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イケてるエンジン音!美しいドリフト!歴代ランエボ達の歴史と魅力!

今や三菱自動車の顔となっているランエボ。ドリフト、あるいはドリフトを使うラリーに似合う姿が素敵ですよね。そしてそのランエボはエボリューションの名の通り、実に10世代にも及ぶ進化を遂げています!生誕の背景と動画・写真をご紹介します!

ランエボ誕生 第一世代 (CD9A,CE9A型)

初代ランエボ(CD9A)

ランエボ ドリフト

ランエボの前身となる4代目ランサーをベースにギャランVR-4と同じ4G63型2ℓターボの改良型を積んだマシン。これだけ聞くとなんだか「ランエボ=間に合わせで作った車」みたいな印象を受けますがそんなことは御座いません。これから9回もの進化を遂げていることがその証拠です。

ランエボ ドリフト

前半は誕生の歴史、後半からランエボが小石を撒き散らしつつ激しいドリフトをかます姿が映りだします。

インプレッサとの双璧の歴史の幕開け

筆者はランエボと聞くと同時にスバルのインプレッサも連想します。
ランエボとインプレッサはWRCを含め、国内外のラリー界に双璧として君臨しています。
ラリーだけではなくドリフトを必要とするような悪路、日本の狭い峠ではランエボとインプが一番速いなんてことも言われていました。

ランエボⅡ

ランエボ ドリフト

ランエボⅡは初代からの「正統派進化」と言われています。
進化の内容としてはエンジンのpsアップや機械式LSDの搭載、ボディ剛性やサスペンションの強化などなど、「曲がる四駆」に近づいています。

ラリーアートカラーのランエボⅡ

このカラーリングで泥道をドリフトする姿、筆者がランエボに惚れ込んだ要因でもあります。

ランエボⅢ

ランエボ ドリフト

ここまで来るともうランサーやギャランからの派生と言うよりは、「ランエボ」という名の別のシリーズという感覚です。やる気を感じるエアロ効果のあるボディから感じられるように、高速化していくWRCに対応して作られた一台です。ランエボⅢは未だに人気が衰えませんね。筆者も歴代ランエボの中で一番好きかもしれません。

先ほど泥道をドリフトする姿が似合うなんて書きましたが、雪道も似合いますね。

曲がる四駆の名の幕開け 第二世代(CN9A,CP9A型)

ランエボⅣ(CN9A)

ランエボ ドリフト

「曲がる4駆」の名を担ぐ要因として上げられる大きな点はAYC(アクティブ・ヨー・コンントロール)の導入です。
AYCって何ぞ?という方のために説明しておくと、コーナリング時に外側にあるタイヤの回転数を上げる電子制御システムで、こいつのお陰でインプレッサに劣っていたコーナリング性能を補完することが出来ました。

エボⅤ(CP9A)

ランエボ ドリフト

この頃、WRCにWRカーという新規定が追加され、ライバル車の多くはそちらへ移行していきました。
しかしランエボはグループAで戦うことを決意し、WRカーと互角に戦うためにも、3ナンバーのワイドボディを導入します。

ランエボⅥ

ランエボ ドリフト

外見の変更は最小限ですが、耐久性やサスペンションの性能向上が図られています。

名車ランエボ、最後の仕上げに取り掛かる。 第三世代(CT9A)

ランエボⅦ(CT9A)

ランエボに初めてATモデルが出来たバージョンでもあります。

ランエボの外見は第二世代から第三世代への変化が一番大きいのではないでしょうか。
今までよりもキリッとした見た目になり、「帝王」とか「最速」みたいな名前が似合いそうな見た目になっています。
中身としては「ACD」という前後のタイヤの差動制限を制御する電子システムの導入が大きいのではないでしょうか。これにより重くなったボディを物ともせずいい走りを見せてくれます。

ランエボⅧ(CT9A)

エボⅧは全体が大きく変わったイメージです。
外見も大きく変わりエンジンのトルク、サスペンションの性能等も向上しました。

ランエボワゴン

「ランエボをそのままワゴンにしてみました」みたいな車です。
もちろんその性能はランエボそのもので、「国内最速のワゴン」なんて言われています。

名車、最終章

ランエボⅩ

長く続いたランエボの歴史もここに終わります。
長い台本の最終章を飾るのはこのランエボⅩ。面影を残しつつ全てを一新した最後に相応しいモデルです。
世間は以前のように一般人が車に情熱と金と時間を注げる状況ではなくなりました。
また、WRCの規定変更により、ターボ、2000cc高性能セダンであるランエボの意味合いが薄れてきたということもあります。

ランサーエボリューション ファイナルエディション

未だにラリー競技では活躍しつつも、最後に最高のスペックとビジュアルを残してランサーエボリューションの歴史は終焉を迎えました。

ランエボはドリフトが出来ない?ドリフトが向かない?いやドリフト出来ます!

資料を集めていると、「ランエボはドリフトが出来ない」という文章を見かけました。
しかしそんなことはありません。
確かにAYCなどの電子制御システムの導入でドリフトに向かない4駆がさらにドリフトに向かない仕様になっているということはありますが、カウンター当てまくりでもなければ不可能というわけではありませんし、なかなかに似合います。

ランエボ ドリフト

激しい音とドリフトのスキール音。イケてます。

ランエボ ドリフト

ランエボのビジュアルはドリフトが似合うと思うんですがどうでしょう?

ランエボ ドリフト

車載でドリフトしてくれてます。

ランエボ ドリフト

長い筑波最終コーナーでドリフトはドリフトでもゼロカウンタードリフト、流しっぱなしです

ランエボ ドリフト

上のゼロカウンタードリフトの解説ですね。

最後に

長い歴史を持つランサーエボリューション、魅力が伝わりましたでしょうか?
競技でも活躍し見た目にも人気のあるランサーエボリューション。
記憶の片隅にでも留めておいて下さい!

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