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クロスオーバーSUVはスバル発!レオーネ、そしてフォレスターへ…

1970年代の日本にはレジャー用自動車が普及していませんでした。そこへ登場したのがスバルのレオーネです。ここから日本のクロスオーバーSUVは広まり、20年の時を経てフォレスターが誕生しました。スバルのフォレスターとはいったいどんな車なのか調べました。

クロスオーバーSUVって?

クロスオーバーSUVとは、乗用車をベースとしたスポーツ用多目的車のことです。
SUVより耐久性は劣りますが、乗り心地や燃費の点で優れます。
1970年代、日本にはレジャー用自動車という概念がなく、一部の人間がサファリやランクルを購入する程度でした。
そこで、乗用車風のジープに負けない悪路走破性を備えた4WDとして開発されたのがスバルの「レオーネ エステートバン 4WD」です。
このレオーネの登場により、一般人が自家用4WDを入手できるようになりました。
日本で初のクロスオーバーSUV、世界初の乗用車風4WDの誕生です。
スバルではレオーネのほかにドミンゴ、レガシィランカスター、そしてフォレスターがあります。

それでは、次項からフォレスターについて紹介します。

スバル・レオーネ エステートバン 4WD

途中でワゴンタイプも追加し、名実ともに多目的4WD乗用車となりました。

スバル・フォレスター(初代)

販売期間1997年~2002年、乗車定員5名
全長446cm、全幅173cm、全高159cm
車両重量1,360~1,430kg

スバル・フォレスターの概要

フォレスターはスバルが1997年に発売開始したクロスオーバーSUVです。
スバル・インプレッサとプラットフォームを共有しています。
全ての代、グレードで水平対向4気筒、4WDとなっています。
フォレスター(Forester)は英語で「森をはぐくむ者」という意味で、世界共通の車名です。

スバル・フォレスター(2代目)

販売期間2002年~2007年、乗車定員5名
全長448cm、全幅173cm、全高159cm
車両重量1,320~1,500kg

走行シーンを選ばない「らしさ」を丁寧に体現したモビリティ・デザイン.走行安定性と路面を問わない走破性,使い勝手がひとつのクルマにパッケージされており,SUVとしてのシンプルさとバランスを長い期間にわたって突き詰めて着実に進化してきた成果がこのクルマには感じられる.機能性の高いグリップや基本を的確に押さえたシート,飽きのこない質の高いデザインがと安定した走りが一段高いレベルの車両デザインとして結実している.

出典:http://www.g-mark.org

スバル・フォレスターは2013年にグッドデザイン賞を受賞しました。
上の引用は審査委員の評価です。

スバル・フォレスター(3代目)

販売期間2007年~2012年、乗車定員5名
全長456cm、全幅178cm、全高167cm
車両重量1,430~1,540kg

スバル・フォレスターは今までに3回フルモデルチェンジし、現在は4代目です。
販売価格は一番低いグレードで215万円、高いグレードで313万円です。

スバル・フォレスターの性能

スバル・フォレスターには独自のシンメトリカルAWDシステムを採用しています。
低重心かつ前後左右のバランスが絶妙な構造で、日常生活はもちろん、高速道路やオフロードでも疲労の少ない安定した走りができます。
最低地上高に余裕を持たせ、悪路走行や平地と斜面の行き来にも対応できる行動範囲を確保できました。

スバル・フォレスター(4代目)

販売期間2012年~現在、乗車定員5名
全長459cm、全幅179cm、全高169cm
車両重量1,440~1,590kg

スバル・フォレスターは3代目まではEJ型エンジンを採用していましたが、4代目からは新型ボクサーエンジンを搭載。
基本構造見直しや摩擦低減により、アイドリングストップとあわせて燃費性能が向上しました。
また、スポーティな加速レスポンスも実現。
スバルの目指す走る愉しみを感じさせてくれます。

スバル・フォレスター(ターボ車)

本格的なSUVでありながら、日常生活でもドライビングを楽しめます。

スバル・フォレスターのデザイン

スバル・フォレスターのエクステリアは空力や機能性を考慮したデザインです。
また、スバルのターボ車の特徴ともいえるボンネットダクトが4代目フォレスターにはありません。
ターボ車のフロントバンパーは専用デザインとなっています。

スバル・フォレスター

ボディカラーは全8色ですが、グレードによっては選べない色もあります。

スバル・フォレスターのインテリアはインパネ中央に「マルチファンクションディスプレイ」を搭載。
燃費や作動状況、メンテナンス情報などを視覚的に確認することができます。
リアシートは分割可倒式のため、荷室を拡張できます。
ボードやバイクなどの場所をとるアウトドア用品も積載可能となり、乗用車としてもレジャー用としても幅広く使えます。

スバル・フォレスター

内装。
グレードによってはシートヒーターもついています。

スバル・フォレスターの特別仕様車

スバル・フォレスターにも特別仕様車があり、現在販売されているのは「X-BREAK」と「S-Limited」の2種です。

スバル・フォレスター

特別仕様車「X-BREAK」
2013年発売、販売価格276万円。

「フォレスター X-BREAK」には専用色タンジェリンオレンジ・パールが設定されました。
シートやレバーのオレンジステッチ、撥水カーゴフロアボード、カーボン調インパネ加飾パネル、シルバールーフレールなどを特別装備しました。

スバル・フォレスター

特別仕様車「S-Limited」
2014年発売、販売価格290万円。

「フォレスター S-Limited」にはキーレスアクレス&プッシュスタート、運転席&助手席8ウェイパワーシート、シルバーメッキ+ブラック塗装フロントグリル、アルミパッド付スポーツペダルなどを特別装備しました。

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