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こんな症状は、もう手遅れ!?バッテリー上がりの症状とは?

出先などで車を停めて、用事を済ませて戻ってみたら、ライトをつけっぱなしだった!なんてことありませんか?バッテリー上がりの心配がありますよね。今回は、バッテリー上がりの症状について調べてみました。バッテリー上がりの症状とは?対処法は?

ところで、バッテリーって?

車のバッテリー。よく耳にしますね。そもそも、バッテリーとは何でしょうか?

バッテリー上がりの症状

バッテリー

バッテリーの仕組みとは?

バッテリーの箱の中は、どうなっているのでしょうか?
12Vのバッテリーでは、箱の中は6つに仕切られています。この仕切られた1つの部屋の中には、正極版(プラス)と負極版(マイナス)、そしてこの2つの電極が接触しないように、間にセパレーターが取り付けられています。更に、この部屋の中は電解液で満たされ、電気を蓄える仕組みになっています。

バッテリー上がりの症状

バッテリーの仕組み

では、このエンジンを駆動させるための電力は、どうやって溜めているのでしょうか?
車には、オルタネーターと言う発電機も装備されています。エンジンが動いている間は、このオルタネーターが発電し続けます。

バッテリーはエンジン始動に欠かせない!

バッテリー上がりの症状

エンジンルーム内にあるバッテリー

あまり目立たないバッテリー。しかし、バッテリーがないとエンジンが動きません。
バッテリーは、蓄電池。このバッテリーの電力で、スターター(セル)モーターを動かし、エンジンを駆動させます。
バッテリーの電気を一番使うのが、このエンジン始動ですが、それ以外にもエアコンやオーディオ、ルームランプなど、バッテリーの電気は絶えず使われています。

バッテリー上がりの症状は?

車に欠かせない、大切なバッテリー。しかし車のトラブルの中で、バッテリー上がりは、必ず上位に来るトラブルなんです。バッテリー上がりを起こすと、どのような症状が出るのでしょうか?

バッテリー上がりの症状、具体的にはどんなことがあるの?

バッテリー上がりの特徴的な症状に、次のようなものがあります。

バッテリー上がりの症状

・エンジンが動かない。
・ヘッドライトが暗くなる時がある。
・パワーウィンドーが反応しない。
・ホーンの音が弱い。

これらの症状が出たら、バッテリー上がりの可能性があります。

バッテリー上がりの特徴的な症状!「カチカチ」音

上に挙げた症状の中でも、特に重い症状が『エンジンが動かない』ですね。
「エンジンが動かない、バッテリー上がりかも」と思った時、キーを回した時の音に注意して下さい。

バッテリー上がりの症状

カチカチ音はバッテリー上がりの症状

キーを回すとカチカチ音がするだけで、エンジンが掛からない時があります。こんな症状はバッテリー上がりの症状です。

バッテリー上がりの症状

「カチカチ」音がバッテリー上がりの症状に対して、キーを回したときに「キュルキュル」と弱い音がする時があります。この音は、スターター(セル)が回転する音です。つまり、バッテリー上がりではありません。実際に、何度かキーを回してみると、エンジンが掛かる時があります。これは、バッテリーの電池不足です。また、ほぼ毎日車に乗っているのに、この症状が出ている時は、バッテリーの寿命かもしれません。

バッテリー上がりの原因は?

バッテリー上がりの原因には、主に以下の事があります。

バッテリー上がりの症状

ルームランプの消し忘れも、バッテリー上がりの症状を引き起こします。

・ヘッドライトの消し忘れ
・半ドアなどによる、室内灯の点けっぱなし
・長期間、車に乗らないことによる自然放電
・端子の緩みによる接触不良
・渋滞中などの走行距離不足
・短距離走行の繰り返し

車の電源を入れただけの、エンジンが動いていない状態で、エアコンやオーディオ等を使用し続けているとバッテリーの電池が空になりバッテリー上がりを起こします。
しかし、エンジンを掛けただけのアイドリング状態では、オルタネーターは充分な発電をしてくれません。ある程度の距離を走行しないと、バッテリーの充電が不足し、バッテリー上がりの症状が出てきます。

バッテリー上がりの症状が出たら・・・

うっかりヘッドライトを点けっぱなしにしてしまってバッテリー上がり・・・。そんな時は、ロードサービスを呼ぶか、自分で何とかするか、の選択です。
ここで、覚えておいて損はない、ブースターケーブルを使った充電方法をご紹介します。
他の車がいれば、ロードサービスを呼ばなくても大丈夫ですよ。
手順は次の通りです。

バッテリー上がりの症状

もしもの時の為に、ブースターケーブルは準備しておきましょう。

①バッテリー上がりの車と救援車両を近づけて、エンジン停止。
②バッテリー上がりの車の、バッテリープラス端子に赤のケーブルを繋ぐ。
③救援車両のバッテリープラス端子に、赤のケーブルの反対側を繋ぐ。
④救援車両のマイナス端子に黒のケーブルを繋ぐ。
⑤バッテリー上がりの車の、エンジン金属部分か、塗装していない金属ボディ部分に、黒のケーブルの反対側を繋ぐ。(アースの役割)
⑥救援車両のエンジンを掛け、アクセルを少し踏み、回転数を上げる。
⑦少し経ったら、バッテリー上がりの車のエンジンを掛ける。
⑧エンジンを掛けたまま、繋げた時とは逆の順番に、ケーブルを外す。

バッテリー上がりの症状

ブースターケーブルで助けてもらいましょう

これで、バッテリー上がりの対処ができます。
また、ジャンプスターターを常に車に積んでおくのも、バッテリー上がりに素早く対処する有効な方法ですね。

バッテリー上がりの症状、いかがでしたか?

うっかり室内灯を点けっぱなしにしていたり、酷い渋滞でエアコンやオーディオを使い続けていたり、バッテリー上がりの原因は、様々です。もし、パワーウィンドーが鈍い、ヘッドライトの明かりが暗くなるなどの症状が出たら、バッテリー上がりを疑いましょう。
また、暫くガレージに置きっぱなしで運転していない車も、バッテリー上がりの症状が出る危険があります。
日頃から注意して、バッテリー上がりを起こさない様にしたいですね。

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