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車のエンジンの掛かりが悪いなと思ったらバッテリーを充電しよう

車のバッテリーが弱ってくるとライトが暗くなったり、最悪エンジンがかけられなくなります。いわゆる「バッテリー上がり」ですね。車のバッテリーが弱くなったなと思ったら充電をしましょう。こまめにバッテリーの点検をすることで、バッテリーの寿命も長くなります。

車のバッテリーが弱ってきたら、、

バッテリーの性能をテスターで調べる

車のバッテリーの性能を調べるにはテスターを使います。
でも、一度弱ったバッテリーはエンジンからの充電だけではなかなか直りません。

車のバッテリーが弱ってくると、まずエンジンをかけるときにセルモーター(エンジンの始動用モーター)の音が滑らかでなくなります。
また、車のヘッドライトが暗くなったり、エアコンの風量がエンジンの回転で変わったりします。

車のバッテリーを充電するにはどうすればいいのでしょうか

バッテリーの充電をする前に電解液の比重を測ります。

バッテリー電解液の比重を測ることで、正確にバッテリーの状態を見ることができます。

バッテリーの充電状態を知るには電解液の比重を測るのが正確です。

比重計を持っている人は少ないと思いますが、車をいじるのが好きな人はぜひ1本持っておくとバッテリーの状態が簡単に分かります。

特殊なバッテリーに対応できるチェッカーもあります。

燃費向上のための充電制御車やアイドリングストップ車に搭載されている特殊バッテリーにも対応できるチェッカーが整備工場では導入されています。

車の燃費向上のために開発された充電制御システムとは、バッテリーの充電状態が一定以下になった時だけ、車のエンジンから充電されるというシステムです。
充電するときは、エンジンに負担がかかるのでその分燃料も使います。
なので、バッテリーの充電が十分であればその間はエンジンからの充電をしないようにして燃費を良くします。
しかし、その分充電、放電が細かく繰り返されることになり車のバッテリーには負荷がかかるので専用のバッテリーが必要となります。

同様に、車のアイドルストップシステムもエンジンをかけるためのセルモーターを頻繁に使うためバッテリーに負担をかけます。
そのため、こちらも対応できる専用のバッテリーを使用しています。

整備工場では車のバッテリー充電専用の充電機があります。

車のバッテリーを安定、安全に充電するために専用の充電機があります。

車の整備工場では、バッテリーを充電するための専用の充電機があるので、バッテリーに優しく、最低限の負荷で充電することができます。

車のバッテリーの充電を自分でするには

車のバッテリーが上がったとき、あなたは自分で充電ができますか?

まずは、他の車のバッテリーから充電する方法を考えましょう。

車のバッテリーが上がってしまった場合、近くに車があり、バッテリー同士を接続できるケーブルがあればつないで一時的に充電。
エンジンがかかったら、ケーブルを外して通常のように車を使うことができます。
ただし、この場合は最低限の充電しかできていませんから、必ず最寄りの修理工場、ガソリンスタンドなどで点検、充電をしてもらいましょう。

もちろん、自宅に充電機があり自分で作業ができる人は自分で充電すればよいのですが、バッテリー上がりはバッテリーにかなり負担がかかります。
バッテリー液の比重などをチェックして、バッテリーの寿命になっていないかも調べましょう。

車のバッテリーが上がってしまった!

バッテリーがダメになってしまうとレッカーです。

いくら出張修理に来てもらってもバッテリーが完全にダメになってしまったらレッカーしかありません。

車のバッテリーが一時的に上がった場合は、充電することで直りますが、バッテリー自体が古かったり、車をあまり乗らず、充電を繰り返しているとバッテリーの寿命が早くなるようです。
そうなると、取り換えるバッテリーがなければレッカーで引っ張ってもらうしかありません。
結構な出費になりますね。

バッテリーの交換

充電してもだめな車のバッテリーは交換しかありません。

バッテリーを充電しても復活しない場合は、バッテリー本体の交換になります。

車のバッテリー交換は、普通の人でも説明書に従って行えば簡単にできます。
ネットでも交換時の注意点など調べるといろいろ出てきますので参考にしてください。

注意注意点の中でもちょっと気が付かないのが、バッテリー液が希硫酸だということ。

電解液の比重を調べるときにキャップを外して、それが衣類についたりすると色落ちや穴があくことがあります。
もちろん、皮膚についてしまったらすぐに水で洗い流してください。

私は、車の整備士時代にこのバッテリー液が目に入ってしまい、大騒ぎになったことがありました。

バッテリーだけでなく、ターミナル(コードとバッテリー本体の接続部分)がダメになっている事もあります。

車のバッテリーを充電するときに放出される酸霧でターミナルが腐食することがあります。

自分でバッテリー交換するときのもう一つの注意点。

間違ったバッテリーを買ってしまうこと。
車のバッテリーにはいろいろなサイズや、端子の向き、位置違いなどあり、これらはバッテリー本体に表示してある記号番号で分かるようになっています。
心配ならバッテリーの販売店(ガソリンスタンドやホームセンターなどでも)で十分に確認してから購入しましょう。

ついでに、交換したバッテリーの処分についても聞いておきましょう。車のバッテリーは再生できるのでほとんどのお店で引き取ってもらえると思います。

車のバッテリー!これでも充電ができる!

スマホの充電機で車のバッテリーを充電する

スマホを持っていらっしゃる方も多いと思います。そのスマホの充電機で車のバッテリーを充電することができるものがあります。

今までは通常の使用でバッテリーの充電が弱くなってきた、バッテリーが上がったときの対処方法について説明しました。

でも、実際には「ライトの消し忘れ」「ルームランプがついていた」「渋滞」などで突然バッテリー上がり。
エンジンがかからないということも起こる可能性があります。

そんな時のために“車のバッテリーも充電できる”スマホ充電機があります。

車のバッテリーに接続できるケーブルが付属していて、いざというときはそのケーブルをつなげてエンジンを掛けられます。

もちろんスマホの充電機ですから、大きさも小さく実際の作業もとても簡単にできます。
いざという時のために、1台持ち歩くのも良いかもしれません。

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