日産・ウイングロードの中古相場と中古車におけるチェック項目！

まずは日産・ウイングロードについてご説明しましょう。
1996(H8)年に、かつてのサニー・カリフォルニアとADワゴンを統合して、新たなステーションワゴン車として、ウイングロードが登場しました。
今までのモデルより100mm長さを延長して、ラゲッジスペースを拡大すると同時に、フロントマスクやリアエンドなどデザイン変更がなされました。初代は、駆動方式はFFとフルタイム4WDを用意し、エンジンは、1.5L（105馬力）と1.8L（125馬力）の直列4気筒DOHC16バルブガソリンと、2L（76馬力）の4気筒ディーゼルが用意されました。

その後はモデルチェンジやマイナーチェンジを経て、今現在は3代目となっております。
5ナンバーサイズのステーションワゴンとなって、今もなお生産されている、日産ウイングロード。ディーゼルエンジン仕様は無くなりましたが、その代わりに燃費で使い勝手の良い、直列4気筒DOHCのレギュラーガソリン仕様の2ユニットが搭載されています。
トランスミッションは、フロア式シフトのCVT（無段変速機）、6速マニュアルモード付きCVT-M6（ステアリングシフト）、それに4速ATなどとあります。

グレードは様々なものがあり、上から1.8Lの上級「18G」や、標準な「15S」など、さらにそれぞれにも4WDモデルも、「15M FOUR」、「15S FOUR」といったものです。
上級グレードには、メタル調フィニッシャーや本革巻3本スポークステアリング、エアロパーツなどを装着します。さらに特別仕様車として、エアロパーツ装着とクールなインテリアをもつカスタムカー「ライダー（Rider）」や、上質感を加え落ち着きと品格のある大人向けのワゴン「アクシス（AXIS）」など、数多く登場しています。

では、ウイングロードの中古相場を見ていきましょう。
日産・ウイングロードの新車時価格は147万円～255万円で、中古車相場は8万円～150万円となっております。
注目すべきポイントは、使い勝手も抜群で、使用用途もファミリーユーズだけでなく、商用バンよしても使われています。
その為、中古車台数もかなり多く、グレードやカスタムもバラバラであるため、格安の中古車値段となっております。

さらに注目すべき点は、中古価格が安い割に「走行距離が少ない」点です。
一見矛盾しているかのように思われますが、中古のウイングロードにおいてはこういった不思議な現象が起きているのです。
では具体的に、中古のウイングロード探しにおいて見ておくべきポイントを、内装編と外装編に分けてご説明しましょう。

まずは内装です。
一概には言えませんが、中古のウイングロードにおいて内装をカスタムしているとは考えられません。
ですがノーマルのままでも、シートの擦り切れや穴開きや傷等のチェックをしましょう。
後は走行距離やステーションワゴンでよく使うであろうリアの荷物部分も目を光らせておきましょう。

中古のウイングロードはあまりにも多すぎて、フルノーマル車からカスタムされた中古車まで多種多様です。
ですが、修復歴やエアロパーツの破損や欠落の有無、目立つ傷等を確認しておきましょう。
また、中古のウイングロードに限った話ではありませんが、エンジンオイル等の漏れや足回り部品に異常かないかを確認できるとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか？
今回は、日産の使いやすいステーションワゴン、ウイングロードの中古相場チェックを踏まえ、中古のウイングロード選びに必要な判断基準となるようなポイントを、簡単ではありますがご紹介させていただきました。この他にも中古のウイングロードにおいて見ておくべきポイントは山ほどありますが、大事なのは「直接試乗が出来る」のが一番です。エンジン状態やタイヤの空気圧具合など手に取るように分かります。
是非参考にしてみてはいかがでしょうか？