記事ID10069のサムネイル画像

バッテリーは消耗部品!?車のバッテリー交換の時期はいつ?

車のバッテリーが消耗品であることを知っていても、エンジンが始動するうちに交換する人は少なく、ほとんどは、エンジンが始動しなくなってからだと思います。今回はそんな「バッテリー上がり」が起こる前にバッテリーの交換ができるよう、車のバッテリーについて調べてみました。

車のバッテリーってどんなもの?

今回は車のバッテリーの交換について調べてたいと思います。本題に移る前に、まずは車に装着されているバッテリーってどんなものなのか見ていきましょう!

自動車用バッテリー

自動車の場合、多くはエンジンルームの中に鎮座していますね。

さて、一言でバッテリーと言っても種類が多く、乾電池からハイブリッド車などに搭載されるニッケル水素電池までも含まれます。今回は自動車用鉛蓄電池を中心に調べてみたいと思います。

自動車に搭載されているバッテリーのことを「鉛蓄電池」と言い、電極に鉛を用いた二次電池の一種です。自動車用はもちろんですが、その用途は幅広くバックアップ電源や、バッテリーで駆動するフォークリフト・ゴルフカートといった電動車用主電源、また小型飛行機用としても広く使われています。

車のバッテリー交換 その仕組みとは?

では、まず車のバッテリーはどのような構造になっているのか、見てみましょう?

バッテリーの構造

バッテリーは、正極に二酸化鉛、負極には海綿状の鉛、そして電解液として希硫酸を用いており、二次電池である正極・負極の双方から電解液中に硫酸イオンが移動することで充電され、電解液中の硫酸イオンが正極・負極の双方に移動することで放電を行っています。

自動車・小型飛行機などに搭載されている場合は、オルタネーター(発電機)で発生した交流をダイオードなどによって整流することによって直流にして充電されています。

プリウスのニッケル水素電池

小型化および高性能化を図ったニッケル水素電池は、小型化を図れたことでリアシート下に設置されています。

ちなみに今話題のハイブリッド車に多く搭載されているニッケル水素電池は、カメラやPCの電池として知られていますが、自動車に搭載されているのは、これを大型化して、さらに高性能化したものです。

車のバッテリー交換 その種類は?

では、車のバッテリーが不調になって交換する際にどうやってバッテリーを選べばいいのでしょうか?ここでは、そのバッテリーの種類について見ていきましょう!

開栓型バッテリー

まずは自動車バッテリーでポピュラーな開栓型バッテリー。これは上部の蓋を開けて補水するタイプのものです。

シールド型バッテリー

次に、シールドタイプです。俗にメンテナンスフリーバッテリーとも呼ばれており、
これは電解液の減りが非常に遅く、自動車用品店やディーラーでは一番主流です。

ドライバッテリー

ドライバッテリーという種類のバッテリーがあります。これまでのバッテリーと大きく違うのは電解液が液体としてではなく、液が反応極板に染みこむ様な形で充填されています。電圧降下が少ない為、エンジン始動時などの大電流を必要とする場合や、チューニングされたオーディオシステムを搭載する車などには音質の面で有効です。また、小型で軽量、電解液がこぼれることがないことから、搭載する向きや、場所を選びません。よって並列バッテリー搭載や、レース車量などでも使用される傾向があります。

車のバッテリーにはこれらのバッテリーがあるわけですが、ドライバッテリーについては、小型で高性能なんですが、その価格が一般よりもかなり高価で量販車にはほとんど車載されていないので、次は、ドライバッテリー以外の両バッテリーのメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。

開栓型バッテリーの場合

【メリット】
・価格が安い。
・バッテリーが上がっても、補充液によって充電回復性能があるので充電できます。
【デメリット】
・液減りによる車両火災の危険性があります。(現在のようなカルシウム液になって減少しています)

シールド型バッテリーの場合

【メリット】
・補充液を注入する必要がないので、液こぼしもなく、メンテナンスが不必要。
【デメリット】
・価格が開栓型よりも高価。

車のバッテリー交換 その時期・種類・方法は?

いよいよここからが本題のバッテリー交換です。
車のバッテリーの交換は、どのような時にどのような方法で交換したらいいいのでしょうか?
そして、どのような種類のバッテリーと交換したらいいのでしょうか?

バッテリー交換時期

バッテリーの交換は一般的には2〜3年が目安だと言われていますが、電装品の数、使用状況などによりますが、早い方ですと1~2年で交換になってしまうこともあります。

車の場合のバッテリー交換時期の目安としては、

①バッテリー液がすぐに減る、または補充を繰り返している。
②ライトの明るさが走行時と停車時で異なる。
③寒い日にセルモーターが回りにくい(エンジンがかかりにくい)。
④2年以上バッテリーを交換していない。
⑤バッテリーケースの端子部分(+と-の金属)に白い粉のような物が付着している

などの症状が見られたら、交換時期が近いと考えてもいいと思います。

では、車のバッテリーを交換するにはどんなバッテリーを選べばいいのでしょうか?

バッテリー交換時の選び方

バッテリー交換をする際に必要なのはまず、自分の車のバッテリーを知ることから始めます。一般的にはエンジンルームに設置してあることが多いと思いますが、車種によってはトランクルームだったり、室内の場合もあるので、わからない場合は取説を見て確認しましょう。バッテリーを確認したら、その上面か側面に数字とアルファベットが羅列されていますので、見てみましょう。数字の意味は図の通りです。

車のバッテリー交換はくれぐれもこの数字と同じバッテリーをご用意ください。寸法、端子の位置が変わると最悪取り付けできなくなるので注意が必要です。
またご自分で交換する場合は、エンジンルームの中はかなり狭いので怪我に注意しながら、ぐらつきのないようにしっかりと取り付けてくださいね。端子の緩みや、本体自体の落下は大きな事故につながる可能性があります。

車のバッテリー交換について・まとめ

GSユアサ自動車用バッテリー「Gran Cruise」シリーズ

「Gran Cruise」は、主に個人でバッテリーを交換するユーザーを対象に2006年に発売したシリーズで、バッテリーの交換方法をパッケージに記載し、個人での交換をサポートしています。「Gran Cruise K」シリーズは車種別適合表と連動する記号を個装箱に記載し、より選びやすい工夫もされています。

さて、いかがでしたか?
今回は車のバッテリー交換について調べてみました。

バッテリーなんて毎日運転してたら充電されるから、交換なんて必要ないっていう人、「バッテリー上がり」は突然襲ってきますよ。特に電装用品を多く使うことが多い時期に症状が出ることが多いみたいです。この年末もエアコンやヒーターを使い、音楽を聴き、夜に出かけたりすることが多い人は要注意です。心配な人は一度バッテリーチェックをして、劣化していたら、早めの交換をおすすめします。年末年始に「バッテリー上がり」にはなりたくないですからね。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ