広い室内で人気のダイハツタント。その気になる燃費いかに？

初代のダイハツタントは2003年11月27日に発売されました。初代タントはFFレイアウトながら2,000mm（初代）の長い室内長と、発売時に軽自動車のなかで最長となる2,440mmのロングホイールベースをもとにした広大な室内スペースが特長でした。

２００５年の6月30日には押し出し感の強いフロントフェイスに大型エアロバンパー等のエアロパーツを装着したスポーティ派生モデルの「タントカスタム」も追加され、タントの人気にさらに拍車がかかることになりました！

2007年12月17日に2代目が発表・発売されました。
この二代目タントの特徴としては、助手席側に軽自動車初となるセンターピラーレスとスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」が採用され、広大な室内スペースをより効率よく使える工夫が施されました。

更にこの二代目タントは、4代目ムーヴのプラットフォームを流用することでホイールベースのさらなる延長（2,440mm → 2,490mm）に成功し、かつフラットフロア化を行ったことで、初代タント以上の広い室内空間と利便性を確保することが出来ました。

ダイハツは2013年10月3日 フルモデルチェンジを発表し、同日より三代目タント（現行型）は販売を開始しました。

三代目タントは2代目で採用された「ミラクルオープンドア」に改良を重ね、助手席のスライド幅を10cm拡張して38cmのロングスライド化を実現するとともに、後席下部の出っ張り部分をなくしたことでフルフラット化され、更に使い勝手を良くすることに成功しました。更に、2代目タントでは助手席側のみだったスライドドアも三代目タントでは両側スライドドアとなり、利便性が向上しました。

この三代目タントは2013年度に受賞されたグッドデザイン賞の中で特に優れたデザインに贈られる「グッドデザイン金賞（経済産業大臣賞）」を受賞し、更には タントシリーズの2014年の販売台数が234,456台となり、登録車を含めた新車販売台数でNo.1を獲得。これは登録車を含めた新車販売台数でNo.1獲得となったのはダイハツ車で初のみならず、軽乗用車でも初となる快挙を成し遂げました！

この爆発的な人気を誇る現行型タントのスペックは以下のとおりです。

さてこれまではダイハツタントの経歴に注目してきました。軽自動車で大人４人が楽々乗れて、なおかつ荷物をたくさん載せれるのは魅力的ですね！

さて、それでは本題に入るとして、気になるタントの燃費に注目していきましょう！

ではまず現行型タントのカタログ燃費に注目してみましょう。
JC08モードでの燃費計測で　22.2～28.0km/L
10･15モードでの燃費計測だと　27.0km/L という値が出てきました。
本当にこれだけ燃費が良いと嬉しいですよね！
では実際のタントの燃費はどれほどのものなのでしょうか？気になる実燃費をチェックしてみましょう。

現行型タントの実燃費の平均をとってみたところ15～17km／Lというところに落ち着くようです。実燃費とカタログ燃費を比較しますとやはり差があるように感じますね！もちろん、燃費は運転方法や道路環境によって変わってくるので一概には言えませんが、街乗りだと15～16km/Lくらい、高速道路だと20～22km/Lくらいは伸びるようです。

さて、今回はダイハツタントの魅力とその燃費にスポットを当てて見ました！
もちろん燃費だけに注目するとそれほど特別ではないかもしれませんが、高い全高やミラクルオープンドアなど、「使い勝手の良さ」や「快適さ」を備えつつも燃費もそれなりに良いとなると、かなり魅力のある車ではないでしょうか！
最後までお付き合い下さりありがとうございました。