装に目立つ傷や穴開き、擦り切れ等が無いかチェックしましょう。エアコンや機器類の動作確認、そしてスペアタイヤ等のいざという時の安全器具も怠らず確認しましょう。

後ろのトランクも荷物の積み下ろしで激しくついた傷等が残ることが多いので、開閉の機能面も確認しつつ、中古車のトランクルームの中も念のため見ておきましょう。

お次は外装です。
内装と同様で、目立つ傷やへこみ、バンパー下の擦り傷まで、中古車をくまなくチェックしましょう。タイヤのすり減り具合やライト・ミラーの具合も確認出来ればしましょう。
後はエンジンですが、オイルの漏れやバッテリー・電気系統の不具合、シフト操作等に問題が無いかも確認しましょう。これらの確認は可能であれば「中古のベルタの試乗」が一番おススメです。

あと追記として、ベルタのリコールが3件報告されています。
①運転者席を前後調整するスライド機構において、頻繁に前後調整を行うと、スライド機構のスプリングが折損するものがあります。
②窓ふき器（ワイパー）モータ取付部において、排水口の形状が不適切なため、落ち葉等異物を取り除かずに使用すると排水口が詰まり、ワイパーが止まる場合があります。

③ステアリングコラムを車室内（インストルメントパネル下）に取付ける固定用ブラケットの強度が不足しているため、ハンドルを端まで強く一杯に切る操作を繰り返すと亀裂が生じるものがあります。
これらがきちっと対策されている中古のベルタであるか、確認するようにしてください。

いかがでしたでしょうか？
今回は、ヴィッツのようなコンパクトで小回りの利くプラットフォームを用いて、使いやすいセダン車として生まれた、ベルタの中古車の相場をチェックしながら、状態の良い中古のベルタの判断基準となるものをご紹介させていただきました。
これらの事項を参考に、是非時間をかけてじっくりと、中古のベルタを探してみてはいかがでしょうか？