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キュートなイタリアンコンパクト フィアット500の燃費をチェック

2009年に30数年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたフィアット500。実は燃費も地道に進化しているんです。初期に発売されたフィアット500と、現行型のフィアット500では燃費性能が大きく変わっていることがわかります。ツインエアーにも注目です!

フィアット500とはどんな車?歴代モデルを振り返る

フィアット500の燃費を紹介する前に、
まずはフィアット500がどのような車なのかを解説します。

初代フィアット500(1936 - 1955年)

初代フィアット500(トポリーノ)

初代トポリーノはフィアット500B、フィアット500Cへと進化を遂げました。

1936年に発表された2人乗りの超小型車で、1955年まで製造された。500Aとその改良による系列車両の500Bと500Cが該当する。小型車ではあるが、発表当時としては高度なメカニズムを多数取り入れ、戦前・戦後を通じて大きな商業的成功を収めたモデルであり、系列車は総計約60万台が生産された。

出典:https://ja.wikipedia.org

初代フィアット500は「ハツカネズミ」を意味する、トポリーノの愛称で親しまれました。この時代はおおらかで、燃費性能は不明です。

2代目フィアット500(1957 - 1977年)

2代目フィアット500チンクエチェント

フィアット500はその昔、イギリスのミニクーパー、ドイツのビートルとならんで、イタリアを代表する車でした。

空冷エンジン、RRを採用し、全長×全幅×全高は2970×1320×1325mmとなっている。正式名称はFIAT NUOVA 500(新フィアット500)であるが、一般にはイタリア語で500を意味するチンクェチェント(Cinquecento)の呼称で知られている。旧500のトポリーノと区別するため、NUOVA 500(新500)と称される。初代500の直接後継モデルではなく、異なるコンセプトで新規設計された同クラス・別系統車種である。

出典:https://ja.wikipedia.org

フィアット500の名の通り、500ccのエンジンを搭載し、大人四人が乗れるサルーンへと進化しました。それでも今の軽自動車よりは圧倒的に小さく、すばらしいパッケージングの車だったといえます。

3代目フィアット500(2009〜)

2代目フィアット500の生産停止から30年以上、
フィアット500はふたたび復活しました。

それが現行モデルのフィアット500で、
当時の面影を残しながら、燃費性能も追求した近代的な車になりました。

3代目フィアット500(2009〜)

標準モデルの燃費もさることながら、ツインエアーの燃費はさらに向上しています。

進化とともに低燃費!フィアット500初期モデルの燃費性能

3代目フィアット500 初期のエクステリア

3台目は2009年の発売から現在まで、マイナーチェンジを繰り返し外観はかわらないものの、中身は大きく進化しています。燃費性能もそのひとつです。

クラシカルな外観が特徴のFIATコンパクトカーであるフィアット500。そのオープントップモデルがフィアット500C。1.2L 直列4気筒SOHC8バルブ(最高出力69馬力)と、1.4L DOHC16バルブ(最高出力100馬力)の2ユニット。バリエーションは、「1.2 8V ポップ」/「1.4 16V ラウンジ」の2タイプ。

出典:http://www.goo-net.com

2009年に復活したフィアットの初期のラインナップです。
スタンダードな1.2リッターと、パワフルな1.4リッターを用意。
初期モデルの燃費測定は今のようにJC08モードではなく、
昔の10・15モードでの測定のため、実燃費ではデータ以上に開きがあります。

フィアット500 1.2ポップ(初期モデル)燃費

フィアット500 1.2ポップ初期の燃費

フィアット500 1.2ポップ初期モデルの燃費は、リッターあたり17.2キロメートルです(10・15モード燃費)

1.2ポップはフィアット500のベースモデルで、燃費を改良しながら現在も生産が続けられています。

フィアット500 1.4 16Vラウンジ(初期モデル)燃費

フィアット500 1.4ラウンジ 燃費

1.4ラウンジは上級グレードのフィアット500になります。初期モデルで現在はツインエアーにバトンタッチしました。リッターあたりの燃費は13.8キロメートルです(10・15モード燃費)

フィアット500 TwinAir(現行モデル)燃費

フィアット500 TwinAir(現行モデル)燃費

燃費を重視したフィアット500のエコカーがツインエアーです。燃費はリッターあたり24キロメートルです(10・15モード燃費)

875cc ツインエアーエンジン

フィアット500は燃費に優れる直列2気筒 8バルブ マルチエアインタークーラー付ターボエンジン、ツインエアーを搭載。2気筒ターボなのでツインエアーということです。馬力は標準時63kw(85馬力) / 5,500回転、ECOスイッチON時 : 57kw(77馬力)/ 5,500回転となっています。

フィアット500 1.2ポップ(現行モデル)燃費

フィアット500 1.2ポップ(現行モデル)燃費

フィアット5001.2ポップの燃費はJC08モードで19.4キロです。初期型が10・15モード燃費で17キロ程度でしたから、大幅な進化になります。

フィアット500 燃費のまとめ

いかがでしたでしょうか。

フィアット500は2気筒800CCターボのツインエアーエンジンを採用したことで、
パワフルかつ低燃費を実現しました。

また従来型の1.2リッターモデルも地道に改良し、
初期モデルとは比較にならないほど燃費が良くなっています。

同じような外観でも、フィアット500は進化しています。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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